データで見る武豊復活の根拠とは?強い馬を勝たせる技術は全盛期と遜色なし?

1番人気の武豊の成績はなんと……!?

そこで1番人気馬に騎乗した時の成績を集計してみた。

年 勝率/単勝回収値
2015年 34.9%/92円
2014年 28.6%/57円
2013年 33.9%/76円
2012年 27.9%/64円
2011年 27.0%/65円
2010年 28.4%/59円
2009年 32.6%/69円
2008年 37.0%/75円
2007年 35.3%/70円
2006年 35.7%/68円
2005年 37.9%/74円

注目していただきたいのは勝率が08年以降、最高の成績を残している点だ。

さすがにキャリア最多の212勝を挙げた05年は突出しているが、この時期とは乗っている馬の質が違う。

例えば05年は409頭の1番人気に騎乗し、うち58頭が単勝1.4倍以下の圧倒的な人気に支持されていた。1.9倍以下に範囲を広げると、185頭にのぼる。

一方、今年の1.4倍以下の騎乗馬はなんと2頭のみ。1.9倍以下に広げても17頭しかいない。ほとんどが2倍以上で、3倍以上の“割れた1番人気”が全体の29%を占めている。(05年は同13%のみ。)当時は“武豊人気”があって大したことない馬も人気になっていたとはいえ、騎乗馬の質が落ちているのは事実だろう。

その中で全盛期並みの成績を挙げているのだから恐れ入る。しかも単勝回収値は過去10年で最高の成績だ。

これは「復調の根拠」として十分に有効なデータではないだろうか。

まとめ

「競馬といえば武豊」という時代があった。いや、今も「競馬といえば武豊」という人は大勢いるはずだ。

武豊騎手が活躍すれば競馬は盛り上がる。彼が勝つたびにドラマが生まれる。

全盛期並みの成績を残しているわけだから、いい騎乗馬が集まることを願いたい。そして、大舞台での活躍を期待したいところだ。

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