(C) Yusuke Tsutaya

種牡馬としての可能性は?

スピルバーグは引退後、種牡馬入りする方向で調整が進められているとのこと。

では、種牡馬として成功する可能性はどれほどあるのだろうか?

血統レベルを見ると、ポテンシャルは低くないと考えられる。なんといっても全兄のトーセンラーはGI馬、さらに半兄のフラワーアレイはアメリカで競走馬となり、GIを勝ってブリーダーズカップ・クラシックでも2着と健闘している。決して突然変異の一発屋ではないということだ。

ただし、取り巻く環境は少々厳しいものになるかもしれない。

理由は主に3つだろうか。

・全兄トーセンラーがすでに種牡馬入り

・GIタイトルが天皇賞秋のみとパンチ力不足

・種牡馬入り初年度がキズナと同じ

まず全く同じ血統のトーセンラーがいるということで、どこまで価値を認められるかは不透明なところ。主な勝ち鞍が天皇賞秋一つというのもインパクト不足は否めない。

そして何よりここ数年、日本競馬界のヒーローとして人気を集めたキズナと種牡馬入り初年度がかぶってしまったことは痛い。相手はダービー馬であり、GI1勝馬ながら引退特集号が発売されるほど人気を誇ったスターホースだ。どちらが人気を集めるか、どちらに優秀な繁殖牝馬が集まるかは明らかだろう。

要するに引退後のスピルバーグに待ち受ける道のりは決して平坦ではないわけだ。

もっとも、前述のとおり、血統的なポテンシャルは低くない。牝馬が集まる傾向にある初年度から結果を出すことができれば、種牡馬としての未来も広がっていくのではないか。

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