カテゴリー:予想・考察

アンタレスS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C) vodkajo444

2018年4月15日、阪神競馬場でアンタレスS(GⅢ/ダート1800m)が行われる。ロンドンタウン、ナムラアラシ、ミツバ、グレイトパール、アスカノロマン、クインズサターン、ユラノトらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ゴールデンウィークに船橋競馬場で行われる統一GⅠ・かしわ記念に向けて2012年から4月下旬の京都競馬場での開催から4月中旬に阪神競馬場で開催されるようになったレースがアンタレスSだ。

ただし、アンタレスSの勝馬がかしわ記念で勝った例は過去6年では2013年のホッコータルマエのみとなっており、前走でフェブラリーSなどを使っている一流馬に挑んでいく馬を決めるレースとなっている側面もある。

配当傾向を過去6年で見てみると、単勝1番人気が3勝2着1回3着1回と好成績をあげているにもかかわらず、三連単は2013年に3,850円と堅い配当となった以外は毎年万馬券となっている。

2018年もどのような決着となるのか。

今回は阪神競馬場で行われるようになった過去6年のアンタレスSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去6年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20172ロンドンタウン
20173ロワジャルダン
20151クリノスターオー
20122アイファーソング

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から8番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6年で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が4頭と約2割となっていて単勝1番人気だけでなく上位人気の成績が安定していることをを裏付ける結果となっている。

しかも、過去6年の内1頭も該当馬としてリストアップされていない年も2回あることから人気薄を狙う場合は慎重に考えなければならない。

仮に検討する際に単勝オッズはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝9番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 アンタレスS 過去6年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気3- 1- 1- 1/ 650.0%83.3%
2番人気1- 1- 1- 3/ 616.7%50.0%
3番人気1- 1- 2- 2/ 616.7%66.7%
4番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
5番人気0- 1- 1- 4/ 60.0%33.3%
6番人気1- 1- 0- 4/ 616.7%33.3%
7番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
8番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
9番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
10番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
11番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
12番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017ロンドンタウン613.5
2017ロワジャルダン829.4
2015クリノスターオー613.2
2012アイファーソング11127

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かネイティブダンサー系に注目

過去6年単勝6番人気以下で3着以内に入った4頭すべてがロイヤルチャージャー系かネイティブダンサー系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系かネイティブダンサー系もダートでは芝より印象が薄いものの、実力を侮ってはいけないことが今回の該当馬からは読み取れる。

種牡馬系統別集計 アンタレスS 過去6年

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系4- 1- 3-38/468.7%17.4%
ネイティヴダンサー系1- 3- 2-25/313.2%19.4%
ナスルーラ系1- 0- 0- 3/ 425.0%25.0%
ニアークティック系0- 2- 1-12/150.0%20.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
ロンドンタウンロイヤルチャージャー系カネヒキリ
ロワジャルダンネイティヴダンサー系キングカメハメハ
クリノスターオーロイヤルチャージャー系アドマイヤボス
アイファーソングネイティヴダンサー系ソングオブウインド

注目点③ 前走も重賞に出走

今回の該当馬4頭中すべてが前走も重賞を走っている。

前走も重賞に出走するような実力馬たちとレースを繰り広げたものの他馬との比較でアンタレスSでは実力的に足りないと判断された馬が、前評判を覆して馬券圏内に巻き返していると言える。

前走クラス別集計 アンタレスS 過去6年

前走クラス着別度数勝率複勝率
1600万下0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
OPEN特別2- 0- 1-14/1711.8%17.6%
GⅢ0- 2- 1-35/380.0%7.9%
GⅡ0- 0- 3- 2/ 50.0%60.0%
GⅠ1- 2- 0- 4/ 714.3%42.9%

