(C)Koji Takahashi

7月8日(日)、福島競馬場で夏の名物重賞である七夕賞が行われる。今年は例年以上に混戦ムードが漂うメンバー構成となりそうだ。

同レースと同じ距離・コースで行われた福島民報杯を制したマイネルサージュを始め、福島牝馬Sの勝ち馬であるキンショーユキヒメや前走のマーメイドSで1番人気の支持を受けたレイホーロマンス、また上位人気が予想される素質馬サーブルオールが出走を予定している。

今回はそんな有力馬の中でも、昨年の京都新聞杯を制したプラチナムバレットに焦点を当てることにする。前走の都大路Sでは競馬ファンの期待を裏切る形となったが、前走以外のレースでは掲示板を外していない堅実さが売りの同馬。4歳馬となり、充実期を迎えるプラチナムバレットを紐解いていくことにする。


ポイント①美浦と栗東

過去10年の七夕賞において、所属地域による戦績の差を比べると大きな差が浮かび上がってくる。それは栗東に所属する関西馬の強さである。以外にも輸送時間を考慮すると美浦に所属する関東馬が優位ではあるものの、七夕賞においては関西馬を中心に馬券を組み立てるのが、効率的だといえるだろう。過去10年で関西馬が8勝、2着4回、3着6回の結果を残している。一方、関東馬は勝ち馬が2頭と散々ともいえる成績である。

勝率連対率複勝率
美浦2.6%10.5%17.1%
栗東10%15%22.5%

ポイント②前走1番人気馬

2つ目のポイントは、前走のレースで1番人気の支持を受けていた馬が好成績を残しているという点だ。このデータでポイントになるのは、前走1番人気の支持を受けていたということで必ずしも結果が伴っていななくても問題ない。七夕賞はハンデ戦として行われるレースだけに、前走の結果によっては重ハンデになる可能性もあるためだ。

但し、前走のレースで1番人気の支持を集めたということは、前走のメンバーの中では1番勝利する可能性が高いと競馬ファンが考えた馬である。その為、元々の競争馬としての能力が高いことが挙げられ、七夕賞で条件が一気に好転し、好走するというパターンに繋がっているのではないだろうか。

下記は、前走1番人気馬による結果である。

勝率連対率複勝率
28.6%42.9%57.1%

ポイント③脚質

福島競馬場の特徴としてコーナーが緩やかである為、コーナーワークを利用しながらスピードを徐々に加速させ、最後の直線で瞬発力を活かす馬が好走するパターンが多いといえる。その為、良質な瞬発力を持つサンデーサイレンス系に属する種牡馬の産駒による成績が優秀である。プラチナムバレットの父であるマンハッタンカフェもサンデーサイレンス系であり、福島競馬場における成績も良績である。

但し、七夕賞は開幕2週目ということもあってか、人気薄の逃げ・先行馬が台頭することも多々見受けられる。そのことからも、直線だけの極端な競馬ではなく、中団よりも前で競馬を進めながら最後の直線で良質な瞬発力を繰り出せる馬が好走を果たしている。

まとめ

以上、3つのポイントを満たす馬こそプラチナムバレットといえるだろう。前走14着と歯がゆい結果ではあったものの、過去の好走馬と重なる点が多く、同レースにおいてパフォーマンスの向上が見込める1頭であるだろう。果たして夏の名物重賞である七夕賞で、今年はどのような結末が用意されているのだろうか。待ち遠しい今週末の競馬開催を楽しみにしていて欲しい。

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