2019年4月13日、阪神競馬場でアーリントンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるカテドラル、フォッサマグナ、ミッキーブリランテ、ヴァルディゼール、ヴァンドギャルドなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?
なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。
目次
アーリントンカップの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、1番人気は4勝とまずまずの成績。その一方で、勝ち馬10頭中4頭が4~6番人気と中穴の好走が目立ち、2009年に馬単3万円超、11年に馬単6万円超と、波乱もある。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 芝マイルでV実績が必要
まず距離実績に目を向けると、勝ち馬10頭中9頭に芝1600mでVか、芝1600mの重賞で3着以内の実績があった。
また、勝ち馬10頭中5頭に重賞で3着以内の実績があったものの、それ以外の馬は目立った実績がなく、重賞実績はそれほど重要ではない。
予想参考データ② 前走は芝1400~1600mで3着以内が理想
前走の距離は以下の通り。
1200m(0-1-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率16.7% │ 複勝率16.7%
1400m(3-1-2-29)
勝率 8.6% │ 連対率11.4% │ 複勝率17.1%
1600m(6-8-4-39)
勝率 10.5% │ 連対率24.6% │ 複勝率31.6%
1800m(1-0-4-16)
勝率 4.8% │ 連対率4.8% │ 複勝率23.8%
2000m以上(0-0-0-7)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
前走も1600mだった馬が活躍しており、距離短縮組は【1・0・4・23】と劣勢。
また、前走着順は以下の通り。
前走1着(3-4-3-37)
勝率 6.4% │ 連対率14.9% │ 複勝率21.3%
前走2着(0-1-1-8)
勝率 0.0% │ 連対率10.0% │ 複勝率20.0%
前走3着(3-1-0-5)
勝率 33.3% │ 連対率44.4% │ 複勝率44.4%
前走4着(1-1-1-8)
勝率 9.1% │ 連対率18.2% │ 複勝率27.3%
前走5着(1-0-2-10)
勝率 7.7% │ 連対率7.7% │ 複勝率23.1%
前走6~9着(2-2-3-10)
勝率 11.8% │ 連対率23.5% │ 複勝率41.2%
前走10着以下(0-1-0-18)
勝率 0.0% │ 連対率5.3% │ 複勝率5.3%
掲示板外から巻き返して優勝した2頭は前走6着で、大きく負けているようだと厳しくなる。
予想参考データ③ 牝馬は不振
牡・騸馬(10-10-10-91)
勝率 8.3% │ 連対率16.5% │ 複勝率24.8%
牝馬(0-0-0-5)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%
予想参考データ④ 東西ほぼ互角
美浦(2-1-3-14)
勝率 10.0% │ 連対率15.0% │ 複勝率30.0%
栗東(8-9-7-79)
勝率 7.8% │ 連対率16.5% │ 複勝率23.3%
2019年の主役候補は?
ヴァルディゼールは前走のシンザン記念を制し、デビューから芝1600mで連勝を飾った。今回も堂々の主役になる。
ミッキープリランテはそのシンザン記念で3着後、今回と同じ阪神芝1600mの500万下でV。4戦して複勝率100%の安定感が光り、逆転候補の筆頭になる。
京都芝1600mの500万下を勝ち上がったロードグラディオや、同じく前走で500万下を勝ち上がったトオヤリトセイト、フォッサマグナにも、連勝のチャンスがある。