集計期間:2012年 ~ 2017年


馬名前走クラスレース名
ロンドンタウンGⅢマーチS
ロワジャルダンGⅡ東海S
クリノスターオーGⅠチャンピオンズカップ
アイファーソングGⅢマーチS

注目点④ 前走は3番人気以下

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った4頭すべてが前走でも人気がなく単勝3番人気以下となっていた。

前走で単勝1番・2番人気で敗退した馬は、敗退の原因が馬券購入の際に検討され、敗因が明らかな場合には再度上位に支持される傾向がある。

一方、前走人気がなく、実際に敗退した馬は徐々に検討の対象外となり単勝人気も徐々に下降していく傾向があるが、アンタレスSではそういった馬たちにも一旦フォーカスを当てていくことが必要だ。

前走人気別集計 アンタレスS 過去6年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気5- 1- 1-12/1926.3%36.8%
前走2人気0- 0- 2- 8/100.0%20.0%
前走3人気0- 2- 1- 8/110.0%27.3%
前走4人気0- 0- 0-10/100.0%0.0%
前走5人気0- 0- 1- 7/ 80.0%12.5%
前走6~9人1- 3- 0-16/205.0%20.0%
前走10人~0- 0- 1-17/180.0%5.6%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走人気
ロンドンタウン3
ロワジャルダン5
クリノスターオー7
アイファーソング9

注目点⑤ 前走は4着以下

今回の該当馬4頭すべてが前走でも4着以下に敗れている。

前走重賞に出走して人気もなく着順も悪かった馬が、休養で立て直したり、暖かい気候で徐々に調子をあげてきたりなど、何らかの理由で調子が上向きに転じ前評判を覆した場合に馬券圏内に入ってくることを示している。

前走着順別集計 アンタレスS 過去6年

前確定着順着別度数勝率複勝率
前走1着4- 1- 1-19/2516.0%24.0%
前走2着0- 2- 0- 5/ 70.0%28.6%
前走3着0- 1- 0- 4/ 50.0%20.0%
前走4着1- 1- 0- 5/ 714.3%28.6%
前走5着0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
前走6~9着1- 0- 2-18/214.8%14.3%
前走10着~0- 1- 3-21/250.0%16.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走着順
ロンドンタウン4
ロワジャルダン14
クリノスターオー8
アイファーソング11

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。


コスモカナディアン

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のアンタレスSの登録頭数は29頭(出走可能頭数16頭)となっていて賞金順により除外対象となっている馬も多数いるので注意が必要だ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


アンタレスS2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?混戦のダート重賞を展望

(C)Arappa

2018年4月15日、阪神競馬場でアンタレスS(GⅢ/ダ1800m)が行われる。グレイトパール、ナムラアラシ、クインズサターン、マイネルバサラ、ミツバらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 4月15日(日) 2回阪神8日目 29頭 [仮想出馬表]
【11R】  第23回アンタレスS
4歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(指定) ダート1800m

出走予定馬・登録馬

これといって核となるような実績馬も居らず混戦ムードだが、ダート転向後無敗のグレイトパールが約1年ぶりのレースでどのような走りをするかに注目が集まるだろう。

ダート転向後は5戦全勝。前走の平安SではGⅠ馬で地力もあるクリソライトに4馬身差をつける圧勝劇で初重賞制覇を果たした。良馬場の京都D1900mを1.55.7というGⅠクラスの時計でまとめており、将来が嘱望された。その前のオープン特別、1600万下も余裕のある勝利であったが、負かしたのがそれぞれコスモカナディアン、テイエムジンソクであったことも今から考えると地力を感じられる事実だ。

脚部不安で1年の休養明けにはなるが、走れる態勢にさえあればここでも好勝負は確実だろう。追い切りや当日の気配、馬体重には注視が必要だが。

福永騎手と手が合っているナムラアラシもアルデバランS、仁川Sとオープン特別を連勝して波に乗っている。

どちらも1番枠から後方待機、馬群をスルスルと縫うようなスピード感のある末脚はかなりのものがあり、以前は折り合いや大味なレースに課題があったことを考えると、成長だけではなく鞍上と手が合っているのだろう。重賞でメンバーは強くなるが、揉まれても砂を被っても不安がないのは強み。別定戦だけに重賞勝ちのない分斤量的にも有利なのは好材料で、グレイトパールが仕上がっていないようならこの馬にも十分チャンスは有るだろう。

