JBCクラシック2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?淀のダート王決定戦展望

2018年11月4日、京都競馬場でJBCクラシック(Jpn1/ダ2000m)が行われる。ケイティブレイブ、オメガパフューム、サンライズソア、アポロケンタッキー、ノンコノユメらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


目次

日程・概要

5回京都2日目 3歳上 サラ3歳上オープン
ダ1900m (右)
本賞金:9000、3600、2300、1400、900万円

出走予定馬・登録馬

今年に入ってから川崎記念を完勝し2度目のジーワン制覇。フェブラリーSこそ大敗したものの、ダイオライト記念1着、帝王賞2着、前哨戦の日本テレビ盃も完勝の1着でこのレースに臨むケイティブレイブの安定感が光る。

力関係だけで言えば帝王賞で破れたゴールドドリーム、そのゴールドドリームを前走の南部杯で下した3歳馬ルヴァンスレーヴがいない今回のメンバー。前走の日本テレビ盃は先行してアポロケンタッキー以下を完封し、中間の調整も順調で割り引く要素はまったく無い。

以前は逃げなければ競馬ができなかったり、揉まれると止める面があったが、福永騎手とのコンビでそれが解消されてきてレース振りが安定してきた。中央のダート重賞で勝鞍がないという点でスピード面での一抹の不安こそあるが、充実している今なら対応できるだろう。

かなりハイレベルな今年の3歳ダート世代からオメガパフュームがこのメンバーでどこまでやれるかと言ったところ。

上にも書いたように3歳大将格のルヴァンスレーヴが前走の南部杯でゴールドドリームを破ったように、世代レベルは間違いなくハイレベルな今年の3歳馬。オメガパフュームも前々走のJDDこそそのルヴァンスレーヴに完敗したが、初の古馬相手となった前走のシリウスSでは全く臆することなく不良馬場をこなし初重賞制覇を成し遂げた。

もちろん地方(大井)と中央(阪神)の馬場差、コース形態の差、ペースなどの違いはあるものの、JDDから一気に4秒近く時計を縮めるキツいレースにも屈しなかったレースセンスが光る。相手は更に強くなるが、中央場所のダートでスピード勝負なら3歳馬でもチャンスが有ってもおかしくはない。

そのシリウスSでオメガパフュームの後塵を拝した(3着)サンライズソアも力のあるところは示した。

前走は不良馬場ということもあり早めの競馬で押し切りを狙ったが、オメガパフュームの強襲と馬群をさばいて最後方から突っ込んできたウェスタールンドに交わされての3着。ただ、この馬の上がりは使っており、乾いたダートなら結果は違っていたであろうと思わせる内容だった。気難しい面があるものの、前にスムーズにとりつければ馬場を問わないロングスパートが出来るタイプ。京都の1900mも平安Sで勝っておりコースに不安はない。

実績馬アポロケンタッキーも、大敗した帝王賞を除けば今シーズンは全て2着という安定感。その2着の勝ち馬がすべてケイティブレイブであるように少し勝負付けは済んでしまった感じはあるが、デムーロ騎手の勝負強さでひと押しがあるようなら面白い。

前走の南部杯は出遅れて競馬にならなかったノンコノユメもゲートさえまともなら末脚は確実。右回りよりは左回り、今回の1900mよりはマイルがベストという印象はあるが、JDDを勝っているように本来はこのぐらいの距離も十分にカバーできる範囲。展開さえ向けば突き抜けるシーンも。

他には、そろそろキャリアの集大成に差し掛かってきた古豪サウンドトゥルー、長期休養明けながら地力は間違いない武豊騎手騎乗のクリソライト、今年に入って安定感出てきたセンチュリオン、日本記録を達成したばかりの大井の帝王・的場文男が騎乗するシュテルングランツや名古屋の雄カツゲキキトキトなどの地方馬も揃っており、大舞台にふさわしい馬と騎手が揃った印象だ。

登録馬は以下の通り。

アスカノロマン 牡7 太宰騎手 川村厩舎
アポロケンタッキー 牡6 Mデムー騎手 山内厩舎
オールブラッシュ 牡6 Cデムー騎手 村山厩舎
オメガパフューム 牡3 和田騎手 安田翔厩舎
カツゲキキトキト 牡5 大畑雅騎手 錦見勇厩舎
クリソライト 牡8 武豊騎手 音無厩舎
ケイティブレイブ 牡5 福永騎手 杉山厩舎
サウンドトゥルー セ8 大野騎手 高木厩舎
サンライズソア 牡4 ルメール騎手 河内厩舎
シュテルングランツ 牡7 的場文騎手 小久保厩舎
センチュリオン 牡6 幸騎手 田村厩舎
タガノゴールド 牡7 下原理騎手 新子雅厩舎
テーオーエナジー 牡3 岩田騎手 宮厩舎
テイエムジンソク 牡6 古川騎手 木原厩舎
ノンコノユメ セ6 内田博騎手 加藤征厩舎
パルトネルラーフ 牡5 ○○騎手 高木厩舎
マイネルバサラ 牡5 戸崎騎手 松山厩舎
ミツバ 牡6 松山騎手 加用厩舎

想定人気・予想オッズ

14番人気 アスカノロマン 226.9倍
5番人気 アポロケンタッキー 9.4倍
11番人気 オールブラッシュ 81.2倍
3番人気 オメガパフューム 4.3倍
12番人気 カツゲキキトキト 180.7倍
8番人気 クリソライト 31.6倍
1番人気 ケイティブレイブ 2.4倍
7番人気 サウンドトゥルー 24.8倍
2番人気 サンライズソア 3倍
15番人気 シュテルングランツ 334.9倍
9番人気 センチュリオン 32.9倍
18番人気 タガノゴールド 851.5倍
13番人気 テーオーエナジー 217.3倍
6番人気 テイエムジンソク 14.6倍
4番人気 ノンコノユメ 9.2倍
17番人気 パルトネルラーフ 619.3倍
16番人気 マイネルバサラ 378.4倍
10番人気 ミツバ 60.6倍

最新の記事はこちらから