京成杯2019の競馬予想分析!軸決定?好走率5割超の鉄板データを公開

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2019年1月14日、中山競馬場で京成杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回のJRA重賞の予想考察では、過去10年のデータと傾向を振り返って軸馬にふさわしい出走馬を導き出していく。

今年はランフォザローゼス、ダノンラスター、シークレットラン、ラストドラフト、カテドラルらが出走する。有力馬の中で過去の好走馬と同じ傾向に該当するのはどの馬なのか? あるいは人気薄の中から台頭してくる馬がいるのか?

過去の歴史を注意深く見ていくと、2019年の当レースで台頭する馬が見えてくる。


目次

2019年JRA重賞考察:京成杯の競馬予想分析

競馬TIMESでは過去のデータを徹底分析。考察から導き出した予想のポイントをピックアップしていく。

以下が特に注目したい予想のポイントだ。

予想ポイント 基本は一桁人気馬から

まずは人気別の傾向から。結論から書くと、京成杯では人気薄がほとんど走らない。

人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1番人気 3- 3- 1- 3/ 10 30.0% 70.0% 95 101
2番人気 3- 1- 2- 4/ 10 30.0% 60.0% 148 103
3番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 53 53
4番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0% 0 30
5番人気 2- 2- 0- 6/ 10 20.0% 40.0% 186 112
6番人気 0- 0- 2- 8/ 10 0.0% 20.0% 0 59
7番人気 1- 2- 1- 6/ 10 10.0% 40.0% 126 155
8番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 0 69
9番人気 0- 0- 1- 9/ 10 0.0% 10.0% 0 64
10番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0 0
11~人気 0- 0- 1- 47/ 48 0.0% 2.1% 0 29

11番人気以下は47頭走って好走したのはわずか1頭のみ。極寒期の中山芝2000mというタフな条件で行われるため、力が劣る馬に出番は訪れないのだ。

原則として一桁人気馬から軸を選んでいくのがいいだろう。

※以下、10番人気以内を対象に集計

予想ポイント 早生まれを狙え

京成杯で一つのポイントになるのが馬の完成度だ。

京成杯は3歳の1月という早い時期に行われる。しかも舞台は中山の芝2000m。この時期の中山は馬場がタフ。2000mも3歳馬にとっては長距離の部類に入る。

要するに3歳の若駒にとって非常に過酷な条件というわけだ。

だからこそ、いかに馬が完成しているかどうかが勝負を分けるポイントになる。

実際、誕生月別の成績を見てみると、傾向ははっきり見て取れる。

生月 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1月生 3- 1- 1- 6/11 27.3% 45.5% 122 103
2月生 1- 3- 3-16/23 4.3% 30.4% 49 116
3月生 3- 3- 0-25/31 9.7% 19.4% 45 41
4月生 2- 2- 4-14/22 9.1% 36.4% 42 75
5月生 1- 1- 1- 9/12 8.3% 25.0% 105 59
6月生 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0

1、2月生まれの成績が明らかにいいことが分かる。クラシックを勝ち負けするようなタイプの馬は3〜5月に生まれていることが多いが、京成杯に関しては3月以降の生まれだとやや遅すぎる。

才能ではなく、完成度の差で遅れを取ってしまう可能性が高いのだ。

よって、早生まれを重視していくのが吉だろう。

予想ポイント 上がりは才能を数値化したもの

完成度が重要と書いたが、もちろんポテンシャルも重要な要素の一つだ。

それを図る上で最もわかりやすいのが前走の上がりを見ること。日本の競馬において上がりの数字は才能を数値化したものと言い換えることができる。

前走脚質 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
3F 1位 3- 1- 3- 20/ 27 11.1% 25.9% 74 60
3F 2位 5- 4- 4- 10/ 23 21.7% 56.5% 130 159
3F 3位 0- 2- 0- 12/ 14 0.0% 14.3% 0 22
3F ~5位 1- 1- 1- 14/ 17 5.9% 17.6% 20 37
3F 6位~ 1- 2- 1- 15/ 19 5.3% 21.1% 38 63

明らかに速い上がりを使っている馬のほうが好成績を残していることが分かる。

特に前走で上がり3位以内の末脚を使っている馬は、能力を評価していいだろう。

予想ポイント 前走は1800m以上がベター

京成杯はタフな条件で行われる。よって、可能な限りタフな条件に対応できるタイプの馬やタフな条件を経験してきて耐性のある馬を選ぶのがベターだ。

例えば距離別の成績を見てみると、マイル以下のスピード競馬を経験した馬が苦戦していることが分かる。

前走平地距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1600m 1- 1- 0- 16/ 18 5.6% 11.1% 40 26
1700m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0 0
1800m 2- 2- 3- 17/ 24 8.3% 29.2% 65 88
2000m 7- 7- 6- 37/ 57 12.3% 35.1% 66 85

明らかに1800m以上を使ってきた馬のほうが成績がいい。「前走は1800m以上を使った馬から」と考えるのがいいだろう。

注目データまとめ

好走データをまとめていくと……

・10番人気以内
・1、2月生まれ
・前走上がり3位以内
・前走1800m以上

となる。ここからさらに前走ダートなど、明らかにマイナスのデータを差し引く。このデータに合致している馬の過去10年における成績はというと……

着別度数 勝率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
3- 3- 3- 8/17 17.6% 52.9% 125 167

ご覧の通り、驚異的な成績となっている。

2019年の京成杯軸馬候補は?

今年、このデータに該当する馬を見ていくと……

シークレットラン
ダノンラスター

軸にするもよし、相手にするもよし。一つだけ言えることは、これらすべての馬を馬券から外すことは的中よりも外れに近づいてしまう可能性が高そう、ということだ。

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