彼女欲しけりゃペルーサになれ!稀代の愛され馬から学ぶ4つのモテテク

モテテク③ “ほっとけない男”になれば勝ち

そんな“モテ男”と化したペルーサは続くジャパンカップで再び「ツン」を発動する。しっかりと出遅れて人気を裏切ってみせた。

もうこうなってしまえばペルーサの勝ちだ。

みんな彼から目を離せなくなる。続く有馬記念では「何着になるか」なんてのは野暮な話になった。何着になるかなんてどうだっていい。

「ペルーサ、ちゃんとスタートしてくれ!」
「出遅れないで!(><)」

そう、普通にスタートを切れば、みんな満足だった。何着になるかなんてことはもはや副題であり、スタートを切ることこそが彼に与えられた唯一無二のミッションだった。そこまで、ハードルが下がっていた。

そして彼はやってのけた。スタートを決めたのだ。

もうこうなったらファンは狂喜乱舞だ。コーナーを回ってスタンド前を通過しても、話題は「ペルーサが前にいるw」で持ちきりだった。残念だけど「タイム遅せぇ!!」なんて言っていたのは、モテないキミだけなんだ。もう一度言う。涙拭けよ。

フジテレビで実況を担当していた三宅アナウンサーですら、他馬の位置取りの実況を放棄して「ペルーサが好スタートを決めました!!!ペルーサが前へ行っている」を連呼したほどだ。

ハードルを下げて下げて、下げまくったところでかる~くジャンプする。笑いの伝道師もビックリの技術だ。仮に中山大障害に登録したら、JRAは彼にだけ高さ12センチの竹柵を用意することだろう。

繰り返す。ツンデレで相手の心をつかみ、“ほっとけない男”になれば、キミの勝ちなのだ。

モテテク④ 話題を欠かすな!

その後もペルーサは話題に事欠かないキャリアを送っている。

再び「デレ」を発動して天皇賞秋で激走したかと思えば、有馬記念で取り消しという荒業を披露したこともあった。

さらに最近では英国遠征を画策してスピルバーグから主役の座を奪い、謎の遠征中止でファンを困惑させ、華麗にエプソムカップへ登場した。

「目指していたのはエプソム競馬場じゃなくエプソムカップだったのかww」の、オチ付きである。狙ってやっているとしか思えないが、狙ってやっているわけないのだから恐ろしい。

ただただ強い馬はカッコイイ。憧れる。だけど、こういう馬がいるからこそ、競馬は面白いし、愛さずにはいられない。今後もその勇姿を、ファンに見せ続けてほしい。

そして、キャリアを考えると種牡馬になれるかどうかは微妙だが、仮になれなかったとしても老後は安泰なはずだ。彼を粗末に扱うことを、もはや競馬ファンは許さない。そこまで思わせてしまえば種牡馬になれなかったとしても、立派な勝ち組だ。そして言い換えよう。そこまでやれば、カワイイあの子はきっとキミにメロメロだ。

以上でHow to 講座はおしまい。おめでとう。これで明日から、キミも愛されキャラだ!(なろうと思ってなれるかどうかは、別として)

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