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2018年9月29日、阪神競馬場でシリウスステークス(GⅢ/ダート2000m)が行われる。出走予定馬には、アンタレスステークス勝利のグレイトパール、ジャパンダートダービー2着のオメガパフューム、平安ステークスを制したサンライズソアなどがいる。京都ダート1900メートルで行われるJBCクラシックに向けて大事な一戦となる。

過去10年のシリウスステークスのデータを見ると、1番人気は3勝2着2回となっており、まずまずの信頼度と言える。5番人気までもだいたいそれなりの信頼度で続くが、去年は11番人気の馬が勝つなど、ハンデ戦ということもあってか上位人気だからすぐに信頼するというのは少し厳しいか。

JBC競走に向けた前哨戦は続くが、シリウスステークスは実はJBCクラシック前最後の中央の重賞となっている。地方ではまだまだ前哨戦は行われるが、ダート2000メートルというスタミナのいるシリウスステークスはJBCクラシックの前哨戦にはぴったりと言えるレースだ。危険な人気馬はあぶり出しておきたい。


データ① 準オープン勝ちが強いはずだが・・・

前走別の成績を見ると1600万条件、準オープンを勝った馬が抜群の成績を残し、前走準オープンだった馬は過去10年で5勝している。その中にはアウォーディーやワンダーアキュートといったJBCクラシックに勝利した馬もいる。準オープン勝ちから狙いたいところだが、実は注意すべき部分がある。この2頭はいずれもオークランドレーシングクラブトロフィーを制している。阪神ダート1800メートルのレースだが、異様に相性がいい。

ところが、今年はそこから参戦する馬が1頭もいない。5勝のうち4勝を挙げるオークランドレーシングクラブトロフィー組が1頭もいないとなると、準オープン勝ちでも通用するというのは少し疑ってかかるべきだ。該当馬は3頭いるが、逃げ残りで勝った馬が多く、同じレースができるとは思えない。人気になるようなら思い切って切るべきだろう。

データ② 休み明けだと少ししんどい?

オークランドレーシングクラブトロフィーもそうだが、ラジオ日本賞組からも勝ち馬が出ている。この2つは中1週のレースであり、多少間隔が短い方がこのレースで好走するにはいいかもしれない。平安ステークス組は健闘するものの2着まで、勝ち馬を輩出した8レースの中ですべて7月以降、その中でも8月以降のレースが大変目につく。このあたりで一気に絞るのがいいだろう。

そうなるとグレイトパールは怪しい。ほぼ1年の休み明けだったアンタレスステークスを制した以上、休み明けで走らないとは言いにくいが、データ的には少し嫌な傾向と言える。これはサンライズソアにも言える。平安ステークスは逃げ切り勝ちだったが、逃げる時と逃げない時の成績の差が激しく、今回は休み明けでどうか。人気になる2頭はここをステップにJBCクラシックを目指すのかもしれないが、なかなか適鞍もなかったとはいえ、やや不安を残す。

データ③ ハンデデータあれこれ

前走との斤量差を見ると前走より減らしている馬の方が断然いい。過去10年で7勝も挙げており、3キロ以上減らした馬も好調だ。一方で斤量増はやや苦戦を強いられる。全く来ないわけではないが勝ち切れないのが実情だ。グレイトパール、コパノチャーリー、サンライズソアが該当する。特にグレイトパールはおそらく人気が集中するが、3連単の1着軸で買うのを少しためらうデータだ。

一方、斤量別で見ると、良績が集まるのが54キロから56キロのゾーンだ。この範囲内で8勝を稼ぐ。グレイトパールやサンライズソアが背負う57.5キロも1勝しており、軽視はできない。3キロ以上減でも大丈夫だからと52キロ以下の馬に手を出すのは少し危険だ。前走3歳限定戦だった馬の3キロ減が理想的だ。オメガパフュームはまさにその理想的な53キロだが、同じ斤量でもヒラボクラターシュは斤量変わらず。そこが少し気になる。

まとめ

この中でデータ的に推せるのはオメガパフュームである。3キロ減の5キロで前走のジャパンダートダービーはルヴァンスレーヴとコンマ3秒差となっている。デムーロ騎手が騎乗停止になったことで色々と騎手の移動が目立つが、和田竜二騎手が初コンビとなる。ワンダーアキュートで勝利するなど、こうしたダートのレースでは和田騎手の方が向いているだろう。

人気馬はやや不安を抱えた形になっているが、逆転候補は何かと問われるとこれも難しい。1キロ減で臨めるクインズサターンも狙い目か。全体的に層がやや薄く、だからこそ準オープン勝利の勢いで勝てるのかもしれないが、少しでも勢いのある馬から狙いたい。

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