いざ、大一番へ。
4月28日に東京競馬場で行われた青葉賞(G2/芝2400)はゴーフォザサミットの優勝に終わった。
3度目の重賞挑戦でゴーフォザサミットが結果を残しダービーの大舞台へ。レースを分析していきながら同馬がレースを制したポイントやスーパーフェザー、オブセッションなど他馬の敗因を探っていこう。
目次
結果・着順
着 | 馬名 | 騎手 厩舎 | 人気 オッズ | |
1 | ゴーフォザサミット | 蛯名騎手 | 6 | |
牡3 | 56 | (美浦)藤沢和 | 14.6 | |
2 | エタリオウ | 石橋脩騎手 | 7 | |
牡3 | 56 | (栗東)友道 | 19.6 | |
3 | スーパーフェザー | 福永騎手 | 1 | |
牡3 | 56 | (栗東)友道 | 3.7 | |
4 | モンテグロッソ | 北村宏騎手 | 14 | |
牡3 | 56 | (美浦)木村 | 168.1 | |
5 | トラストケンシン | 柴田大騎手 | 12 | |
牡3 | 56 | (美浦)高橋文 | 88.8 | |
6 | サトノソルタス | Mデムーロ騎手 | 3 | |
牡3 | 56 | (美浦)堀 | 4.6 | |
7 | ミッキーポジション | 横山典騎手 | 13 | |
牡3 | 56 | (美浦)菊沢 | 97.6 | |
8 | ダノンマジェスティ | 内田博騎手 | 4 | |
牡3 | 56 | (栗東)音無 | 8.2 | |
9 | カフジバンガード | 古川騎手 | 10 | |
牡3 | 56 | (栗東)松元 | 32.9 | |
10 | ディープインラヴ | 岩田騎手 | 5 | |
牡3 | 56 | (栗東)矢作 | 10.1 | |
11 | オブセッション | ルメール騎手 | 2 | |
牡3 | 56 | (美浦)藤沢和 | 4.1 | |
12 | ノストラダムス | 和田騎手 | 11 | |
牡3 | 56 | (栗東)鈴木孝 | 39.7 | |
13 | スズカテイオー | 田辺騎手 | 9 | |
牡3 | 56 | (栗東)橋田 | 22.7 | |
14 | ユウセイフラッシュ | 三浦騎手 | 15 | |
牡3 | 56 | (美浦)戸田 | 174.9 | |
15 | テトラルキア | 柴田善騎手 | 18 | |
牡3 | 56 | (美浦)大和田 | 448.1 | |
16 | マイネルサリューエ | 松岡騎手 | 17 | |
牡3 | 56 | (美浦)上原 | 438.5 | |
17 | クレディブル | 大野騎手 | 16 | |
牡3 | 56 | (美浦)萩原 | 269.6 | |
18 | ダブルフラット | 戸崎圭騎手 | 8 | |
牡3 | 56 | (栗東)角居 | 21.7 |
払い戻し
単勝 | 9 | 1,460円 | 6人気 |
複勝 | 09 15 10 | 320円 410円 150円 | 5人気 7人気 1人気 |
枠連 | 05 - 07 | 1,710円 | 7人気 |
馬連 | 09 - 15 | 10,940円 | 35人気 |
ワイド | 09 - 15 09 - 10 10 - 15 | 2,810円 890円 1,080円 | 35人気 8人気 10人気 |
馬単 | 09 → 15 | 19,390円 | 65人気 |
三連複 | 09 - 10 - 15 | 10,910円 | 35人気 |
三連単 | 09 → 15 → 10 | 101,530円 | 329人気 |
レース分析
レースのラップを見ていこう。3分割すると48秒4、49秒6、46秒4となっており上がり勝負の戦いとなった。
最後の3ハロンはすべて11秒台で切れ味と持続力に優れた馬たちが台頭したと言える。では、各馬の勝因・敗因について見ていこう。
出走馬勝因、敗因、次走への展望
1着 ゴーフォザサミット
先団の内目を進んでいたが道中は悪戯に動かずじっくりと運んだ。
直線外に出した段階では、まだ前とは差があったもののそこから一気の脚で快勝。2着に決定的な2馬身差をつける強い内容。レースレベルに疑問は残るが勝ち方のインパクトは十分。
2着 エタリオウ
中団を進みサトノソルタスが進出したところで負けじと応戦。直線も一旦は抜け出す勢いで見せ場は十分の2着。本番でも粘りのある末脚を生かしたい。
3着 スーパーフェザー
この馬も中団から。直線は早々に大外に出されじわじわ伸びたがここまで。位置取りにやや悔いは残るが勝ち馬相手には完敗だった。
6着 サトノソルタス
後方寄りの外目を追走し、残り1000手前から動きを開始。しかし手ごたえは微妙でまくりきることも出来ず。直線も止まってはいないがなだれ込む形にとどまった。
11着 オブセッション
中団の外目から進めたが直線も含めて見せ場は少なかった。立て直しが必要だろう。
まとめ
2分24秒4というなかなかの好時計でトライアルを制したゴーフォザサミット、その意味は「頂点を目指す」。少なくとも頂点への挑戦権は手に入れた。
シンボリクリスエスがゼンノロブロイがペルーサが散って来た藤沢きゅう舎悲願のローテーション。4度目の正直へ機は熟した。
文=櫻井秀幸