阪神ジュベナイルフィリーズ2017の最終追い切り分析…リリーノーブルらの調教評価は?

2017年12月10日、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF/GI/芝外回り1600m)が行われる。ロックディスタウン、ラッキーライラック、マウレア、リリーノーブルらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今週水、木曜日には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。れを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


目次

最終追いきり診断

今回は馬番1〜8番までに入った馬たちを見ていく。

サヤカチャン・牝2歳(栗東・田所厩舎)

評価B+

1週前追い切りは栗東CWを単走,一杯に追われ、最後までしっかりと走破。タイムは6F 83秒3―66秒5―51秒9―38秒6―13秒2。

最終追い切りは栗東CWコースで単走。前半はゆったり、ラストは強めに追われる。タイムは6F 82秒9―66秒3―51秒2―37秒0―12秒2。

ラテュロス・牝2歳(栗東・高野厩舎)

評価B

1週前追い切りは栗東Wコースで単走、6F 84秒3―68秒3―53秒1―39秒0―12秒0のタイム。少しモタれる面を見せてはいたが、足取りはしっかりしており問題はなさそう。

最終追い切りは6日栗東CWコース(良)で行われ6F 82秒5―66秒4―51秒7―38秒3―12秒3。併せた僚馬の方が動きがよく見えた。タイム的には動けており仕上がりとしては良さそう。

グリエルマ・牝2歳(栗東・矢作厩舎)

評価A

最終追い切りは栗東坂路で併せ馬。4F52秒3―38秒2―25秒5―12秒8で2馬身先着。

1週前追い切りも同じ内容で4F54秒5―39秒4―12秒5だった。

マウレア・牝2歳(美浦・手塚厩舎)

評価A

1週前追い切りは美浦南Wコース単走4F56秒2―41秒1―13秒0のタイム。動きは軽快で落ち着きもあり。

最終追い切りは美浦Wコースでロードライト(2歳500万下)と併せ馬。先行したロードライトを追走する形で内へ入って2馬身半突き放す余裕の走り。タイムは5F68秒6―53秒5―39秒4―13秒7。

ラスエモーショネス・牝2歳(栗東・高橋厩舎)

評価B+

1週前追い切りは栗東坂路(良)で併せ馬で行われ、ララベスラーナ(3歳上500万下)に0.1秒先行して一杯に追われて同入。タイムは4F52秒4―37秒8―12秒4。

最終追い切りは栗東CWコース(良)。タイムは4F 50秒8―37秒8―12秒0。一杯に追われてララベスラーナにクビ差先着。

マドモアゼル・牝2歳(美浦・斎藤厩舎)

評価B

1週前追い切りは29日美浦南Wコース(良)。6F84秒4―68秒6―54秒2―40秒0―12秒7のタイムで動きはまずまず。

最終追い切りは6日美浦南Wコースで2頭併せ。ミッシングリンク(3歳上1000万)を3馬身遅れて追走、強めに追って負荷をかけての半馬身遅れ。タイムは4F55秒4―39秒8―13秒2。

リリーノーブル・牝2歳(栗東・藤岡厩舎)

評価A-

5日は角馬場→坂路で軽めのキャンターを行った。中1週になるため軽めの運動に終始しているがカイバ食いはよく元気。

6日の最終追い切りは栗東CWコースで併走。本番でも騎乗予定の川田騎手が乗ってレクイエム(2歳新馬)を2馬身追走、手綱を持ったままの馬なりだったが反応よく1馬身先着、タイムは6F 83秒5―67秒0―52秒2―38秒3―12秒1。

トーセンブレス・牝2歳(美浦・加藤厩舎)

評価A-

最終追い切りは美浦南Wコースで行われ5F68秒3―53秒5―39秒8―13秒6のタイム。俊敏な身のこなしで全身バネといった動きを見せており、流した程度でも5F68秒3をマーク、しっかりと乗り込まれている。

レグルドール・牝2歳(栗東・杉山厩舎)

評価B+

1週前追い切りはWコース単走追いで6F82秒1―67秒0―52秒8―38秒9―13秒1のタイム。馬体に幅が出て、走りもパワーアップ。

6日の最終追い切りは栗東坂路で行われ4F53秒4―38秒0―24秒5―12秒3のタイム。終いに脚を伸ばす調教で体調は良好。

おすすめの記事