はじめに書いておこう。この記事はほぼほぼ、妄想だ。
筆者の頭の中だけで繰り広げられている何の根拠もないストーリーである。
だから事実しか受け入れられない現実主義者の方は今すぐウインドウを閉じていただきたい。きっと、この記事を読む4、5分はアナタの人生にとって無駄な時間になる。映画館に入って10分で「うわ、やべぇ、失敗した」という作品を見続けて面白かったなんてことは、めったにないはずだ。
余談だが僕は某SF映画の世界観に全くついていけず、30分が過ぎたところで「あと1時間くらいだろう、我慢するか」といって見続けた結果、2時間半近くおしりの痛みと格闘する羽目になったことがある。地球を救えた喜びより、おしりの痛さで涙が出た。
皆さんにはそんな経験をしてほしくない。だから最初に引き返す道を提示しよう。さぁ、引き返すんだ。
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妄想好きの諸君、あるいは人生の貴重な4、5分を無駄にしようとする果敢な勇者たち、ようこそ、妄想の世界へ。
そんな書き出しをしたが、皆の衆には分かってほしい。競馬というエンターテインメントを見る上で、どれほど妄想することが大事かということを。競馬は妄想のスポーツだ。妄想するからこそ、夢が持てる。夢が持てるからこそ、競馬は面白い。
妄想ができない競馬なんて、必殺技のないドラゴンボールみたいなものだ。かめはめ波もファイナルフラッシュもないドラゴンボールなんて! 確実に面白さ半減だ。キングカメハメハやエイシンフラッシュがいない競馬が楽しくないのと一緒だ(違)。
というわけで今回は宝塚記念で圧倒的な1番人気を裏切ったゴールドシップを主人公として物語を組み立てていこう。僕の脚本によれば、今回の“歴史的事件”は、壮大な物語の“前振り”にすぎない。
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