皐月賞2019の競馬予想分析!4つのデータから導く勝ち馬候補

2019年4月14日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるサートゥルナーリア、アドマイヤマーズ、ダノンキングリー、ニシノデイジー、ヴェロックスなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


目次

皐月賞の勝ち馬傾向

過去10年のデータを見ると、2009~15年の優勝馬7頭は全て4番人気以内だが、近3年の優勝馬はいずれも7番人気以下。2017年は3連単が100万超となっており、波乱傾向が強まっている。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 芝1800m以上の重賞勝ち実績が理想

まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬10頭中8頭が芝1800m以上の重賞を勝っていた。残る2頭は芝1800m以上で500万下を勝ち、重賞2着の実績があった。

予想参考データ② キャリア4、5戦の馬が中心

キャリアは以下の通り。

キャリア2戦(0-0-0-2)
勝率 0.0% │ 連対率25.0% │ 複勝率0.0%

キャリア3戦(0-2-2-17)
勝率 0.0% │ 連対率9.5% │ 複勝率19.0%

キャリア4戦(4-4-3-31)
勝率 9.5% │ 連対率19.0% │ 複勝率26.2%

キャリア5戦(4-4-4-37)
勝率 8.2% │ 連対率16.3% │ 複勝率24.5%

キャリア6戦(1-0-1-30)
勝率 3.1% │ 連対率3.1% │ 複勝率6.3%

キャリア7戦(1-0-0-12)
勝率 7.7% │ 連対率7.7% │ 複勝率7.7%

キャリア8戦以上(0-0-0-16)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

予想参考データ③ 前走はスプリングSか共同通信杯で連対が理想

前走のクラス別成績は以下の通り。

500万下(0-0-0-7)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

オープン特別(0-3-1-30)
勝率 0.0% │ 連対率8.8% │ 複勝率11.8%

GⅢ(5-1-4-37)
勝率 10.6% │ 連対率12.8% │ 複勝率21.3%

GⅡ(5-6-5-71)
勝率 5.7% │ 連対率12.6% │ 複勝率18.4%

勝ち馬10頭の前走レースの内訳は、スプリングSと共同通信杯がそれぞれ4頭、弥生賞と毎日杯がそれぞれ1頭。

また、前走着順は以下の通り。

前走1着(8-5-4-52)
勝率 11.6% │ 連対率18.8% │ 複勝率24.6%

前走2着(2-3-2-26)
勝率 6.1% │ 連対率15.2% │ 複勝率21.2%

前走3着(0-0-2-21)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率8.7%

前走4着(0-2-0-8)
勝率 0.0% │ 連対率20.0% │ 複勝率20.0%

前走5着(0-0-0-6)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

前走6~9着(0-0-2-21)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率8.7%

前走10着以下(0-0-0-11)
勝率 0.0% │ 連対率0.0% │ 複勝率0.0%

勝ち馬10頭中8頭の前走が芝重賞で1着。

予想参考データ④ 勝率では関東馬がリード

美浦(4-0-2-52)
勝率 6.9% │ 連対率6.9% │ 複勝率10.3%

栗東(6-10-8-93)
勝率 5.1% │ 連対率13.7% │ 複勝率20.5%

2019年の主役候補は?

文句なしの中心となるのはダノンキングリー。デビューから3連勝で前走の共同通信杯を制覇。近年の“黄金ローテ”で、父ディープインパクト(2005年)以来となる無敗での皐月賞制覇に期待できる。

前走のスプリングSを制したエメラルファイトが逆転候補の筆頭になる。

弥生賞を制したメイショウテンゲン、毎日杯を制したランスオブプラーナもチャンスは十分。

2歳王者アドマイヤマーズは、前走の共同通信杯で2着。実績、ローテともに申し分ないが、芝1800m以上で未勝利という点で割り引きが必要。

1番人気が濃厚のサートゥルナーリアは、昨年暮れのホープフルS1着以来。1939年の第1回まで遡っても、年明け初戦で皐月賞を制した馬はおらず、この点をどう見るか。

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