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2018年2月11日、東京競馬場で共同通信杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。以前より出世レースとして重要視されてきたが、近年は特にその後のクラシック優勝馬や連帯馬が出走しており、見逃せない一戦である。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回の好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
12ハーツクライUnbridled’s Song
26エイシンサンディオペラハウス
31ディープインパクトSadler’s Wells
16ディープインパクトブライアンズタイム
25マンハッタンカフェAcatenango
33ゼンノロブロイSilver Hawk
13ディープインパクトStorm Cat
21キングカメハメハサンデーサイレンス
34ディープインパクトエルコンドルパサー
11フジキセキCozzene
23ディープインパクトフレンチデピュティ
32ディープインパクトStorm cat
14フジキセキブライアンズタイム
22ローエングリンサンデーサイレンス
39ディープインパクトブラインアンズタイム
12ステイゴールドメジロマックイーン
21ディープインパクトLoup Sauvage
33ディープインパクトLycius
13ステイゴールドカコイシーズ
26ネオユニヴァースドクターデヴィアス
35ディープインパクトデインヒル
13マンハッタンカフェアフリート
22フジキセキMark of Esteem
31シンボリクリスエスフジキセキ
11Smart Strikeフレンチデピュティ
22ジャングルポケットノーザンテースト
39ゴールドアリュールサクラバクシンオー
16ウォーエンブレムGreat Commotion
25ゴールドアリュールマルゼンスキー
311スターオブコジーンサンデーサイレンス

解析・分析:注目血統は?

過去10年の上位3頭(合計30頭)のうち21頭の父がサンデーサイレンス後継種牡馬で、ディープインパクトがうち10頭を占めているが次いでフジキセキ、マンハッタンカフェ・ステイゴールド・ゴールドアリュールと続いている。特に近年はサンデーサイレンス系で上位を独占している傾向にあるので今年も中心となることは間違えないだろう。

今年はディープインパクトの他にはハーツクライ、ステイゴールド、ブラックタイド産駒が出走しており昨年はエイシンサンディ産駒のエトルディーニュが2着に入っているのでリーディング上位ではないサンデー系種牡馬にも注意する必要があるだろう。

母系の血に注目してみるとニアークティック系やロイヤルチャージャー系が主であるが、近年のサンデーサイレンス系種牡馬との相性ではニアークティック系、特にサドラーズウェルズ系の活躍が目立つ。

エトルディーユ (母父 オペラハウス)
ムーヴザワールド(母父 サドラーズウェルズ)
メートルダール(母母父 サドラーズウェルズ)

このようなパターンの他に、2015年のアンビシャスの母父エルコンドルパサーも母父サドラーズウェルズである。今回の出走予定馬ではブラゾンダムールが該当しており、前走の惨敗で人気は無さそうであるが注意しておきたい1頭である。

非サンデーサイレンス系以外ではミスタープロスペクター系やナスルーラ系種牡馬の産駒が活躍する傾向があり、今年の出走予定馬でも該当する馬は多い。一方でニアークティック系種牡馬産駒の活躍は少なく、今回出走を予定しているハービンジャー産駒は割引が必要か。唯一、ゴットフリート(父ローエングリン)が2着に来ておりこちらもサドラーズウェルズ系に注意が必要であろうか。

今回の該当馬としてはアメリカンワールド(父Kitten’s Joy)と馴染みの少ない種牡馬ではあるが、過去の傾向からは注目していきたい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
Kitten’s Joy1-0-1-225.0%25.0%
オウケンブルースリ0-0-0-10.0%0.0%
ハービンジャー12-7-9-8610.5%24.6%
ハーツクライ21-23-17-1629.4%27.4%
エイシンフラッシュ2-1-0-1213.3%20.0%
ディープインパクト56-38-48-23614.8%37.6%
ステイゴールド17-15-19-1877.1%21.4%
ブラックタイド4-3-4-457.1%19.6%
アグネスデジタル0-5-1-110.0%35.3%
ワークフォース1-1-1-233.8%11.5%
ヴァーミリアン0-0-0-80.0%0.0%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

ディープインパクト、次いでハーツクライとサンデー系種牡馬の中では活躍しているのがわかる。ブラックタイドはステイゴールドとほぼ同等の成績で全体的な成績を考えると今回の条件では健闘していると言える。

非サンデー系ではハービンジャー、頭数は少ないがエイシンフラッシュ産駒の成績が良く、Kitten’s Joyもさらに少頭数ながら唯一の勝ちが同条件で行われるエプソムカップでダッシングブレイズが勝っている点で評価できる。

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