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大阪杯2018の競馬予想分析、結果発表!回収率120超のデータ該当馬とは?

(C)Ko-Mei

2018年4月1日、阪神競馬場で大阪杯(GⅠ/芝2000m)が行われる。アルアイン、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド、シュヴァルグラン、ミッキースワロー、ダンビュライト、ペルシアンナイトらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

1981年以来、工事の関係などで京都競馬場で行われた年を除き、阪神競馬場・芝2000mで行われていた大阪杯は、春に中距離GⅠがこれまでなかったこともあり、昨年2017年にGⅡからGⅠに昇格したレースである。

そのGⅠ昇格初年の昨年はキタサンブラックが前年の有馬記念以来の春初戦に選択し、休み明けではあったものの単勝2.4倍の1番人気にこたえて完勝し続くGⅠ・天皇賞(春)でも連勝した。

これまでキタサンブラックのように天皇賞(春)へ向けての意味合いもあったレースだったが、GⅠ昇格と共に大阪杯を目指して、ここまでの過程も含めて変化があることも予想される。

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝1番人気が4勝、2番人気が2勝、3番人気が1勝と人気と実力を兼ね備えた馬が勝利する傾向にあるり、三連単でみても1万円台2万円台の配当が多く比較的堅く収まっている。

2018年はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

7つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。

対象データ:2008年~2017年で行われた大阪杯(2016年まではGⅡ)


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 ノーザンファーム生産馬は消し!
ポイント3 前走6着以下は消し!
ポイント4 前走6番人気以下は消し!
ポイント5 関東馬は消し!
ポイント6 前走逃げ馬は消し!
ポイント7 7歳以上は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は消し!

昨年からGⅠに昇格した大阪杯ではこれまでの実力に加え、調子の見極めがしやすいこともあって実力人気共に兼ね備えている馬が順当に活躍できている。そのため、人気別に集計した場合、単勝が二桁人気になるような馬の成績は芳しくない。

馬名人気予想オッズ
アルアイン13.1
ウインブライト823.0
ゴールドアクター1178.5
サトノダイヤモンド33.8
サトノノブレス1279.6
シュヴァルグラン48.7
スマートレイアー1396.9
スワーヴリチャード23.4
ダンビュライト614.3
トリオンフ926.5
ペルシアンナイト715.5
マサハヤドリーム161502.6
ミッキースワロー512.3
メートルダール14237.3
ヤマカツエース1043.1
ヤマカツライデン15653.3

人気薄・単勝10番人気以下の出走馬は……

ゴールドアクター
サトノノブレス
スマートレイアー
マサハヤドリーム
メートルダール
ヤマカツエース
ヤマカツライデン

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 ノーザンファーム生産馬は消し!

馬産地について注目をすると、中距離では社台グループが現在の日本競馬界を席巻している。しかし、大阪杯に限るとノーザンファーム生産馬の成績が思いの外良くないことがわかる。

馬名生産牧場
アルアインノーザンファーム
ウインブライトコスモヴューファーム
ゴールドアクター北勝ファーム
サトノダイヤモンドノーザンファーム
サトノノブレスメジロ牧場
シュヴァルグランノーザンファーム
スマートレイアー岡田スタツド
スワーヴリチャードノーザンファーム
ダンビュライトノーザンファーム
トリオンフレイクヴィラファーム
ペルシアンナイト追分ファーム
マサハヤドリーム社台ファーム
ミッキースワローノーザンファーム
メートルダールノーザンファーム
ヤマカツエース岡田牧場
ヤマカツライデンフジワラフアーム

ノーザンファーム生産馬は……


アルアイン
サトノダイヤモンド
シュヴァルグラン
スワーヴリチャード
ダンビュライト
ミッキースワロー
メートルダール

ここではこの馬たちが消える。

ポイント3 前走6着以下は消し!

