2018年11月25日、東京競馬場でジャパンカップ(GI/芝2400m)が行われる。キセキ、シュヴァルグラン、アーモンドアイ、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンドらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。
目次
データ① 実績
勝ち馬10頭中8頭がGⅠ馬。残る2頭は東京の芝2400m以上でGⅡを勝っていた。
また、勝ち馬10頭中9頭に東京芝で勝利か、GⅠ2着があった。
データ② 前走
勝ち馬全10頭の前走が10月以降のGⅠかGⅡ。中でも天皇賞(秋)から参戦した馬が5勝5着2回。
また、勝ち馬10頭中9頭が前走4着以内。残る1頭は天皇賞(秋)で0.2秒差の6着と大きく負けてはいなかった。さらに、10頭中7頭が前走で1番人気に支持されており、残る3頭も前走で5番人気以内だった。
データ③ 年齢
3歳 【2・3・2・21】(勝率 7.1%、連対率17.9%)
4歳 【5・3・2・41】(勝率 9.8%、連対率15.7%)
5歳 【3・4・4・36】(勝率 6.4%、連対率14.9%)
6歳 【0・0・0・24】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
7歳 【0・0・2・12】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
8歳以上【0・0・0・9】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
3~5歳が主力になる。6歳以上は不振。
データ④ 性別
牡・騸馬【5・8・8・128】(勝率 3.4%、連対率 8.7%)
牝馬 【5・2・2・ 15】(勝率20.8%、連対率29.2%)
牝馬の強さが目立ち、4番人気以内に限れば【5・1・1・5】とかなりの好成績。
データ⑤ 所属
美浦【1・1・2・33】(勝率 2.7%、連対率 5.4%)
栗東【9・9・8・66】(勝率 9.8%、連対率19.6%)
外国【0・0・0・42】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
データ⑥ 人気
1番人気【3・3・2・2】
2番人気【1・2・2・5】
3番人気【1・1・0・8】
2、3番人気の成績は今ひとつだが、勝ち馬10頭中8頭が4番人気以内。
結論
中心となるのは、今年の牝馬3冠を制したアーモンドアイ。上位人気が確実だけに、期待はかなり大きい。
今回のメンバー中、最重要ステップの天皇賞(秋)で再先着となる3着だったのが、昨年の菊花賞馬キセキ。コース実績は強調するほどではないものの、東京の重賞で3着2回があれば問題ないだろう。
天皇賞(秋)組では他に、5着だったミッキーロケット(※回避)、1番人気で10着だったスワーヴリチャードも上位を狙える。
京都大賞典組は、2016年キタサンブラック、2017年シュヴァルグランと連勝中。今年の同レースで復活Vを飾ったサトノダイヤモンドも優勝候補の1頭になる。