セントウルS2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2020年9月13日、中京競馬場でセントウルステークス(GⅡ/芝1200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるダノンスマッシュ、ミスターメロディ、ビアンフェ、シヴァージ、クリノガウディーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

中京開催のため、2012年以降の高松宮記念やCBC賞のデータを参考にしつつ、過去10年のデータも確認していく。


目次

セントウルステークスの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝、2着は4回、3着は1回。馬場改修前の2006年にも行われたが、この時は人気サイド。テイクオーバーターゲットは59キロで2着だったが、本番は見事1着だった。

サマースプリントシリーズのチャンピオンも気になるが、中京1200で激走した馬への注目は忘れてはならない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 中京1200重賞はリピーターが多い?

中京1200の重賞は高松宮記念とCBC賞の2つだ。意外と目立つのがリピーターが来やすいということか。

今年の高松宮記念はその傾向は出なかったが、過去では何頭もリピーターがいる。ということは、中京1200で好走した馬を狙うのが筋だろう。

クリノガウディーをどのように捉えるかがポイントに。中京ではなぜかパッとしないダノンスマッシュとビアンフェもどうか。反対に中京に強いミスターメロディやセイウンコウセイが面白い。

予想参考データ② サマースプリント組の取捨選択

サマー2000シリーズはブラヴァスの優勝に終わった。最終戦で決めるケースはよくあるが、サマースプリントシリーズは2勝した馬が優勝するケースが多い。セントウルステークスで規定の1勝を挙げて優勝したケースは現行のスタイルになってからではタワーオブロンドンしかいない。

今年はレッドアンシェルがポイント的に優勝の資格がある。ラブカンプーは5着、タイセイアベニールは1着で優勝となる。他の馬はポイントでレッドアンシェルに並ぶも着順で届かない。

ラブカンプーは5着までならありそうだが、それより上はどうか。この馬も中京向きではない。タイセイアベニールは面白いが、夏競馬での負けが微妙なのがどうか。

予想参考データ③ 前残りは必至

時期が違う高松宮記念とCBC賞だが、CBC賞はここ4年4コーナー2番手以内の馬が馬券に絡み、高松宮記念は逃げ馬以外の4コーナー4番手以内にいた馬が3着以内に入っている。

つまり、4コーナー2番手や3番手にいた馬が熱いことを意味する。特に中京は開幕週、逃げが残ってもなんら不思議ではない。

ミスターメロディがすんなり前につける可能性はある。ビアンフェがどこまでいけるかもポイントに。このあたりはチェックしておきたい。

2020年の危険な人気馬は?

ダノンスマッシュは人気になる見込みだが、やはり中京がどうか。左回りで成績を崩しやすく、ここ最近は使うレースが安定していない。トライアルなら下馬評通りなだけに、もしここを克服すれば単に本番に弱い馬となるが果たして。セントウルステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、クリノガウディーは1つ目の消しデータに合致している。降着に絡んだ馬は調子を崩しやすい。調教を乗り込んだ騎手に戻ったが、成績は伸び悩んでおり、いくら相性が良くてもというところか。

反対にシヴァージは危険なデータに一つも当てはまらない。高松宮記念が大健闘で、函館スプリントステークスもそれなりにやれている。元々はダートの馬なので馬場が重くなればいいわけだが、東海地方はここ1週間は天気が不安定なので、馬場が重くなる可能性は十分にある。ならば、シヴァージでどうか。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、シヴァージと言えそうだ。

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