マイナー種牡馬応援委員会会員の皆様、ごきげんよう。
そんな会に入った覚えはないと思った諸君、入会は随時受け付け中だ。この記事を読んでマイナー種牡馬を応援する気になるかどうかは分からない。が、競馬仲間との会話で「スウィフトカレント」という単語を使えば「ムムッ」と周囲から博多華丸、、、じゃなくて川平慈英的な反応をされて一目置かれる存在となるはずだ。
なお、間違えて女子に言うと「テイラースウィフト?」と、テラハ的な反応が帰ってくるから気をつけくれ。ちなみに僕はりなてぃ推しだ。もっと言うと、今井洋介が好きだ。先日行った競馬関係者の親睦会で僕の友人が泥酔して騒ぐのを見て、某有名ブロガーの方に「そろそろ付き合う友だちを選んだほうがいい」とマジ顔で諭されたが、今井洋介が好きだ。(どんな趣味してるか、察してくれ)
話が逸れた。
とにもかくにも以下の入会フォームを読んだ後にツイッターかフェイスブックかはてブのボタンをポチッとしてほしい。それで受付完了だ。
そんな見え見えの炎上マーケティングはどうでもいい。そう、スウィフトカレントの話をしよう。
最近あった生ハムメロン現象
6月28日にデビューを迎えるレッドヴェルサスがスウィフトカレント産駒だと聞いた時、「ん?」と思った方は少なくないのではないだろうか。
打ち明けよう。僕は、「ん????」と思ったぞ。
それもそのはず。レッドヴェルサスはGI馬レッドリヴェールの半弟だ。GI馬の血筋にスウィフトカレント。なんて不思議な組み合わせなんだろう。生ハムメロンみたいなもんだ。最初に考えたやつ、出てこい。
とはいえ、マイナー種牡馬推奨委員会会長としてはポテンシャルを秘めた肌馬につけられたというのが嬉しくてならない。
なぜなら、スウィフトカレントは種牡馬として成功する可能性を秘めている。そしてそのポテンシャルの高さをすでに発揮しているのだ。
基礎となる血統レベルの高さ
ここからは少しマジメに書いていこう。
スウィフトカレントは現役時代、GIと縁がなかった。GI勝ち鞍がないことはもちろん、GIで好走したのは06年の天皇賞秋1度のみ。実績といえばサマー2000シリーズのチャンピオンくらいである。
「そんな馬、種牡馬として期待できんのかよ?」と思ったそこの坊や、甘いな。キミはリンツのチョコレートアイスクリームか。
スウィフトカレントは大種牡馬サンデーサイレンスを父に持つことに加え、母系が凄まじい。母ホワイトウォーターアフェアはヨークシャーオークス2着の実績を持つ重賞ウィナーだ。さらに繁殖牝馬としてヴィクトワールピサ(ドバイワールドカップ、有馬記念など)や安田記念馬アサクサデンエンを輩出している。
つまり、スウィフトカレントは父が大種牡馬、母がGI好走馬、兄弟がGI馬という超良血ファミリーに属しているのだ。父・浜田雅功、母・小川菜摘、全兄ハマ・オカモト、みたいなものだ。
競走馬としての成績より血統レベルの高さが種牡馬として成功するポイントであることは周知の事実。ということは彼も成功の可能性を十分に秘めているといえる。
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