春のグランプリGⅠ・宝塚記念までしばらく間が空く時期に行われる唯一の中距離GⅠである大阪杯では、この段階で一旦大阪杯を大目標に調整を進める馬も多い。そのため、前走で掲示板を確保できなかった馬の挽回は難しい。

馬名前走着順
アルアイン2
ウインブライト1
ゴールドアクター11
サトノダイヤモンド3
サトノノブレス2
シュヴァルグラン3
スマートレイアー5
スワーヴリチャード1
ダンビュライト1
トリオンフ1
ペルシアンナイト5
マサハヤドリーム5
ミッキースワロー2
メートルダール8
ヤマカツエース4
ヤマカツライデン6

前走6着以下だった馬は……

ゴールドアクター
メートルダール
ヤマカツライデン

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 前走6番人気以下は消し!

前走の着順だけでなく人気の面でも前走の段階で上位人気に支持されるような実力馬でないと大阪杯で活躍することはなかなか難しい。

馬名前走人気
アルアイン3
ウインブライト2
ゴールドアクター3
サトノダイヤモンド2
サトノノブレス8
シュヴァルグラン3
スマートレイアー
スワーヴリチャード1
ダンビュライト2
トリオンフ1
ペルシアンナイト1
マサハヤドリーム7
ミッキースワロー1
メートルダール4
ヤマカツエース3
ヤマカツライデン7

前走6番人気以下だった馬は……

サトノノブレス
マサハヤドリーム
ヤマカツライデン

ここではこの馬たちが消える。


ポイント5 関東馬は消し!

競馬界では西高東低と言われて久しいが、関西圏で開催される大阪杯は、輸送の面でも関東馬よりさらに有利となることもあり、関西馬がきっちりと結果を残すことが出来ている。

馬名所属厩舎
アルアイン関西池江泰寿
ウインブライト関東畠山吉宏
ゴールドアクター関東中川公成
サトノダイヤモンド関西池江泰寿
サトノノブレス関西池江泰寿
シュヴァルグラン関西友道康夫
スマートレイアー関西大久保龍
スワーヴリチャード関西庄野靖志
ダンビュライト関西音無秀孝
トリオンフ関西須貝尚介
ペルシアンナイト関西池江泰寿
マサハヤドリーム関西今野貞一
ミッキースワロー関東菊沢隆徳
メートルダール関東戸田博文
ヤマカツエース関西池添兼雄
ヤマカツライデン関西池添兼雄

関東馬は……

ウインブライト
ゴールドアクター
ミッキースワロー
メートルダール

ここではこの馬たちが消える。

ポイント6 前走逃げ馬は消し!

前走で逃げた馬は大阪杯では活躍できない傾向にある。目標にされやすいことや阪神競馬場で逃げ馬の成績自体がよくないことなど様々な要因があると考えられる。

馬名前走脚質
アルアイン先行
ウインブライト先行
ゴールドアクター中団
サトノダイヤモンド差し
サトノノブレス逃げ
シュヴァルグラン差し
スマートレイアー不明
スワーヴリチャード先行
ダンビュライト先行
トリオンフ先行
ペルシアンナイト後方
マサハヤドリーム中団
ミッキースワローマクリ
メートルダール後方
ヤマカツエース先行
ヤマカツライデン逃げ

前走逃げた馬は……

サトノノブレス
ヤマカツライデン

ここではこの馬たちが消える。

ポイント7 7歳以上は消し!

最後に年齢別で集計すると晩成型を除いてピークが過ぎていると考えられる7歳以上の高齢馬の不振が目立つ。

馬名馬齢
アルアイン4
ウインブライト4
ゴールドアクター7
サトノダイヤモンド5
サトノノブレス8
シュヴァルグラン6
スマートレイアー8
スワーヴリチャード4
ダンビュライト4
トリオンフ4
ペルシアンナイト4
マサハヤドリーム6
ミッキースワロー4
メートルダール5
ヤマカツエース6
ヤマカツライデン6

7歳以上の馬は……

ゴールドアクター
サトノノブレス
スマートレイアー

ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

ペルシアンナイト

今回の激走馬候補は1頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


ダービー卿CT2018の最終追い切り分析…マルターズアポジーらの調教評価は?

