阪神ジュベナイルフィリーズ2017の競馬予想分析...サヤカチャン逃げ残りへの期待と不安

前走13番人気2着、今回もド根性で残れるか——。

2017年12月10日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF/GI/芝 1600m)が行われる。前走アルテミスSで13番人気2着と穴を開けたサヤカチャンだが、GIでも粘って残せるのか、穴として密かに注目が集まる。

しかしさすがはGIの大舞台、前走で捉えられたラッキーライラックに加えて、札幌2歳Sの覇者ロックディスタウンも参戦してくるなど、相手関係が上がるのは必至の一戦である。

今回はサヤカチャンが阪神JFに臨む上での期待と不安について考察していこう。


目次

期待① 未勝利戦勝ち上がりの阪神

未勝利戦で勝ち上がった阪神芝1600mの舞台。前走が遠征での東京開催だったことを考えれば、シグナライズ相手に勝ち上がりの阪神はプラスに働くことが期待できる。

阪神芝1600mを経験しているのはラテュロス、サヤカチャンの2頭。両頭阪神JFと同じ舞台で未勝利戦を勝ち上がり、アルテミスSでも馬券となっている。この経験を生かして今回も好走する可能性は捨てられない。

期待② 展開

今回の阪神JFでは前にスプリント路線の馬がおらず、極端なハイペースになるとは考えにくい。この場合前に行った馬が楽にレースを進めることができ、前残り展開を望むことができる。

前走の内容もコーナー最速から終いまでしっかり粘って走っており、フロックでできる内容ではない。後ろから来る人気馬が飛ぶような波乱が起これば、その時はこの馬がまんまと逃げ残っていることも考えられる。

不安① 使い詰めのローテーション

8月12日に札幌競馬場でデビューを迎えてから2週間に1回のペースで出走してきた。今回は中5週での出走になるが、6走目で疲労が溜まっていることも考えられる。

調教師インタビューでも疲労について言及しており、前走後は疲れがあったことを明かしている。中5週というローテーションでどこまで仕上げられているかが大きなポイントとなるが、不安要素として挙げておきたい。

不安② 相手関係

さすがはGIと言ったところだろうか。前走負けたラッキーライラックに加えて、ロックディスタウン、コーディエライト、ソシアルクラブなど相手関係はアルテミスSより上がることは避けられない。

シンプルに相手関係が上がることはこの馬にとって不安要素であることは間違いない。

ポイント 調教後の馬体重増

JRAから調教後の馬体重が発表された。この使い詰めで2週続けて追い切りでも時計を出していることから、最も注目していたのがサヤカチャンの馬体重だ。

結果はまさかのプラス20kgだ。これを疲労から乗り込みが足りず絞りきれなかったと捉えるか、タフガール”サヤカチャン”の成長分と捉えるかは大きな分岐点となる。

追い切りで時計を出しても20kg増、新馬戦からは約30kg増えたことになる。出走時はもう少し絞れてくることが予想されるが、パワーアップしたと考えるのも非常に面白い。

まとめ

相手関係が上がるのは間違いないが、前走の内容はフロックとは考え難い。展開の助けも少なからず必要だが、実力を出し切れば十分戦える実力を持っている。

やはり注目したいのが不安要素に挙げた使い詰めのローテーションとポイントとして挙げた馬体重である。当日の馬体重とパドックや返し馬でサヤカチャンの状態を見極めることが必要かもしれない。

万全な状態で出て来るならば、見応えあるレースを繰り広げる可能性は十分だ。

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