前走マーチSで2着し重賞でも通用するところを見せたクインズサターンもレースぶりに幅が出てきており、今回も好勝負が期待できるだろう。

かつてはエンジンの掛かりが遅く条件戦でも取りこぼしがあったが、反応の良化とともにクラスの上昇とともにペースが上がって道中の追走がスムーズになってきた印象がある。ある程度力のいるダートが理想で、どこかで脚を溜められればという注文こそつくが、今の充実ぶりなら通用してもおかしくはない。

浦和記念(交流GⅡ)勝ちがあり斤量こそ背負う(58キロ)が地力的にマイネルバサラも無視はできない。

とにかく気力さえ続けばしぶといレースができるタイプであり、前走のダイオライト記念でも途中厳しい流れになったもものの、ケイティブレイブやアポロケンタッキーといったGⅠ馬に真っ向勝負を挑んでそれほど差のない3着まで粘り通したのは地力の証明だろう。距離短縮と斤量差さえ苦にしなければ粘り込みも。

前走名古屋大賞典も惜しいレースだったミツバ。反応には時間が掛かるがエンジンさえかかれば大崩れはないタイプで、レースの流れにさえ乗れれば十分チャンスが有る。

他にも出走メンバーは多士済々で混戦模様。マイペースで先行できればしぶといディアデルレイ、ムラだがハマれば強いコスモカナディアン、安定感あるアルタイル、地力あるメイショウスミトモ、スランプ気味だが実績はナンバーワンのロンドンタウン、古豪アスカノロマン、力つけてきたトップディーヴォなどが虎視眈々と一発を狙っている。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
アスカノロマン牡757
アルタイル牡656
カフェリュウジン牡856
クインズサターン牡556
グレイトパール牡557
コスモカナディアン牡556
サイモントルナーレ牡1256
ザイディックメア牡656
ジョルジュサンク牡556
タガノヴェリテセ656
ダノングッド牡656
ディアデルレイ牡756
トップディーヴォ牡656
トラキチシャチョウ牡756
ドリームキラリ牡656
ナムラアラシ牡556
ブライトンロック牡456
プレスティージオ牡556
マイティティー牝6 54
マイネルオフィール牡656
マイネルバサラ牡558
ミツバ牡657
メイショウウタゲ牡756
メイショウスミトモ牡758
メイプルブラザー牡456
モンドインテロ牡656
ユラノト牡456
ラインルーフ牡656
ロンドンタウン牡557

想定・予想オッズ

6番人気アスカノロマン20.3倍
9番人気アルタイル34.9倍
23番人気カフェリュウジン344.6倍
7番人気クインズサターン21.3倍
3番人気グレイトパール3.8倍
10番人気コスモカナディアン35.5倍
26番人気サイモントルナーレ2068.4倍
14番人気ザイディックメア76.4倍
24番人気ジョルジュサンク413.5倍
19番人気タガノヴェリテ147.6倍
28番人気ダノングッド2068.4倍
16番人気ディアデルレイ98.3倍
17番人気トップディーヴォ108.7倍
18番人気トラキチシャチョウ147.6倍
13番人気ドリームキラリ73.7倍
2番人気ナムラアラシ3.5倍
15番人気ブライトンロック93.8倍
29番人気プレスティージオ2068.4倍
27番人気マイティティー2068.4倍
21番人気マイネルオフィール229.6倍
11番人気マイネルバサラ60.6倍
4番人気ミツバ4.7倍
20番人気メイショウウタゲ187.9倍
5番人気メイショウスミトモ19.3倍
22番人気メイプルブラザー295.3倍
12番人気モンドインテロ71.1倍
8番人気ユラノト26.7倍
25番人気ラインルーフ1034.1倍
1番人気ロンドンタウン3.4倍

皐月賞2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?