(C)MAZIMICKEY

2018年3月31日、中山競馬場でダービー卿CT(GⅢ/芝1600m)が行われる。グレーターロンドン、レッドアンシェル、マルターズアポジー、ヒーズインラブ、ソルヴェイグ、ゴールドサーベラスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

レッドアンシェル・牡4歳(栗東・庄野厩舎)

評価A-

3月22日1週前追い切り栗東CWコース(不良)

6F82秒6―66秒1―51秒4―37秒4―12秒6

不良馬場を強めに追われたが、格下(3歳未勝利)に1馬身遅れた。負荷をかけた追い切りができているため調子は良さそう。気性に問題のある馬だが今のところは落ち着きがある。

3月28日最終追い切り栗東CWコース(良)

6F85秒8―69秒2―53秒7―39秒5―11秒7

ラセット(3歳500万下)を先行して馬なりでの併せ馬、馬体を併せてからの伸びは良く1馬身先着した。1週前に不良馬場で強めの追い切りをしているため馬なりで折り合い専念、終いだけの調整だったが、道中も我慢ができて最後もまだ伸びそうな勢いがあった。調子は相当に上がっているが当日のテンションに要注意。

マルターズアポジー・牡6歳(美浦・堀井厩舎)

評価A

3月21日1週前追い切り美浦南Wコース(稍重)

5F65秒2―49秒7―36秒4―12秒3

強めに追われたとはいえなかなかの好タイムをマーク。馬場の内目で走りやすそうではあったが調子は完全に上向き、馬体もしまって上々の仕上がり。

3月28日最終追い切り美浦南Wコース(良)

5F67秒4―52秒7―38秒4―12秒4

単走での最終調整は、いつも通り抑えず追わずで柴田善臣騎手を背に軽快に一杯に走っていた。もたれ癖も出さずスピード感ある走りは体調の良さを現している。

中山記念を叩いた効果は大きいようで、前走よりも遥かに良化した張りのある馬体に仕上がっている。

ミュゼエイリアン・セン6歳(美浦・黒岩厩舎)

評価A-

3月22日1週前追い切り美浦坂路(不良)


4F57秒4―42秒4―14秒0

不良馬場の坂路と言うことで強めに追ってもタイムは出なかった。ただ走りは力強く、前走並みの状態はキープ出来ている。

3月28日最終追い切り美浦坂路(良)

4F53秒9―39秒4―25秒5―12秒7

ダッシャークワトロ(4歳上500万下)と併せ馬で併入もしくはわずかだけ先着している。
だが、モヤでほとんど状態は確認できていない。タイム的には合格点、前走1着の好調さはキープ出来ていそう。

ヒーズインラブ・牡5歳(栗東・藤岡厩舎)

評価A-

3月21日1週前追い切り栗東坂路(不良)

4F56秒3―41秒1―13秒3

一杯で追われても不良馬場のためタイムは出ず。ゴール前は少し仕掛けて最後の伸びの確認を行ったが、しっかりと体を使って走れており、問題はなさそう。好調キープとみていい。

3月28日最終追い切り栗東CWコース(良)


6F81秒5―65秒1―50秒6―37秒3―11秒6

単走で強め、余裕の手応えで好時計をマーク。前走並みの出来にはあるが重賞クラスの追い切りには少し迫力が足りない。ただ、カリカリした面を見せずしっかりと走れていたのは好印象を受ける。

グレーターロンドン・牡6歳(美浦・大竹厩舎)

評価A-

3月22日1週前追い切り美浦南Wコース(重)

6F80秒6―65秒9―51秒3―36秒7―12秒5

縦1列でスタートして一杯に追われて、直線は実質4頭での併せ馬となった。長いところを追ったため、全体タイムは標準以上の時計が出た。内をついてなかなかの伸び脚で僚馬を抑えて先着、馬体の張りも申し分なく好調。

