2019年5月6日、船橋競馬場でかしわ記念(交流GⅠ/ダート1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるインティ、ゴールドドリーム、アポロケンタッキー、オールブラッシュ、モーニンなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
川崎記念の勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、勝ち馬全10頭が4番人気以内。1番人気はわずかに1勝ながら、2番人気が6勝、3番人気が2勝と上位人気が強い。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① GⅠ馬が優勢
まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬全10頭がダート重賞の勝ち馬で、うち8頭がダートGⅠを勝っていた。
予想参考データ② フェブラリーS組が中心
前走を見ると、勝ち馬10頭中8頭がフェブラリーSで、残る2頭は重賞で1着だった。
予想参考データ③ 高齢馬も活躍
年齢別成績を見ると、トップは4歳と7歳でそれぞれ3勝。その他、5歳が2勝、6歳と9歳が1勝ずつ。
予想参考データ④ 栗東所属馬が圧倒的
勝ち馬10頭中9頭がJRAの栗東所属馬。残る1頭は、交流GⅠを6勝したフリオーソ(船橋所属)。
2019年の主役候補は?
中心となるのはゴールドドリーム。ダートGⅠ4勝の実績を誇り、前走はフェブラリーSで2着。連覇の可能性は十分だ。
そのゴールドドリームを抑えてフェブラリーSを制したインティも差はない。2強を形成するこの2頭が、データ面からも抜けた存在と言える。
3年前のフェブラリーS優勝馬モーニンは前走のフェブラリーSで4着と健闘。2強に割って入る可能性はある。
交流GⅠ勝ちがあるアポロケンタッキー、オールブラッシュも悪くないが、上記の3頭とは大きく差が開いている。