2018年12月09日、シャティン競馬場で香港カップ(GⅠ/芝2000m)が行われる。今年はサングレーザー、ディアドラ、ステファノスらの日本馬が参戦し、香港馬も昨年の覇者タイムワープが連覇をかけて出走する。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去5年より集計を行った。
過去5年好走馬血統
2017年 1着(Archipenko/ Stormy Atlantic/Lear Fan)
2着(Tavistock/Zabeel/Ascot Knight)
3着(ネオユニヴァース/Meadowlake/In Reality)
2016年 1着(スクリーンヒーロー/カーネギー/モガミ)
2着(Choisir/モンジュー/Shirley Heights)
3着(ディープインパクト/クロフネ/Seeking the Gold)
2015年 1着(ディープインパクト/Storm Cat/Caro)
2着(ハーツクライ/スピニングワールド/Chief's Crown)
3着(Dylan Thomas/Sadler's Wells/オジジアン)
2014年 1着(Holy Roman Emperor/Alleged/The Minstrel)
2着(Oratorio/ダンシングブレーヴ/Blushing Groom)
3着(Sebring/Bite the Bullet/アフリート)
2013年 1着(Dubawi/タイガーヒル/Sadler's Wells)
2着(ゴールドヘイロー/ミルジョージ/ノーザンテースト)
3着(Even Top/Septieme Ciel/Funambule)
(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系、非サンデーサイレンス系、ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型、豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)
解析・分析:注目血統は?
日本馬、外国馬共にニアークティック系の血を持つ馬が活躍している。特に米国型ニアークティック系の活躍が目立っており今回も注目だ。
2017年 タイムワープ(母父ニアークティック系[米])
2016年 ステファノス(母父ニアークティック系[米])
2015年 エイシンヒカリ(父ニアークティック系[米])
ヌーヴォレコルト(母父ニアークティック系[米])
ブレイジングスピード(父ニアークティック系[米])
2014年 デザインズオンローム(父ニアークティック系[米])
ミリタリーアタック(父ニアークティック系[米])
今年も外国馬を含めて多くの該当馬がいるが、日本馬ではサンデーサイレンス系産駒と母父米国型ニアークティック系種牡馬の組み合わせはステファノス、エイシンヒカリ、ヌーヴォレコルトらの好走が記憶に新しくサングレーザーに期待がかかる。