桜花賞2019の競馬予想分析!完切り?5つの消しデータを発表

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2019年4月7日、阪神競馬場で桜花賞(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回のJRA重賞予想考察では“消しデータ”にフォーカス。過去10年の当該レースを振り返り、好走馬が全く出ていない条件を導き出していく。

予想をしていくとどの馬も魅力的に見えてなかなか切ることができないというのが馬券ファンの悩みのタネだ。しかし、今回の消しデータと自分の予想を照らし合わせていけば、買う馬を絞ることもできるはずだ。

今年はダノンファンタジー、グランアレグリア、クロノジェネシス、ビーチサンバらが出走する。果たして、この中で消しデータに該当している馬とは? 過去を振り返ることで2019年の好走馬が見えてくる。


目次

2019年JRA重賞考察:桜花賞の競馬予想分析

データの対象年数:過去10年

※大幅にレースの施行条件が変わった場合は対象外とする場合あり

予想消しデータ

まずは人気面から。桜花賞はかつて大波乱となった歴史がある。

2008年、12番人気のレジネッタが1着でゴールを駆け抜け、3連単は700万馬券になった。

しかし、2009年以降はほとんど波乱が起きていない。

阪神外回り芝1600mは、

・長い直線
・急坂
・重たい馬場

という特性があるため、立ち回りのうまさで押し切ったり行った行ったで逃げ馬が粘ったりするような展開にはならない。

自力のある馬……要するに強い馬が普通に好走するため、波乱が起きにくいのだ。

実際、2009年以降のデータを見てみると……

10番人気 ( 0- 0- 2- 86/ 88 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 2.30% │ 複勝回収値 27

二桁人気以降の好走例はわずかに「2」。しかも3着がやっとで、1頭も連対していない。

原則として人気に支持されている力のある馬から選んでいくべきなのだ。

※以下、10番人気以内を対象に集計

予想消しデータ 内枠は消し!

桜花賞に関する枠順は毎年のように言われることだ。

昨年はラッキーライラックが1枠1番を不安視されたが2着に好走。一見、特に問題ないように思える。

しかし、数字を振り返ってみると……

1枠 ( 0- 1- 1-10/12 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 16.70% │ 複勝回収値 71

2枠 ( 0- 0- 0-10/10 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0

ご覧の通り、好走したのはわずかに2頭のみ。

前述のラッキーライラックにしても1番人気2着と人気を裏切っている。相手がアーモンドアイという規格外の怪物だったことを考えれば事実上の1着とも考えられるが、いずれにしても他の好走例はほとんどない。

やはり内すぎる枠は歓迎できないだろう。

予想消しデータ 父サンデー系、キングマンボ系以外は消し!

血統的な傾向も顕著に出るのが桜花賞だ。

桜花賞ではディープインパクト系、サンデー系、そしてキングマンボ系のクラシック血統が圧倒的に良い成績を出している。

父ディープインパクト系 ( 4- 4- 1-14/23 )
勝率 17.40% │ 単勝回収値 121
複勝率 39.10% │ 複勝回収値 130

父サンデー系 ( 3- 4- 3-34/44 )
勝率 6.80% │ 単勝回収値 106
複勝率 22.70% │ 複勝回収値 55

父キングマンボ系 ( 3- 0- 2- 4/ 9 )
勝率 33.30% │ 単勝回収値 187
複勝率 55.60% │ 複勝回収値 164

勝ち馬はすべてこの3つの系統から出ている。

一方、その他の系統を見てみると……

その他の父系 ( 0- 2- 2-20/24 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 16.70% │ 複勝回収値 33

勝ち馬はゼロ。好走馬もわずか4頭のみで、回収率は散々な数値になっている。

内訳を見てみると、ソウルスターリングが1番人気3着、ホエールキャプチャが1番人気2着と人気を裏切っている。残りの2頭もアイムユアーズは3番人気3着、オウケンサクラが3番人気2着と、いずれも上位人気だった。人気より着順が上だったのはオウケンサクラのみ。

クラシックということで、日本の主流血統が強いのは当然の流れだろう。

他の血統が父系の場合は割引が必要そうだ。

予想消しデータ 前走マイル以外は消し!

前走マイル以外のローテーションを歩んだ馬の成績も良くない。

1400m ( 1- 0- 2- 20/ 23 )
勝率 4.30% │ 単勝回収値 177
複勝率 13.00% │ 複勝回収値 67

1600m ( 9- 9- 5- 43/ 66 )
勝率 13.60% │ 単勝回収値 77
複勝率 34.80% │ 複勝回収値 85

1800m ( 0- 1- 1- 7/ 9 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 22.20% │ 複勝回収値 60

2200m ( 0- 0- 0- 2/ 2 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0

ご覧のとおりだ。2年前、前走1400mを使ったレーヌミノルが勝っているが、この年は稍重開催だった。

さらに一番人気がフランケル産駒(ノーザンダンサー系)のソウルスターリングで血統が全くあっていなかった。また2着のリスグラシューは古馬になるまで(モレイラが乗るまで)勝ちきれないくせがある馬でもあった。

要するに特殊なレースになり、メンバー的にも恵まれたと言えるわけだ。

基本的には前走1600mを使っている馬以外は割引だろう。

予想消しデータ 前走関西圏以外は消し!

さらに桜花賞は関西馬が圧倒的に強く、関東馬でも関西コースで走った経験や栗東滞在をした馬以外はほとんど結果が出ていない。

東京 ( 0- 2- 0- 11/ 13 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 15.40% │ 複勝回収値 32

中山 ( 0- 1- 0- 14/ 15 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 6.70% │ 複勝回収値 20

前走関東で走った馬はご覧の通り低調な成績だ。

ちなみに馬券に絡んだ3頭はヴィルシーナ、ホエールキャプチャ、そしてオウケンサクラだ。

ヴィルシーナとホエールキャプチャはいずれも古馬GIのウィナーとなり、オウケンサクラも牡馬混合の天皇賞秋で4着に激走した。

古馬のGIで好走できるレベルの馬でないと、このハンデを覆すことは厳しいわけだ。

消しデータまとめ

消しデータをまとめていくと……

・極端な人気薄は消し!
・内枠(1、2枠)は消し!
・父サンデー系、キングマンボ系以外は消し!
・前走マイル以外は消し!
・前走関西圏以外は消し!

となる。今年もこの条件に合致してしまっている馬は注意が必要だ。

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