(C)Pelusa214

2018年4月15日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。ワグネリアン、ステルヴィオ、キタノコマンドール、オウケンムーン、ジャンダルム、エポカドーロ、ジェネラーレウーノ、タイムフライヤーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

先週の桜花賞に続き、いよいよ3歳牡馬クラシックレースも開幕する。

「最も早い馬が勝つ」皐月賞では、1993年ナリタタイシン、ウイニングチケット(ダービー馬)ビワハヤヒデ(菊花賞馬)3強のレースや、2005年3冠馬になるのが確実と競馬ファンに思わせたディープインパクトなど数々の名勝負が繰り広げられている。

当然のことだが3冠馬となるためには皐月賞を勝たないことには達成することは不可能で、3冠馬になれるような素質馬がいるかどうかを見極めることができるレースでもある。

また、2000mという距離で行われることから、3歳時代だけでなく古馬になってからも中長距離の各路線の先頭で活躍する馬も多く、2400mのGⅠ・ダービーよりも今後の路線選択する幅が広いレースとも言える。

配当傾向を過去10回で見てみると、単勝1番人気が2勝と苦戦しており、三連単では2013年を除き万馬券となっている上に昨年2017年は単勝9番人気→4番人気→12番人気の大番狂わせの組み合わせで1,064,360円と高配当となった。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は中山競馬場で行われた2007年以降の皐月賞の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく(2011年は東京競馬場で行われたため対象外)。


過去10回の該当馬(2007年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20171アルアイン
20173ダンビュライト
20161ディーマジェスティ
20143ウインフルブルーム
20102ヒルノダムール
20103エイシンフラッシュ
20092トライアンフマーチ
20081キャプテントゥーレ
20082タケミカヅチ
20071ヴィクトリー
20072サンツェッペリン

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から10番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10回で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が11頭と4割近くとなっていて高配当を裏付ける結果となっている。

ただし、過去10回のうち昨年のように2頭が該当することも4回ある一方で、該当馬がいないことも3回あり、人気薄を狙うかどうかはじっくりと検討を加えていかなければならない。

それでも今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝11番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 皐月賞 過去10回

人気着別度数勝率複勝率
1番人気2- 1- 2- 5/ 1020.0%50.0%
2番人気1- 3- 1- 5/ 1010.0%50.0%
3番人気2- 1- 2- 5/ 1020.0%50.0%
4番人気1- 1- 2- 6/ 1010.0%40.0%
5番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
6番人気0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%
7番人気2- 0- 0- 8/ 1020.0%20.0%
8番人気1- 1- 1- 7/ 1010.0%30.0%
9番人気1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
10番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
11番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
12番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
16番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
17番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017アルアイン922.4
2017ダンビュライト1256.1
2016ディーマジェスティ830.9
2014ウインフルブルーム824.9
2010ヒルノダムール610.7
2010エイシンフラッシュ1140
2009トライアンフマーチ851.3
2008キャプテントゥーレ717.1
2008タケミカヅチ616.7
2007ヴィクトリー717.3
2007サンツェッペリン15100.6

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った11頭中8頭がロイヤルチャージャー系種牡馬となっている。

ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するような距離での活躍が特に目立ち、皐月賞はまさに十八番と言える。

種牡馬系統別集計 皐月賞 過去10回

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系8- 7- 6- 90/1117.2%18.9%
ニアークティック系1- 2- 0- 21/ 244.2%12.5%
ネイティヴダンサー系1- 1- 3- 26/ 313.2%16.1%
ナスルーラ系0- 0- 1- 10/ 110.0%9.1%

