金鯱賞2019の競馬予想分析!5つのデータから導く勝ち馬候補

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2019年3月10日、中京競馬場で金鯱賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるアルアイン、エアウィンザー、ギベオン、ダノンプレミアム、ペルシアンナイト、リスグラシュー、モズカッチャンなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータ(2009~11年は5月、12~16年は12月に開催)を対象とする。


目次

金鯱賞の勝ち馬傾向

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過去10年のデータを見ると、暮れに開催されていた2012~16年はやや荒れることもあったが、宝塚記念の前哨戦という位置付けだった09~11年は1番人気が3連勝し、GⅠに昇格した大阪杯の前哨戦という位置付けになった17、18年も1番人気が優勝。格が問われ、GⅠ級の人気馬がしっかりと勝ち切るケースが多い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 芝2000m以上で重賞勝ち実績が理想

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中8頭が芝の重賞勝ち馬。残る2頭はオープン入りして2戦目以内だった。重賞勝ちの実績が理想だが、上がり目が見込めるフレッシュな馬はマークが必要。

さらに距離実績を見ると、勝ち馬全10頭に芝2000m以上でV歴があり、うち8頭が同距離以上で重賞を勝っていた。

予想参考データ② GⅠ組が中心

前走のクラス別成績は以下の通り。

1600万下(0-2-1-6)
勝率 0.0% │ 連対率22.2% │ 複勝率33.3%

オープン特別(1-0-3-19)
勝率 4.3% │ 連対率4.3% │ 複勝率17.4%

GⅢ(2-3-0-31)
勝率 5.6% │ 連対率13.9% │ 複勝率13.8%

GⅡ(3-2-2-25)
勝率 9.4% │ 連対率15.6% │ 複勝率21.9%

GⅠ(4-3-5-29)
勝率 9.8% │ 連対率17.1% │ 複勝率29.3%

現在の条件になってからの一昨年、昨年は有馬記念組が優勝。重賞から参戦する馬が強く、中でもGⅠ組が中心になる。

予想参考データ③ 4、5歳が中心

年齢別成績は以下の通り。

【条件が3歳以上の2009~16年】
3歳(0-2-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率28.6% │ 複勝率28.6%

4歳(4-1-2-11)
勝率 22.2% │ 連対率27.8% │ 複勝率38.9%

5歳(2-1-5-26)
勝率 5.9% │ 連対率8.8% │ 複勝率23.5%

6歳(1-3-2-24)
勝率 3.3% │ 連対率13.3% │ 複勝率20.0%

7歳(1-1-0-16)
勝率 5.6% │ 連対率11.1% │ 複勝率11.1%

8歳以上(0-0-0-9)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

【条件が4歳以上の2017年以降】
4歳(1-1-0-2)
勝率 25.0% │ 連対率50.0% │ 複勝率50.0%

5歳(1-0-1-5)
勝率 14.3% │ 連対率14.3% │ 複勝率28.6%

6歳(0-0-1-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率14.3%

7歳(0-0-0-2)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

8歳以上(0-1-0-4)
勝率 0.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率20.0%

予想参考データ④ 牝馬は苦戦

牡・騸馬(10-10-10-98)
勝率 7.8% │ 連対率15.6% │ 複勝率23.4%

牝馬(0-0-1-12)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率7.7%

予想参考データ⑤ 関西馬が優勢

美浦(1-2-1-20)
勝率 4.2% │ 連対率12.5% │ 複勝率16.7%

栗東(9-8-10-90)
勝率 7.7% │ 連対率14.5% │ 複勝率23.1%

2019年の主役候補は?

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中心となるのはアルアイン。一昨年の皐月賞馬で、それ以降は勝ち星こそないものの、前走のマイルチャンピオンシップで3着など、重賞で安定した走りを見せている。

エアウィンザーは前走のチャレンジCを圧勝し、準オープンから4連勝で重賞初制覇。勢いは一番で、引き続き期待できる。

ギベオンは前走、今回と同じ舞台の中日新聞杯で重賞初制覇。まだ上がり目は見込めそうで、チャンスは十分。

メートルダールは一昨年に中日新聞杯を制覇。得意の左回りに替わって前進が見込める。

ペルシアンナイトは一昨年のマイルチャンピオンシップを制覇。芝2000m以上で勝利こそないが、同距離のGⅠで2着が2回あれば問題ないだろう。

注目の復帰戦となるダノンプレミアムは、約9か月半ぶりの実戦でさすがに割り引きは必要だが、実績は申し分ない。

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