富士S2018の競馬予想分析!過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

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2018年10月20日、東京競馬場で富士S(GⅢ/芝1600m)が行われる。マイルCSの前哨戦として重要なステップレースであり、今年はエアスピネル・ペルシアンナイト・ジャンダルムなどが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順 人気 種牡馬 母父馬
1 1 キングカメハメハ サンデーサイレンス
2 4 フジキセキ Cozen
3 11 キングカメハメハ ディクタット
1 3 スニッツェル サンデーサイレンス
2 4 フジキセキ Cozzene
3 2 ディープインパクト Unbraidled's Song
1 4 ディープインパクト Unbraidled's Song
2 1 ディープインパクト Storm Cat
3 3 ローエングリン サンデーサイレンス
1 2 ディープインパクト クロフネ
2 12 キングヘイロー リンドシェーバー
3 5 アグネスタキオン ダンシングブレーヴ
1 1 ディープインパクト Caerleon
2 9 ディープインパクト Meadowlake
3 14 キングヘイロー リンドシェーバー
1 5 ダンスインザダーク Bertolini
2 3 ディープインパクト O'Reilly
3 14 フジキセキ リアルシャダイ
1 1 Giant's Causeway Sadler's Wells
2 6 ジャングルポケット サンデーサイレンス
3 5 チーフベアハート サンデーサイレンス
1 2 ダンスインザダーク フォーティナイナー
2 14 シングスピール Kingmambo
3 13 マンハッタンカフェィ ジェネラス
1 6 タニノギムレット サンデーサイレンス
2 11 サンデーサイレンス Zafonic
3 15 タイキシャトル ロイヤルアカデミーⅡ
1 4 フレンチデピュティ サンデーサイレンス
2 5 サクラバクシンオー Bering
3 7 ジャングルポケット Crafty Prospector

解析・分析:注目血統は?

サンデーサイレンス系はディープインパクト、フジキセキ中心に活躍がみられ、加えてキングカメハメハ産駒・ニアークティック系種牡馬産駒が活躍している。

ディープインパクト産駒はステファノスやダノンプラチナなどのミスタープロスペクター系の血を母系に持つ馬の活躍が目立ち、今年はガリバルディが該当する。

非サンデー系は母父サンデーサイレンスの馬が活躍する傾向にあり今年もこの傾向に注目だ。

2017年 エアスピネル(母父サンデーサイレンス)
2016年 ヤングマンパワー(母父サンデーサイレンス)
2015年 ロゴタイプ(母父サンデーサイレンス)
2011年 アプリコットフィズ(母父サンデーサイレンス)/マイネルラクリマ(母父サンデーサイレンス)
2009年 アブソリュート(母父サンデーサイレンス)
2008年 サイレントプライド(母父サンデーサイレンス)

今年の出走予定馬ではジャンダルム、ペルシアンナイトが該当する。リピーターの多いレースでもあるので過去の優勝馬であるエアスピネル、ヤングマンパワーも無視できない存在だ。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率
ステイゴールド 16-12-22-134 8.7% 27.2%
キングカメハメハ 17-20-13-177 7.5% 22.0%
ディープインパクト 68-52-40-211 18.3% 43.1%
スクリーンヒーロー 1–2–3-44 2,0% 12.0%
Kitten's Joy 2-0-0-0 100.0% 100.0%
アドマイヤムーン 5-12-9-96 4.1% 21.3%
メイショウサムソン 7-7-3-47 10.9% 26.6%
ローエングリン 1-10-3-39 1.9% 26.4%
ハービンジャー 8-4-12-54 10.3% 30.8%
ゴスホークケン 0–0–0-3 0.0% 0.0%
スニッツェル 2-0-0-9 18.2% 18.2%
ハーツクライ 23-14-8-162 11.1% 21.7%

集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

ディープインパクト以外にはハーツクライ・ハービンジャー・メイショウサムソンの成績が優れているのがわかる。上位人気が予想される馬の中ではペルシアンナイトの走りに期待がかかる。自身の成績も含めて同条件と相性が良いメイショウサムソン産駒のデンコウアンジュの走りも警戒する必要があるだろう。

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