武豊騎手といえばディープインパクト――。
そのイメージは間違いではない。武豊騎手といえばディープインパクトだ。もうこのコンビは不動だ。ドラえもんとのび太、しんのすけとシロ、まる子とタマちゃんくらい切っても切り離せない関係にある。
ただし、それはあくまでも現役時代のイメージである。
種牡馬としてのディープインパクトと武豊騎手が合うかといえば、必ずしもそうではない。(それは別の機会にやるとして)実はもっと相性のいい種牡馬がいる。
それが、今回紹介するキングカメハメハだ。
武豊騎手とキンカメ
武豊騎手とキングカメハメハといえばローズキングダムが思い出される。
小牧太騎手(厳密に言うと後藤浩輝騎手)からバトンを受け継いだ神戸新聞杯を快勝。菊花賞では距離の問題もあってか2着に終わったが、続くジャパンカップでは(ブエナビスタの降着があったとはいえ)見事に勝利してみせた。
他にも超人気薄のヒットザターゲットを宝塚記念や天皇賞秋で掲示板に持ってきたし、今年のクラシック戦線ではマキシマムドパリとともにフローラステークスで馬券圏内に入り、オークスへの出走権を手にしている。(本番でも12番人気8着と人気以上に走った)
もっとも、武豊騎手がキンカメ産駒とコンビを組んで真価を発揮する条件は別にある。
意外にも買えるのはダートのほうなのだ。
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