集計期間:2007年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
アルアインロイヤルチャージャー系ディープインパクト
ダンビュライトネイティヴダンサー系ルーラーシップ
ディーマジェスティロイヤルチャージャー系ディープインパクト
ウインフルブルームロイヤルチャージャー系スペシャルウィーク
ヒルノダムールロイヤルチャージャー系マンハッタンカフェ
エイシンフラッシュネイティヴダンサー系King’s Best
トライアンフマーチロイヤルチャージャー系スペシャルウィーク
キャプテントゥーレロイヤルチャージャー系アグネスタキオン
タケミカヅチロイヤルチャージャー系ゴールドアリュール
ヴィクトリーロイヤルチャージャー系ブライアンズタイム
サンツェッペリンニアークティック系テンビー

注目点③ 社台ファーム・ノーザンファーム生産馬に注目

馬産地について注目をすると、今回の該当馬13頭中7頭が日本競馬界を席巻している社台グループの中心である社台ファームかノーザンファームの生産馬となっていて中小の個人牧場の生産馬が馬券圏内に食い込んでくるのはなかなか難しい。

生産者別集計 皐月賞 過去10回


生産者着別度数勝率複勝率
ノーザンファーム4- 6- 4-39/537.5%26.4%
社台ファーム3- 1- 1-20/2512.0%20.0%
社台コーポレーション白老ファーム1- 0- 0- 8/ 911.1%11.1%
服部牧場1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%
出口牧場1- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%
道見牧場0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%
追分ファーム0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%
橋本牧場0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%
ビッグレッドファーム0- 0- 2- 1/ 30.0%66.7%
パカパカファーム0- 0- 1- 2/ 30.0%33.3%
ヤナガワ牧場0- 0- 1- 1/ 20.0%50.0%
筒井征文0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年
ソート:着別度数順 ※3着以内に入った生産者のみ

馬名生産牧場
アルアインノーザンファーム
ダンビュライトノーザンファーム
ディーマジェスティ服部牧場
ウインフルブルームビッグレッドファーム
ヒルノダムール橋本牧場
エイシンフラッシュ社台ファーム
トライアンフマーチノーザンファーム
キャプテントゥーレ社台ファーム
タケミカヅチ社台ファーム
ヴィクトリーノーザンファーム
サンツェッペリン道見牧場

注目点④ 関西馬に期待!

調教師の所属別で集計すると該当馬11頭中8頭が関西馬という結果となった。

西高東低と言う長らく競馬界で常識となっている東西の能力差が、関東で行われるGⅠという関東馬にとっての地の利を凌駕するほどにあり、関東馬は実力・人気共に兼ね備えた馬しか結果を残せていない。

調教師所属別集計 皐月賞 過去10回

調教師分類着別度数勝率連対率複勝率
美浦4- 2- 2- 56/ 646.3%9.4%12.5%
栗東6- 8- 8- 91/1135.3%12.4%19.5%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名所属厩舎
アルアイン関西池江泰寿
ダンビュライト関西音無秀孝
ディーマジェスティ関東二ノ宮敬宇
ウインフルブルーム関西宮本博
ヒルノダムール関西昆貢
エイシンフラッシュ関西藤原英昭
トライアンフマーチ関西角居勝彦
キャプテントゥーレ関西森秀行
タケミカヅチ関東大江原哲
ヴィクトリー関西音無秀孝
サンツェッペリン関東斎藤誠

注目点⑤ 前走は3着以内

今回の該当馬11頭中9頭までが前走でも3着以内と好走している。

クラシックへ向けては勝ち抜き戦の様相が強いこともあり、皐月賞では他馬との比較で人気を落としていても前走で好走していた馬が、前評判を覆した場合に馬券圏内に入ってくることを示している。

