クイーンカップ2019の競馬予想分析!4つのデータから導く勝ち馬候補

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2019年2月9日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるクロノジェネシス、ビーチサンバ、マジックリアリズム、ミリオンドリームズ、レッドベルディエスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

クイーンカップの勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、勝ち馬全10頭が4番人気以内で、うち1番人気が4勝、2番人気が3勝。クラシックにも直結しやすいレースで、上位人気が強い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 複勝率100%のオープン馬が主力

まず実績に目を向けると、勝ち馬10頭中9頭が2勝以上、もしくは重賞2着で賞金を加算しているオープン馬だった。また、10頭中8頭がそれまで複勝率100%だった。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭中が芝1600m以上でV実績があり、うち9頭は芝1600mで勝っていた。

予想参考データ② キャリア2~4戦の馬が中心

キャリアは以下の通り。

キャリア1戦(0-1-2-12)
勝率 0.0% │ 連対率6.7% │ 複勝率20.0%

キャリア2戦(3-1-3-18)
勝率 12.0% │ 連対率16.0% │ 複勝率28.0%

キャリア3戦(3-3-1-19)
勝率 11.5% │ 連対率23.1% │ 複勝率26.9%

キャリア4戦(2-4-2-28)
勝率 5.6% │ 連対率16.7% │ 複勝率22.2%

キャリア5戦(1-1-1-15)
勝率 5.6% │ 連対率11.1% │ 複勝率16.7%

キャリア6戦以上(0-0-1-16)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率5.9%

キャリア7戦以上(1-0-1-19)
勝率 4.8% │ 連対率4.8% │ 複勝率9.5%

予想参考データ③ 前走は重賞、もしくは500万下で1着

前走のクラスは以下の通り。

新馬(0-1-2-12)
勝率 0.0% │ 連対率6.7% │ 複勝率20.0%

未勝利(0-1-1-20)
勝率 0.0% │ 連対率4.5% │ 複勝率9.1%

500万下(4-1-1-39)
勝率 8.9% │ 連対率11.1% │ 複勝率13.3%

オープン特別(0-1-1-11)
勝率 0.0% │ 連対率7.7% │ 複勝率15.4%

GⅢ(3-2-4-25)
勝率 8.8% │ 連対率14.7% │ 複勝率26.5%

GⅡ(0-0-1-0)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率100.0%

GⅠ(3-4-1-12)
勝率 15.0% │ 連対率35.0% │ 複勝率40.0%

また、前走の着順は以下の通り。

前走1着(5-2-4-50)
勝率 8.2% │ 連対率11.5% │ 複勝率18.0%

前走2着(3-3-2-9)
勝率 17.6% │ 連対率35.3% │ 複勝率47.1%

前走3着(1-1-2-12)
勝率 6.3% │ 連対率12.5% │ 複勝率25.0%

前走4着(0-1-1-7)
勝率 0.0% │ 連対率11.1% │ 複勝率22.2%

前走5着(0-1-0-7)
勝率 0.0% │ 連対率12.5% │ 複勝率12.5%

前走6~9着(1-2-2-25)
勝率 3.3% │ 連対率10.0% │ 複勝率16.7%

前走10着以下(0-0-0-17)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

勝ち馬10頭の前走の内訳は、500万下で1着が4頭、阪神ジュベナイルフィリーズとフェアリーSがそれぞれ3頭。初勝利を挙げた直後の馬は苦戦している。

予想参考データ④ 東西ほぼ互角

美浦(8-8-6-95)
勝率 6.8% │ 連対率13.7% │ 複勝率18.8%

栗東(2-2-4-24)
勝率 6.3% │ 連対率12.5% │ 複勝率25.0%

※他に地方(0-0-1-8)

出走頭数が多い分、勝利数は関東馬が圧倒的だが、勝率、連対率を見ると、東西ほぼ互角。

2019年の主役候補は?

人気だけでなく、データからも2強ムード。クロノジェネシスはここでも3戦して2勝し、前走の阪神ジュベナイルフィリーズで2着。同世代でトップクラスの能力を示しており、重賞初制覇のチャンスと言える。

その阪神JFで3着だったビーチサンバも差はない。芝1600mで3戦して複勝率100%。2走前のアルテミスSで2着と、舞台適性の高さも証明済みだ。

フェアリーSからの参戦はなく、他に挙げるとすれば、もう1頭の阪神JF組であるジョディーや、2戦1勝2着1回のマドラスチェック、3戦1勝2着2回のマジックリアリズムあたりだが、上位2頭とはかなり差が開いている。

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