中日新聞杯2018の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2018年12月8日、中京競馬場で中日新聞杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。NHKマイルカップ2着のギベオン、三冠レースすべてに出走したグレイル、鳴尾記念を制したストロングタイタンなどが出走を予定する。有馬記念に何とか間に合わせたい馬にとってここがラストチャンスだ。

中日新聞杯は去年からこの条件になり、まだ1年しか経っておらず、データは去年のものしかない。ちなみに去年は今年も出走するメートルダールが制した。2着は後に宝塚記念を制するミッキーロケットで人気サイドで決まる決着となったが、それでも馬連は1,540円つくなど1番人気と2番人気の組み合わせながらおいしい結果だ。

先週のチャレンジカップと状況は似ているが、それでもこの1年のデータだけで十分だ。危険な人気馬を見つけておいしくゲットしたい。


目次

データ① 中京2000は前が残りやすい

中京のダートは前が残りやすく、芝は後方の差しが決まりやすいというイメージがある。ただ、データで見てみると、中京2000メートルに関しては逃げ先行のアベレージがいい。これは中京2000のスタートが坂の途中からになっており、ペースが落ち着きやすいためだ。そうなると前残り、逃げ粘りが目立つ。上がり1位の末脚を炸裂させても届かないこともザラだ。

グレイルは常に後ろからの競馬を強いられ、クラシック三冠のレースではいずれも後方からの競馬となった。結果的に上がり1位の末脚を見せるなどそれなりの力は見せた格好だが、そこまで強調するほどの末脚ではない。強烈な武器になればチャンスはあるかもしれないが、差し切るだけの武器であるかは微妙だ。

データ② クリスチャン・デムーロ騎手に注意

今週は外国人騎手などが香港へ行く中、クリスチャン・デムーロ騎手は居残りとなった。普通はチャンスなのだが、今年はどうも調子が悪い。複勝率を見ると3割3分と去年に比べて1割2分も低い。去年は確かに立派な成績だったが、常に3割後半から4割以上の成績を残してきたことを考えると異様に今年は低い。調子がなかなか上向きにならないということが言える。

今回騎乗するギベオンだが、前走はセントライト記念13着と惨敗だった。集中力が切れた、休み明けなど陣営のコメントが聞かれたが、左回りに自信をのぞかせていた。NHKマイルカップ2着は確かに素晴らしいが、いわば前で粘った形。毎日杯でもそれなりに走っており、右回りが全く合わないわけではない。クリスチャン・デムーロ騎手は新馬戦で勝たせており、普通は買うべき馬だが、積極的に軸にすべきかは微妙だ。

データ③ ハンデデータあれこれ

今回のトップハンデはストロングタイタンとメートルダールの57キロだが、信頼できるとすればメートルダールだ。新潟記念でも57キロのハンデを背負って2着に来ており、実績的には上だ。またストロングタイタンは前走の負けがあまりに悪すぎる。心房細動ではどうしようもなく、慎重に乗るだろう。休み明けでトップハンデとなるといきなり好成績を期待する方が酷だ。

抜けた馬がいれば57.5キロや58キロになるが、一番軽い斤量が51キロのレイホーロマンス、しかしその次が53キロとなり、あとは54から56までがびっちり。トップハンデ57キロを考えると拮抗したレースと言える。ギベオンの56キロは3歳馬にしては随分見込まれた印象だ。グレイルの55キロもこうなると見込まれた感じがする。ハンデの恩恵は3歳馬にはなさそうだ。

まとめ

ハンデ重賞は荒れるのが相場だが、去年は荒れなかった。今年は少し荒れそうな予感がする。その中心になりそうなのがエンジニアだ。7月の中京開催で先行からの押し切りという強い競馬を見せている。新潟記念、アルゼンチン共和国杯と共に惜しい競馬だった。ハンデも変わっておらず、勝ったこともある舞台なら期待してみたい。

ドレッドノータスやマイスタイルなど斤量が増え、しかも前走で結果を出して人気になりやすい。今年もおそらく人気は大混戦になるかもしれない。ただ、そこを狙うのであればそれなりに結果を出しながらも目立たない馬を狙ってみたい。

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