6月27日に東京競馬場で行われた芝1800mの新馬戦で1番人気のヒプノティスト(牡2)がデビュー勝ちを収めた。
道中、中団につけたヒプノティストは徐々に進出を開始すると、上がり33.7秒という秀逸な末脚を披露。前を行った馬たちを抜き去って1着でゴール板を駆け抜けた。
ヒプノティストの血統はどのようなものだろうか?徹底分析を行っていこう。
レースの評価は?
強い勝ち方に見えたが、レースレベルとしてはあまり評価することができない。
レースラップ
12.9-12.3-12.6-13.0-13.0-13.1-11.6-11.2-11.7
前半から流れが落ち着き、中盤の3ハロンはいずれも13秒台と思いっきり緩んでいる。単純な決めて勝負となったわけだ。
前残りの展開の中、4角9番手から差し切ったところを見ると弱い馬ではない。もっとも、上のクラスに上がって厳しいペースに対応できるかどうかは不透明だ。今の時点で過剰に評価するのは適切ではない。
血統評価は?
ヒプノティストは父クロフネ、母ハッピーディレンマ、その父アグネスタキオンという血統をしている。
血統表で一際目を引くのが母母母のマンフィスだ。キングカメハメハの母として知られる良血馬で、米GI馬ザデピュティも輩出している。
ただし、母や母母ハンターズマークに特筆すべき実績はない。日本にいる近親の活躍馬はターゲットマシンくらいで、スケール感としては微妙なところ。
デビュー戦は1800mだったが、父がクロフネということでマイル以下でパフォーマンスを上げる可能性はある。少なくとも成長するにつれて適正距離は短くなっていくはずだ。クラシック路線どうこうというより、マイルで見てみたい馬といえるだろう。
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