(C)MAZIMICKEY

2019年3月17日、中山競馬場でスプリングステークス(GⅡ/芝1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるファンタジスト、クリノガウディー、ロジャーバローズ、ヒシイグアス、シークレットランらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


スプリングステークスの人気馬成績

(C)MAZIMICKEY

過去10年のデータを見ると、1番人気は3回勝っており、2着も3着も3回ずつと、確実に1着というのはないが、信頼度は結構高い。

他の上位人気は6番人気まで大混戦で、似たような数字が並ぶ。1番人気以外の信頼度はそこまで高いとは言えない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 後ろはノーチャンスレベル

中山の内回り1800メートルは、小回りのローカルコースのようなところなので、基本的には前が残り、後ろから差すのは厳しい。

脚質・後方( 0- 0- 1-38)
勝率 0.0% │ 複勝率 2.6%

今年は出走登録が多く、フルゲートになる公算が大きい。4コーナー10番手だった馬が3着になったことが過去10年で3回あるが、ここがマックス。

裏を返せば、それより後ろで競馬をした馬はたとえ切れる脚があったとしても、差し届かない可能性が極めて高いと言えそうだ。

上がり3ハロン最速だった馬が3着以内に絡んだケースは中団やや前目にいた馬によるもの。ペースはさほど流れない分、前も体力的な余裕がある。基本は前目だ。

予想参考データ② 500万下は差をつけて勝て!

最近は賞金を早々に重ねたら、いきなり本番の皐月賞や桜花賞へ目指す傾向にあるせいか、スプリングステークスで台頭しているのは前走500万条件だった馬だ。

前走500万条件 ( 4- 5- 3-31)
勝率 9.3% │ 複勝率 27.9%

アベレージ的には前走GⅢだった馬より信用できるのだから、500万条件だった馬に注目するのは当然と言える。

ただ、闇雲に狙えばいいわけではない。前走500万条件を勝った馬は、それなりに差を付けて勝っていることが多い。

去年の皐月賞馬で、スプリングステークス2着のエポカドーロはコンマ6秒差、中山巧者で2年前の子のレースを制したウインブライトはコンマ3秒差、2015年に制したキタサンブラックはコンマ5秒差つけていた。

なるべく強い競馬をして条件戦を制したか、ここに注目だ。500万条件を負けた組ではコンマ2秒負け、距離延長or短縮の2つに合致していることが条件。

予想参考データ③ 前走GⅠ組の取捨選択

前走GⅠ ( 2- 1- 3-4)
勝率 20.0% │ 複勝率 60.0%

頭数は少ないが、出て来れば無視は出来ないというデータに思えるが、非常に極端な傾向が出ている。

中山開催だった朝日杯を含め、朝日杯の勝ち馬もしくは2着馬しか3着以内に来ていない。これは相当絞られるデータである。

着差は関係なく、去年勝ったステルヴィオは朝日杯でコンマ6秒差もつけられていた。ちなみにその時勝ったのは、先週の金鯱賞でさすがの存在感を見せたダノンプレミアムだ。

ファンタジストなど人気馬は朝日杯組だが、データを打ち崩すレベルの馬かどうか。非常に注目したい。

2019年の危険な人気馬は?

(C)MAZIMICKEY

ファンタジストは人気に支持される見込みだが、朝日杯でコンマ6秒負けの4着。いささか力負けな印象を与え、臨戦過程的に距離延長は厳しいか。スプリングステークスの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ヒシイグアスは2つ目の消しデータに合致している。ミナリク騎手が騎乗し、チャンスであることは間違いないが、前に行きたい馬は多く、楽に行かせてくれない可能性がある。ここは割引か。

反対にロジャーバローズは危険なデータに一つも当てはまらない。前走の福寿草特別はプラス16キロでありながらコンマ3秒差の完勝。鞍上は高いレベルの安定感を誇る川田将雅騎手。チャンスは十分だろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ロジャーバローズと言えそうだ。

おすすめの記事