3月28日最終追い切り美浦南Wコース

田辺騎手を背に併せ馬、内に潜り込んで馬なりで2馬身程度先着。ただし、映像がモヤで見えず馬体やフットワークは確認できず、好不調の判断はできない。


ドバイシーマクラシック2018の競馬予想分析…外国馬クロスオブスターズの取捨選択

(C)Waseem BKH

日本馬のライバルとして――。

2018年3月31日、ドバイ・メイダン競馬場でドバイシーマクラシック(GⅠ/芝2410m)が行われる。日本からは2017年日本ダービー馬のレイデオロ、2016年の香港ヴァーズで勝利したサトノクラウン、モズカッチャンが出走予定だ。その中で最大のライバルとして立ちはだかるのがクロスオブスターズである。

クロスオブスターズは数多くの名馬を輩出した名門ファーブル厩舎に所属し、馬主は先日の高松宮記念で優勝したファインニードルの馬主であるゴドルフィンである。地元トバイでは絶対に負けられない。2017年の凱旋門賞では惜しくも2着に敗れたが、その実力は高い。G1のタイトルは2017年のガネー賞のみだが、力を着実につけてきており、この中では実力上位と見ていい。

クロスオブスターズを見ていく中で日本馬に大きく差を付けるいくつかのアドバンテージがある。また過去に対戦した日本馬との力関係を見ても、日本馬が上回れるかは微妙なところだ。海外競馬の馬券発売で日本馬にどれだけ人気が流れるかによっては、クロスオブスターズをそこそこいいオッズで買える可能性がある。今回はクロスオブスターズのアドバンテージに関して注目する。


アドバンテージ① レーティング

クロスオブスターズのレーティングは125ポンドとなっている。これはサトノクラウンのレーティング122ポンドよりポンド程高い。ちなみにキタサンブラックは2017年の有馬記念で124ポンドという数値を残している。レーティングだけで見ればキタサンブラック以上の評価となる。レイデオロは121ポンド、モズカッチャンは113ポンドだが牝馬のアローワンス4ポイントを加えて117ポンドだ。外国勢ではポエッツワードとアイダホが119ポンドとなっている。

レーティングで見ていけばクロスオブスターズ、サトノクラウン、レイデオロが120ポンドを超えている。その中でクロスオブスターズは3ポンドリードをしているわけだ。外国勢の中だけで見ればすでに勝負はついたようなものだ。これにクロスオブスターズには地の利、完全ホームが加わる。日本馬は遠征してレースを行う。環境を加味しても、レーティング以上の差をつけられてるといっても過言ではない。

アドバンテージ② サトノダイヤモンドとの対戦

クロスオブスターズはサトノダイヤモンドと2度対戦している。フォワ賞と凱旋門賞だ。クロスオブスターズはいずれも2着に敗れたが、サトノダイヤモンドには先着している。しかも凱旋門賞では明らかな大差をつけた。もちろんそれだけで日本馬との物差しにするには材料が足りないかもしれないが、全く勝負にならなかったことを考えればサトノダイヤモンドに適性がなかったか力がなかったか、そのいずれかである。もし力が及ばなかったとすれば、菊花賞や有馬記念を制したサトノダイヤモンドですら歯が立たなかったということを意味する。

実績面でいえばレイデオロはまだサトノダイヤモンドの域には到達していないし、サトノクラウンもまだそこまでではない。モズカッチャンもそれは同様である。クロスオブスターズを日本で走らせればまだわからないが、ドバイであれば条件は同じだから差をつけて勝つ可能性が高い。展開などはあるにしても、そこはゴドルフィンの主戦騎手であるバルザローナ騎手が乗る。下手なことはできない。

アドバンテージ③ 斤量3キロ減

海外競馬でよくあるのが、前走からの斤量が一気に減ってそのレースで好走するパターンだ。凱旋門賞でも古馬なら59.5キロを背負わされるように、ヨーロッパはかなりの斤量になる。クロスオブスターズの場合も前走は初めて60キロを背負わされた。それが今回は57キロでの出走だ。この3キロ減は非常に大きく、馬としても軽く感じるのは間違いない。

一方の日本馬はだいたい同じような斤量で臨む。特にレイデオロは前走の京都記念で57キロを背負い、直線で伸びきれずに負けている。斤量の影響よりも折り合いの影響が大きかったが、斤量が影響していないとは言い切れない。斤量が一気に減って好走するパターンは海外G1、特にヨーロッパを主戦にする馬に顕著に見られる。ヨーロッパの馬が日本に来る場合もこうしたことで激走することはよくある。

