朝日杯FS2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2020年12月20日、阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるレッドベルオーブ、ステラヴェローチェ、ホウオウアマゾン、ドゥラモンド、モントライゼらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

阪神開催になった2014年以降のデータを参考にする。


目次

朝日杯フューチュリティステークスの人気馬成績

過去6年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は1回、3着も1回。人気馬総崩れは2016年のみ、あとは1番人気や2番人気が順当に入っている。

しかし、人気サイドで決まったのも2017年だけで、2ケタ人気の馬が1頭絡むことも多く、取捨選択が非常に重要である。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 関東馬の取捨選択

阪神開催になった朝日杯フューチュリティステークスだが、意外や意外、関東馬が大健闘をしている。去年のサリオス、グランアレグリア、ステルヴィオ、タワーオブロンドンと古馬になっても活躍する関東馬が多い。

傾向を見ると、東京マイルで勝ったか、東京のオープン特別以上で勝ったかこの2つがポイントになる。この2つを兼ねたのがサウジアラビアロイヤルカップだが、ベゴニア賞も相性がいい。

ドゥラモンドは東京での出走経験がなく、ここがどうか。関東馬はもう1頭しかおらず、こちらは地方上がり。関東馬が少し存在感のない年になりそうだ。

予想参考データ② 穴馬から見えてくること

毎年のように穴馬が絡んでおり、穴馬から好走パターンをチェックするのがいいだろう。まず想定されるのはマイル未満のオープン特別で勝った馬である。アルマワイオリ、シャドウアプローチが該当した。

次に人気薄で重賞好走経験のある馬で、これはボンセルヴィーソ、少々強引だがモンドキャンノも入る。あとは2勝した関東馬、前走圧勝した1勝馬ぐらいか。クリノガウディーはどれにも当てはまっていないが、新馬戦が6人気1着で、東スポ杯が人気薄で7着、後の活躍を考えればこの中で一番頑張っているので実力があったということか。

ロードマックスやアスコルターレ、カイザーノヴァは面白い存在になるだろう。ただ2勝した関東馬としてドゥラモンドもいる。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

事実上の前哨戦となった阪神開催のデイリー杯2歳ステークスだが、勝ちタイム1分32秒4は優秀すぎるといってよく、翌週のマイルチャンピオンシップに当てはめれば4着に相当する。阪神開催だった中京記念、米子ステークスのタイムよりも上となれば、怖いのは反動だけだ。

不良馬場だったサウジアラビアロイヤルカップだが、過去の同条件と比べてもタイム的には平凡だった。いくらスローペースとはいえ、昭和の記録と比べても変わらないとなれば、ちょっとどうなのか。

アスター賞のタイムもそこまでよくなく、同条件で調べても平凡よりも下ぐらい。さすがに強調できない。これは新潟2歳ステークスにも当てはまる。ペースが速かった割にタイムは伸びていない。その点、京王杯2歳ステークスは十分なタイムだった。モントライゼにチャンスがあるのではないか。

2020年の危険な人気馬は?

ステラヴェローチェは人気になる見込みだが、良馬場でどこまでやれるのか、そこが心配だ。阪神ジュベナイルフィリーズも、結局同じような戦歴の馬が活躍できていなかったので、レベルも含めてここは切ってもいいだろう。朝日杯フューチュリティステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ドゥラモンドは1つ目の消しデータに合致している。東京マイルを使っていないこと、アスター賞のレベルが高くないことを考慮すると、武豊騎手に全GⅠ制覇を期待したくても、厳しいかもしれない。

反対にモントライゼは危険なデータに一つも当てはまらない。前走が14キロ増で勝っており、タイムは上々だった。良馬場で結果を出せたのは大きい。血統的にそこまでスプリンターというわけではなさそうなので、マイルまでなら行ける可能性がある。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、モントライゼと言えそうだ。

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