前走着順別集計 皐月賞 過去10回

前確定着順着別度数勝率複勝率
前走1着8- 4- 5- 48/ 6512.3%26.2%
前走2着1- 3- 2- 27/ 333.0%18.2%
前走3着0- 1- 2- 20/ 230.0%13.0%
前走4着1- 1- 0- 9/ 119.1%18.2%
前走5着0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
前走6~9着0- 1- 1- 23/ 250.0%8.0%
前走10着~0- 0- 0- 15/ 150.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走着順
アルアイン1
ダンビュライト3
ディーマジェスティ1
ウインフルブルーム2
ヒルノダムール2
エイシンフラッシュ1
トライアンフマーチ2
キャプテントゥーレ4
タケミカヅチ3
ヴィクトリー1
サンツェッペリン8

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。


キタノコマンドール
グレイル

なお、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


アーリントンカップ2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?3歳マイル戦線展望

(C)MAZIMICKEY

2018年4月14日、阪神競馬場でアーリントンC(GⅢ/芝1600m)が行われる。インディチャンプ、タワーオブロンドン、ダノンスマッシュ、エアアルマス、パクスアメリカーナらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 4月14日(土) 2回阪神7日目 15頭 [仮想出馬表]
【11R】  第27回アーリントンカップ (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G3(馬齢)(国際)(指定) 芝1600m・外 (B)

出走予定馬・登録馬

今年から施工時期が1ヶ月半ほど後ろ倒しになったこのレース。今後は関西版NZTのような立ち位置になってくることが予想される。

前走毎日杯では終始馬群を捌けないレースながらも最後の1Fだけで猛然と追い込んだインディチャンプがこのメンバーなら能力的には上位だろう。

前走の毎日杯は勝ったプラストワンピースが一躍ダービー馬候補にもなったように、かなりハイレベルなメンバーだった。インディチャンプは道中最後方の追走で外に出す手もあったが、岩田騎手は馬群を選択。結果的にこれが仇となってしまい、まともに終えたのは最後の1ハロンのみ。

それでもメンバー最速の上がりで3着まで追い込んできており、まともなら勝ったブラストワンピースにももう少し迫れていたことだろう。前走で能力を確信できた今、ここは外に出して突き抜けるはずだ。

朝日杯FSでは勝ったダノンプレミアムには完敗だったものの、週末の皐月賞でも人気が予想されるステルヴィオとはクビ差の接戦だったタワーオブロンドンがインディチャンプと人気を分け合いそうだ。

京王杯2歳Sでは重賞ウィナーのカシアス、アサクサゲンキに完勝しているように、実績的にはここではナンバーワン。前走の内容からもここでも期待は高まるが、やはりベストは1400m以下の印象がある。

結果だけを見れば前走も最後の1ハロンで脚が止まってしまった感じ。成績的にも1400mで2勝、負けたのは1500mと前走の阪神マイルであり、メンバーが前走から落ちるとはいえこの条件がドンピシャで合うとは思えない。地力でこなす可能性はあるが、折り合い面も含め試金石のレースではある。

前走のファルコンSでは人気を裏切ってしまったダノンスマッシュだが、地力的にはこの馬にも十分チャンスが有る。

この馬もタワーオブロンドン同様、ベストは1400m以下にありそうな気がしないでもないが、折り合いはつくタイプ。前走は包まれたのと左回りが若干影響したのか伸びきれなかったが、直線の長い右回りの阪神は悪くない条件。前走の敗退で人気が落ちるなら面白い1頭。

未勝利を勝ったばかりだが時計的にはすでにオープンレベルのパフォーマンスを出しているエアアルマスも一発を狙っている。

前走の未勝利戦は今回と同条件の阪神マイルでのレースだったが、勝ち時計1.34.2は既にオープンクラスのものがあった。最後は余裕のあるレースであり、パフォーマンスをさらにあげるようならアッサリ勝っても不思議ではない。

NZTでも2着した実績馬ケイアイノーテックを前走のこぶし賞で下してオープン入りしたパクスアメリカーナもレースセンスが光る1頭。時計的な裏付けがない点と、坂のある阪神コースに懸念はあるが、立ち回り次第で馬券圏内は十分に考えられる。

