宝くじを批判するわけではない
はじめに買いておくと、宝くじを批判するわけではない。「夢を買う」なんて、素晴らしいじゃないか。6億あったら年収2000万の生活が30年できるんだ。素晴らしいじゃないか。半分以上、税金で持っていかれるけどな。
ただ一競馬ファンとして、「競馬はギャンブルだから嫌いだけど、宝くじはOK」という思想を野放しにしておくわけにはいかない。物事の本質は全く見えていないヤツらはお尻ペンペンしてやらないといけないのだ。
はっきり書こう。
宝くじのギャンブル性は競馬の比ではない。
それがどういうことなのか? 見ていくことにしよう。
50%を超える控除率
ギャンブルにおける一つのポイントとなるのが控除率だ。端的に書くと、手数料の割合、だろうか。控除率が20%の場合、100円買うと20円が手数料として胴元に入るシステムである。
競馬の場合、控除率は20〜30%(※券種によって異なる)。
一方、宝くじはなんと50%以上に設定されている。つまり、100円買った時点で50円以上、胴元に持って行かれているのだ。
「1等前後賞で6億円」と謳っているが、1等の当選金額が高額なだけで、ほとんどの人は負けているのである。ちなみに当選の確率は1000万分の1。これは一般的に、雷に撃たれる確率とほぼ同じ、自動車事故で死亡する確率の1000倍に相当する。
まぁようすると宝くじというのは「割に合わないギャンブル」なのである。