2017年12月10日、中山競馬場でカペラステークス(GⅢ/ダート1200m)が行われる。

過去の決まり手を見ると、2014年(ダノンレジェンド)、2016年(ノボバカラ)が逃げ切り、2012年(シルクフォーチュン)、2015年(キクノストーム)は追い込んでの差し切りと両極端だ。脚抜きのいい馬場だった2015年は前半3F32.5秒と芝並みのハイペースになることもあり、展開を読むこともポイントになる。

今回は、好走が期待される2頭の有力馬に焦点を当てていこう。


ブルミラコロの評価は?

まず先行馬で注目したいのはブルミラコロだ。ダートで着実に力を付け、前走でオープン初勝利。勢いに乗って重賞に挑む。

期待① 秋山騎手が惚れ込む好素材

秋山騎手は早くから素質を高く評価していた。それは、この馬の全16戦で騎乗していることからもよくわかる。ダートでは15戦して馬券圏外となったのは2回だけ。好位に付けて抜け出す安定したレースぶりが光る。

期待② 前走は完勝

前走の室町Sは抜群の手応えで3番手を追走すると、直線では追い出しを待つ余裕がありながら、今回も対戦する2着ニットウスバルに1馬身3/4差を付けての完勝。秋山騎手も「イメージ通りの競馬ができた」と振り返るほど、ほぼ完璧な内容だった。

本格化をうかがわせており、時計はまだ詰められそう。この中間も、前に馬を置いて並びかける、実戦を意識した追い切りを行っており、順調そのものだ。

不安① 1月の重賞で大敗

ただ重賞では、1月の根岸Sで11着と大敗。重賞初挑戦だったとはいえ、見せ場なく敗れている。当時より力を付けていることは間違いなさそうだが、重賞でも通用するかは未知数だ。

不安② 斤量増

前走はハンデ戦で斤量55kgだったが、今回は56kg。メンバーが強化される上に斤量も増えるだけに、前走と同様の競馬ができるだろうか。

また、今回は昨年の覇者ノボバカラをはじめ、コーリンベリー、グレイスフルリープ、サイタスリーレッドなど、強力な先行タイプが揃っており、ハイペースになる可能性が高い。先行争いが激化すると厳しい戦いとなりそうだ。

ニットウスバルの評価は?

ハイペースになれば浮上するのが、ニットウスバルだ。

期待① 堅実な差し脚

ダートの短距離で追い込む競馬に徹しながら、オープンに再昇格してからの近5戦は④③③②①着と安定。上がり3Fも全てメンバー中3位以内をマークしており、ラストは確実に伸びてくる。重賞でペースが速くなるのは、むしろ歓迎といえそうだ。

期待② 中山は得意

中山ダート1200mは【2・2・0・1】と得意。唯一、着外になった3月の千葉Sは、行った行ったの決着で展開が向かなかった。それでも上がり3Fはメンバー最速の35.7秒をマークして4着まで追い上げていただけに、むしろ評価できる。

不安① 重賞初挑戦

しかし、重賞は今回が初挑戦。充実ぶりが光る現状ながら、重賞級との力関係は戦ってみないとわからないところだ。なお、フォーティナイナーズサン産駒からは、まだ重賞勝ち馬が出ていない。

まとめ

カペラステークスは展開によって結果が左右されやすいレース。メンバーを見て展開を読み、先行を狙うか差しを狙うかをしっかりと吟味したいところだ。

また、中山ダート1200mは、スタート後の芝を長く走れる外枠が有利といわれるコースだけに、枠順にも注目しておきたい。

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