まとめ

これまでのドバイシーマクラシックと比較しても、全体的にメンバーが薄い。それだけ日本馬も勝つ可能性の高いレースであることは間違いないが、ヨーロッパの総大将となり得るであろうクロスオブスターズがこの中では頭1つ実力面ではリードしている。同じ厩舎で2017年のブリーダーズカップターフを制したタリスマニックと互角の競馬ができていることからも、GⅠはまだ1勝ながらもその実力は十分だ。

凱旋門賞2着の重みは大きく、レーティング125ポンドも納得である。前走オールウェザーを使った影響への心配もあるが、それでも押し切れるだけの実力を持っている。ブックメーカーだけを見ればクロスオブスターズが少し抜けた1番人気ではあるが、日本で購入する場合は日本独自のオッズとなる。その動向にも注目が集まる。


ダービー卿CT2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

(C) Horse Race Photo Studio

2018年3月31日、中山競馬場でダービー卿CT(GⅢ/芝1600m)が行われる。安田記念を見据えてグレーターロンドン、レッドアンシェル、マルターズアポジーなどが出走を予定している。

波乱含みのレースでもあり伏兵の台頭にも注意が必要なレースだ。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年(阪神で開催された2011年を除く)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
15ダイワメジャーロックオブジブラルタル
21Encosta de LagoRedoute’s Choice
32ステイゴールドDynaformer
15ハーツクライブライアンズタイム
24ローエングリンサンデーサイレンス
32ディープインパクトStorm Cat
11スクリーンヒーローカーネギー
24キングカメハメハスペシャルウィーク
39クロフネサンデーサイレンス
14ダイワメジャーGrindstone
29マイネルラヴファルブラヴ
38ウォーエンブレムサンデーサイレンス
15ゴールドヘイローミルジョージ
21ダイワメジャーLaw Society
32ジャングルポケットサンデーサイレンス
13マンハッタンカフェジェネラス
210Red Ransomサンデーサイレンス
37ネオユニヴァースノーザンテースト
17エアジハードトニービン
24ムタファーウエクパークリージェント
35マーベラスサンデートニービン
11ゴールドアリュールマルゼンスキー
27ムタファーウエクパークリージェント
312マヤノトップガンDanzig
14フレンチデピュティサンデーサイレンス
29DynaformerHero’s Honor
316ダンスインザダークハウスバスター

解析・分析:注目血統は?

2015年を除いて近年はサンデーサイレンス系種牡馬産駒から勝ち馬が出ている。特にダイワメジャーは近5年で2勝の他に2着馬もおり、今年も注目したい。その他にディープインパクト・ステイゴールド・ハーツクライなど今年も産駒が出走を予定している。サンデーサイレンス系以外ではニアークティック系種牡馬とミスタープロスペクター系種牡馬、またサンデー系と同じロイヤルチャージャー系ではスクリーンヒーロー産駒のモーリスの活躍もあり、今年はいずれの系統の馬も出走を予定している。

ニアークティック系・ミスタープロスペクター系種牡馬に注目すると

2016年 ロゴタイプ(母父サンデーサイレンス)
2015年 クラリティシチー(母父スペシャルウィーク)
インパルスヒーロー(母父サンデーサイレンス)
2014年 インプロヴァイス(母父サンデーサイレンス)

といった母父サンデー系種牡馬の馬が近年好走する傾向にある。今年の該当馬としては2015年の2着馬のクラリティシチーやクラリティスカイとなり、波乱の立役者となりうるか注目してみたい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ディープインパクト29-23-22-15912.4%31.8%
ハーツクライ7-8-3-817.1%18.2%
Encosta de Lago2-1-0-150.0%75.0%
キングカメハメハ17-22-12-1259.7%29.0%
クロフネ5-4-7-636.3%20.3%
スクリーンヒーロー5-1-1-3711.4%15.9%
ダイワメジャー20-18-23-1698.7%26.5%
アドマイヤムーン9-10-2-858.5%19.8%
ハービンジャー8-10-7-3912.5%39.1%
マツリダゴッホ8-8-9-966.6%20.7%
ステイゴールド12-15-7-1237.6%21.7%
ゴスホークケン1-0-0-420.0%20.0%
マンハッタンカフェ12-5-11-6912.4%28.9%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

