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2020年2月15日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるルナシオン、ミヤマザクラ、ホウオウピースフル、マジックキャッスル、アカノニジュウイチらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


クイーンカップの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は5勝、2着1回で3着も1回。1倍台は2勝だが、着外も1回ある。3倍台は複勝率100%と上位人気は侮れない。

結構手堅いレースなのか、10倍以上で勝った馬は過去10年ではいない。チラホラと伏兵馬も来てはいるが、信頼度は人気に比例するというのが原則か。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 微妙だが、上がりの脚は魅力

上がり3F 1位 (1- 5- 1-5)
勝率 8.3% │ 複勝率 58.3%

メジャーエンブレムの逃げ残りもあるが、基本的には前目で上位の脚を見せればいい。後方から上がり最速の脚を見せてもいいが、差し届かないことがほとんどだ。

ここ4年は頭数の問題もあるが、4コーナー10番手以内でやってきた馬が多い。1頭は前目で競馬をした馬。先行して流れを作って押し切る、これがいいだろう。

33秒台の上がりをマークした主な牝馬は、クロノジェネシス、ビーチサンバ、アドマイヤミヤビ、アエロリット、ミッキークイーンなどがいる。有力馬ほどそれだけ脚を披露するというわけだ。

予想参考データ② 新馬未勝利組の取捨選択

冬の3歳重賞は、まだ新馬未勝利組でもどうにかなると思いがちだが、実際の数字は残酷で、共に勝てておらず、新馬組が複勝率で気を吐く程度の結果だ。

新馬組はいずれも牝馬限定戦、1番人気、コンマ2秒以上の勝利が水準になる。未勝利組もやはり1番人気、コンマ1秒以上の勝利が重要だ。

ルナシオンは1番人気での勝利だったが、タイム差、牡馬混合とケチがつく。アカノニジュウイチはタイム差と牝馬限定はクリアしたが、7番人気での勝利。未勝利組はアミークス1頭だが、こちらはオールクリア。

予想参考データ③ 関西馬の取捨選択

桜花賞を目指すならチューリップ賞まで待てばよく、関西馬がわざわざ関東に来るメリットはあまりない。そのため、出走頭数も当然関東馬が多いが、平均的な数値は断然関西馬。

傾向を見ると3つに分かれる。新馬未勝利組、前走関東遠征組、GⅠ実績馬。今年阪神JF組はおらず、新馬未勝利組はいずれも関東馬、前走関東遠征をした関西馬はいるにはいるが、望み薄。

ミヤマザクラは人気になる可能性が高いが、本格的な遠征はまだ経験していない。経験値では上位だが、休み明けがどう響くか。

2020年の危険な人気馬は?

ルナシオンは人気になる見込みだが、母ピラミマがこれまでに産んだ4頭の牝馬は、勝ち上がりに時間がかかっている。牡馬はスワーヴリチャード、バンドワゴンなどを出してるが、牝馬だとどうか。全姉ルナステラも未勝利を脱出したのは3歳春。新馬のレベルは強調するほどではない、人気になるようなら危ない。クイーンカップの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ミヤマザクラは3つ目の消しデータに合致している。母ミスパスカリは1800メートル以上に良績があり、全兄マウントロブソンも同じ、しかも中山や福島での実績が目立つ。意外と東京は血統的な相性は良くない傾向にあるのではないか。

反対にホウオウピースフルは危険なデータに一つも当てはまらない。半兄ブラストワンピースの活躍が目覚ましいが、この馬も順調に実績を重ね2戦2勝、管理するのはブラストワンピースと同じ大竹厩舎、扱いも分かっており、速い脚も使えるならここでもやれるはずだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ホウオウピースフルと言えそうだ。

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