他にも、前走500万下を余裕のあるレースぶりで勝ったピースユニヴァース、前走好時計で未勝利脱出のレッドヴェイロン、相手なりにしぶといアドマイヤアルバ、強い相手のほうが食らいつくタイプのウォーターパルフェなども紐穴に面白いところか。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
アドマイヤアルバ牡356
アリア牝3 54
イルルーメ牡356
インディチャンプ牡356
ウォーターパルフェ牡356
エアアルマス牡356
タワーオブロンドン牡356
ダノンスマッシュ牡356
ニシノベースマン牡356
パクスアメリカーナ牡356
ピースユニヴァース牡356
ラセット牡356
ラブカンプー牝3 54
リュウノユキナ牡356
レッドヴェイロン牡356

想定・予想オッズ

7番人気アドマイヤアルバ28.5倍
8番人気アリア32.6倍
11番人気イルルーメ120.2倍
2番人気インディチャンプ2.8倍
13番人気ウォーターパルフェ210.6倍
10番人気エアアルマス35.4倍
1番人気タワーオブロンドン2倍
3番人気ダノンスマッシュ5.5倍
14番人気ニシノベースマン229.7倍
5番人気パクスアメリカーナ17.1倍
9番人気ピースユニヴァース33.1倍
6番人気ラセット24.1倍
12番人気ラブカンプー180.5倍
15番人気リュウノユキナ229.7倍
4番人気レッドヴェイロン6.6倍



皐月賞2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?牡馬クラシック初戦展望

(C)MAZIMICKEY

2018年4月15日、中山競馬場で皐月賞(GI/芝2000m)が行われる。ワグネリアン、ステルヴィオ、タイムフライヤー、ジャンダルム、キタノコマンドールらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 4月15日(日) 3回中山8日目 17頭 [仮想出馬表]
【11R】  第78回皐月賞 (馬連5%UP/予定)
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2000m (B)

出走予定馬・登録馬

出走すれば圧倒的な人気が予想されたダノンプレミアムが挫跖で回避となり、一気に混戦ムードが漂ってきた牡馬クラシック第一弾の皐月賞。前走弥生賞ではダノンプレミアムに及ばなかったものの、メンバー最速の上がりで追い込んだワグネリアンが人気の中心にはなりそうだ。

新馬戦、野路菊S、東スポ杯2歳Sを全てGⅠ級の末脚で撫で切ってきた同馬であるが、前走の弥生賞では上がり最速の末脚を使ったもののダノンプレミアムに1馬身1/2差の完敗であった。本番での逆転が怪しくなるような着差ではあったが、そのダノンプレミアムが回避するとなった今、話は変わってくる。3着のジャンダルム以下はきっちりと捉えきっており、押し出されるような形にはなるが中心視することになるだろう。

ディープインパクトらしいキレのある末脚を使うタイプだが、例えばキズナのように加速に時間がかかる感じではなく、一瞬の反応に長けている。そういった意味では中山コースに不安はないだろう。

問題は前走でも若干見せていた折り合い面の不安だけだろう。前走も若干行きたがる素振りを見せていた。ディープインパクト産駒ではあるが、母系にブロードアピールがいるように短距離志向の気もある。なんとか我慢して上がり最速の末脚を引き出すことはできたものの、あれ以上引っかかると雲行きが怪しくなってくる。デビューから手綱を取る福永騎手の腕の見せ所だろう。

こちらも朝日杯FSではダノンプレミアムの後塵を拝したステルヴィオだが、前走のスプリングSをキッチリと差し切って皐月賞に駒を進めてきた。同馬主(サンデーレーシング)でGⅠ馬でもあるタイムフライヤーではなく、ルメール騎手がこちらを選択したのも明るい材料ではある。