近年好走馬を出しているディープインパクト、キングカメハメハ、ダイワメジャーの成績が優れているのが分かる。マンハッタンカフェもこれらに匹敵する成績を残しており、レッドアンシェルの好走に期待したい。

また、出走頭数の少ない種牡馬の中ではハービンジャーがディープインパクトを上回る成績を残している。ヒーズインラブやテオドールが出走を予定しており、近3年で連対馬を出しているニアークティック系種牡馬としても注目の存在だ。


ドバイターフ2018の競馬予想分析…ネオリアリズムを占う3つの考察点

(C) Allen Choi

香港に次ぐ2ヶ国目のGⅠ制覇となるか――。

2018年3月31日、メイダン競馬場でドバイターフ(GⅠ/芝1800m)が行われる。近年は積極的に海外遠征を繰り返し昨年QE2世Cで念願のGⅠを制した、今年はドバイ競争に初参戦となり2ヶ国目のGⅠ制覇を狙うのがネオリアリズムだ。同馬も7歳となり、またこれまでとは異なるドバイ遠征で実力が発揮できるか懸念される点もある。

今回はネオリアリズムの本レース好走に向けた3つの考察点を挙げていく。


期待① モレイラ騎手の継続騎乗

今回もモレイラ騎手が継続騎乗する点は何よりも心強いだろう。昨年はヴィブロスを同レース優勝に導いており、同馬のQE2世C時も同騎手の功績である。これまで1着1回、3着1回(いずれもシャティン競馬場)の成績で今回が3度目の騎乗となる。十分に同馬の癖を把握していると思い、今回も能力を引き出してくれるに違いない。

ポイント① メイダン競馬場への適正

同馬はこれまで7つの競馬場で走ってきたが、メイダン競馬場は初めてである。これまでも何頭もの日本馬が優勝してきたコースだけに同じ日本馬として心配はないと思われるが、同馬のケースはどうであろうか。まず、メイダン競馬場の芝コースは日本の野芝に近いバミューダグラスがベースに用いられている。これに加えてペレニアルライグラス(洋芝)を使用しており、こちらは札幌・函館競馬場などでも使われている品種である。

同馬は日本の軽い馬場への適応もさることながら、札幌競馬場での戦績は3戦全勝であり洋芝適性も十分にあると考えられる。また、GⅠ優勝実績のあるシャティン競馬場もメイダン競馬場と全く同じ芝の組み合わせである。

初コースとなる同馬であるが少なくとも芝適正の面では問題なさそうだ。あとは気候を含めたドバイの環境に適応できるかという点だろう。

ポイント② 年齢

3歳時より走ってきた同馬も今年で7歳となる。年齢面での衰えという不安がよぎるだろう。若い時期から勝ち星を重ねてきたが、重賞戦線で活躍し始めたのが5歳夏の札幌記念からである。それ以降は重賞のみを使われてきており(3-0-2-2)(勝率42.9%、複勝率71.4%)という成績で、着外の2戦は距離不足の香港マイル(初海外遠征)と香港帰りからの初戦でかつ不良馬場であった昨年の秋の天皇賞である。これらを除けば近2年の成績は非常に充実した内容であり、衰えるにはまだまだ早いといった印象を受ける。4・5歳馬が主に活躍している同レースであるが、昨年の春の勢いを再びこのレースでみせてもらいたいものだ。

まとめ

いかがであっただろうか。ネオリアリズムは7歳という年齢を考慮するとこれまでの同レースの傾向からは厳しい戦いになる可能性が高い。しかし、コース適性は騎手などプラス材料も多々あり、好走も十分に期待できる。あとはいかにドバイの環境に馴染んで、当日能力を発揮できるかにかかっている。是非共、現地での追い切りと当日の気配にも注目して検討をしていただきたい。


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