きさらぎ賞2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

B!

2021年2月7日、中京競馬場できさらぎ賞(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるヨーホーレイク、ランドオブリバティ、ラーゴム、ダノンジェネラル、ドゥラモンドらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

今年は中京開催のため、金鯱賞や愛知杯などの傾向を参考に予想を進めていく。


目次

きさらぎ賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は2回、3着は1回。1倍台で出てきたのは5頭、複勝率は100%だが、1着が堅いわけではない。

意外と伏兵馬が来ることもあり、人気ばかりに目を向けず、伏兵馬に目を向けていくのがいいかもしれない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 中京2000重賞の傾向

いつもは京都の1800メートルで行われるきさらぎ賞だが、今年は中京2000メートルと明らかにこれまでと求められるものが変わる。

金鯱賞では穴馬が来ることが多く、例えば2016年9番人気2着のパドルウィールは、過去に同条件で勝利経験があり、金鯱賞では2番手で粘り通した。2017年13番人気2着のスズカディアスだが、前走東京2000メートルのオープン特別で勝利。2018年8番人気2着のサトノノブレスは、過去に金鯱賞で結果を残し続けていた。できれば中京2000、最低でも左回りの2000メートルでの実績がほしい。

中京2000での勝利経験がある馬にタガノカイがいるが、人気馬ではない。人気馬ではランドオブリバティが新潟で勝利している。

予想参考データ② 若駒ステークスからわかること

若駒ステークスはリステッド競走なので、重賞に準じたレベルにある。そのレースで勝ったのはウインアグライアだった。重馬場だったこともあるが、前目で粘ったのが大きかったか。2着ヴァリアメンテは切れ味のある馬。最後方からあわや差し切りという感じだ。

思えば、去年のローズステークスも1着リアアメリアは2番手から押し切り、2着ムジカは上がり2位の脚を見せた。金鯱賞で穴をあけた馬の中には2番手で粘った馬もいた。どうやら前で走るのがポイントになりそうだ。

普通ならランドオブリバティが前に行きそうだが、ホープフルステークスの前科がある。タガノカイに前に行かせて、すんなり2番手を取れればいいが、内枠にジャンカルド、ヨーホーレイクがいる。一筋縄ではいきそうにないが。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

ヨーホーレイクとランドオブリバティの前走はホープフルステークスだったが、勝ちタイムが遅かったこと以前に、ヨーホーレイクはスタートでランドオブリバティにぶつけられ、ランドオブリバティは4コーナー逸走という前代未聞の負け方をした。ホープフルステークスのレベルがさほど高くないとみてもいいのかもしれない。

ラーゴムの前走は京都2歳ステークスだが、こちらはまずまずといったところ。過去年末に行われていたラジオNIKKEI杯2歳ステークスと比較しても十分ないいタイム。左回りでも結果を残しており、好走しても不思議ではない。

ダノンジェネラルの前走は新馬戦だが、2着マテンロウエールは未勝利を脱出、勝ちタイムは平凡だが、これより遅いタイムで同条件の新馬戦を勝ったリアルスティールもいる。そこまで強調しなくてもいいが、まずまずと見るべきだろう。ドゥラモンドの前走は朝日杯FSだが、勝ちタイムやコンマ7秒負けを考慮すれば十二分。不安は左回りだけ。

2021年の危険な人気馬は?

ランドオブリバティは人気になる見込みだが、前走が前走なだけに、慎重に乗らざるを得ない。かなり神経を使って臨むようだが、前走と比べると少し脚を使って前目を狙う感じになる。かかる可能性も否定できない。きさらぎ賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ヨーホーレイクは3つ目の消しデータに合致している。左回りの2000メートル、今までと全く違うところなだけに、能力を発揮できるかどうか。

反対にラーゴムは危険なデータに一つも当てはまらない。前走のタイムが過去と比べても良かった。今までで一番すんなりとポジションを取れる。内枠に入った分で楽に競馬ができれば、過去の惜敗を糧にできるはずだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ラーゴムと言えそうだ。

最新の記事はこちらから