ロードカナロア産駒でもあり、初の2000mだけが距離的な不安として残るものの、こちらはワグネリアンと違い折り合い面の不安はそれほどない。距離的にはダービーよりもこの皐月賞というタイプで、ダノンプレミアムが回避となった今、陣営は俄然色気付いていることだろう。スタミナ比べにならなければアタマまで突き抜けるチャンスは十分にある。

前走の若葉Sはとても勝負にならない位置取りで5着に敗退してしまったGⅠ馬タイムフライヤーが、ホープフルS(GⅠ)を制した同舞台での巻き返しを狙っている。

前走はミドルペースながら先行馬に楽な流れ。ルメール騎手は「太くて行きっぷりが悪かった」とのコメントだが、それにしてもほぼ4角で最後方のあの位置からでは苦しい。ホープフルSのレベルを疑問視する声もあったが、2着に負かしたジャンダルムが弥生賞でもそれなりに走ったことを考えれば、前走のメンバーであれほど負ける馬ではない。内田騎手への乗り替わりがカギとはなるが、関東への輸送で一絞り欲しいところ。

名スプリンター・ビリーヴの仔のジャンダルムはこの大舞台でどれだけ上積みがあるかがカギになりそうだ。

ホープフルSではタイムフライヤーの2着、前走の弥生賞は2着ワグネリアンから1/2馬身差の3着と惜しいレースが続いている同馬。鞍上の武豊騎手は「もっと走れそう」というコメントを自身のTV番組で残しており、その感覚が確かならば巻き返しがこの大舞台であってもおかしくはない。上位人気が予想される各馬に比べるとワンパンチ現状では足りないかもしれないが、レースセンスと立ち回りの上手さは買える。もつれるようなら天才の手綱で一発ないか。

新規馬主(DMMバヌーシー)の一番馬でビートたけし命名……といった話題先行型の印象はあるものの、キタノコマンドールも前走のすみれSは見どころのある完勝だった。

メンバー面、時計面では水準レベルの走りではあったが、4角一気の反応で大外をまくっていった脚は、父ディープインパクトの引退レースの有馬記念を彷彿とさせるものであった。ここは流石に相手は楽ではないが、未定だった鞍上にめぐり合わせでデムーロ騎手が収まったのは怖いところ。

他にも皐月賞につながる共同通信杯を制したオウケンブルースリ産駒のオウケンムーン、レースごとにパフォーマンスを上げているオルフェーヴル産駒のエポカドーロ、中山2000mが確実に合っている京成杯馬ジェネラーレウーノ、展開のカギ握るサンリヴァル、ケイティクレバーなどが虎視眈々とクラシックの戴冠を狙っているメンバー構成だ。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
アイトーン牡357
エポカドーロ牡357
オウケンムーン牡357
キタノコマンドール牡357
グレイル牡357
ケイティクレバー牡357
サンリヴァル牡357
ジェネラーレウーノ牡357
ジャンダルム牡357
ジュンヴァルロ牡357
ステルヴィオ牡357
スリーヘリオス牡357
タイムフライヤー牡357
ダノンプレミアム牡357
ダブルシャープ牡357
マイネルファンロン牡357
ワグネリアン牡357

想定・予想オッズ

12番人気アイトーン100.9倍
8番人気エポカドーロ22.9倍
6番人気オウケンムーン11.9倍
4番人気キタノコマンドール8倍
10番人気グレイル50.4倍
14番人気ケイティクレバー182.4倍
11番人気サンリヴァル64.1倍
9番人気ジェネラーレウーノ25.3倍
5番人気ジャンダルム8.7倍
17番人気ジュンヴァルロ2830.8倍
3番人気ステルヴィオ4倍
16番人気スリーヘリオス943.5倍
7番人気タイムフライヤー12.6倍
2番人気ダノンプレミアム3.7倍
13番人気ダブルシャープ108.7倍
15番人気マイネルファンロン235.7倍
1番人気ワグネリアン2.9倍



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