京成杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

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1月13日、中山競馬場で京成杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはシークレットラン、ダノンラスター、ランフォザローゼス、ラストドラフト、カテドラルらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

京成杯の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の高額配当は2013年の166,910円が最高であり、10万円以上が3回出ている。逆に万馬券にならなかった年が2010年のみであり、穴馬の選定は必須と言えよう。

一方で単勝オッズは2桁オッズの年が2013年(1260円)と2016年(1130円)のみであり、人気馬が優勝する傾向にありこちらは人気に逆らえないだろう。

馬連も過去10年で万馬券はなく、最高配当が2016年の7460円となっている。とはいえ7年で1350円-7460円の中穴配当が見られるため、人気馬と穴馬を上手く選出る必要がある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 人気薄のキングカメハメハ系に注目

ディープインパクトを筆頭にサンデーサイレンス系の優勢が重賞戦線でも見られる中、当レースの勝ち馬の父を見るとスクリーンヒーロ、バゴ、ハービンジャーなどと非サンデー系産駒の優勝が続く。2着以下でも昨年カンパニー産駒のイエッツトが6番人気で好走したように同傾向が見られる。今回注目したいのでは人気薄のキングカメハメハだ。

2017年 ガンサリュート(7人気)
2016年 ケルフロイデ(6人気)
2015年 クルーガー(6人気)

いずれも人気薄のキングカメハメハ産駒が好走している。

キングカメハメハ ( 31- 26- 30-193)
勝率 11.1% │ 複勝率 31.1%

ルーラーシップ ( 7- 7- 5- 27)
勝率 15.2% │ 複勝率 41.3%

キングカメハメハ産駒だけでなく、近年の活躍が目立つ直系の産駒にも注目した方が良いだろう。特にルーラーシップは出走頭数は少ないものの父を上回る好成績を現在までに残している。

予想参考データ② 関東所属騎手の騎乗馬に注目

昨年は蛯名騎手騎乗のイエッツト、3年前は石橋騎手騎乗のケルフロイデが馬券に絡むなど、過去10年の馬券に絡んだ6人気以下の馬の騎手に注目すると

関東所属騎手
2018年 イエッツト(蛯名騎手)
2016年 ケルフロイデ(石橋騎手)
2015年 クルーガー(内田騎手)
2013年 ケイアイチョウサン(石橋騎手)
2011年 デボネア(吉田騎手)/プレイ(柴田(大)騎手)
2009年 モエレビクトリー(田中(勝)騎手)

関西所属騎手
2017年 ガンサリュート(北村(友)騎手)

と、圧倒的に関東所属騎手騎乗馬が多いことがわかる。

今年は栗東所属+外国人騎手(短期免許)6名:関東所属騎手 6名であるが、人気馬に騎乗する関東騎手は内田騎手1人という状況である。積極的に人気薄の関東所属騎手騎乗馬を狙うのも一つの手だろう。

予想参考データ③ 1800m勝ち馬に注目

同レースに出走する馬の中で2000mまでの距離経験のある馬も多いが、キャリアも浅く同条件の中山2000mも経験している馬はやはり少ない。葉牡丹賞などの同条件のレースを経験している馬がその強みを活かして活躍するかにも注目したいが、過去の傾向ではデビュー戦や未勝利を1800m戦で勝ち上がった穴馬の活躍が目立つ。

2018年 イエッツト
2017年 ガンサリュート
2015年 クルーガー
2014年 ケイアイチョウサン
2011年 プレイ

根拠はないもののこういったデータから穴馬を抽出するのも一つの手であろう。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはカイザースクルーン、クリスタルバローズ、ナイママだ。

カイザースクルーンは1800m勝ち、関東所属の石川騎手で同レースに臨む。ルーラシップ産駒が父同様に人気薄で好走するか注目だ。

クリスタルバローズも1800m勝ち、関東所属の北村(宏)騎手騎乗と穴馬の条件が揃っている。こちらも激走候補に挙げたい。

ナイママはデビュー勝ちが地方のダート1000mである点は異なるが、10年前のモエレビクトリーの例もあり、同様に期待したい。騎手も関東所属の柴田(大)騎手である。前走大敗しているものの札幌2歳Sではニシノデイジーの2着にきており、まだ見限るには早いだろう。

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