京成杯オータムハンデキャップ2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2019年9月8日、中山競馬場で京成杯オータムハンデ(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるグルーヴィット、クリノガウディー、プロディガルサン、ロードクエスト、プールヴィルらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

新潟で開催された2014年を除く過去10回のデータを参考にする


目次

京成杯オータムハンデの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは3回だが、2着も3着もなし。勝つか負けるか、非常にわかりやすく、信頼度も低い。

しかし2番人気が3勝、3番人気も2勝と上位人気が総崩れになっているわけではない。ハンデ戦ということもあり、下位人気まで侮れない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 3歳馬の取捨選択

3歳(2- 1- 3-13)
勝率 10.5% │ 複勝率 31.6%

勝ち数では5歳が圧倒的だが、複勝率でみれば3歳がいい。今年は上位人気が予想されるところに3歳馬が何頭かいるため、取捨選択は重要だ。

パターンは2つ。春はクラシック戦線を使い、秋初戦であること、もしくは、夏競馬の重賞で古馬と対戦して重賞やオープンで結果を出したこと。

これだけで見ると上位人気の3歳馬はオールクリアになるが、3歳牝馬は過去10年で3着以内に来ていないことや、ここ数年は3歳馬が馬券圏内を独占する傾向にはない。プールィルにはあまりいいデータとは言えない。

予想参考データ② 相性が悪い新潟組

サマーマイルシリーズの関屋記念、リステッド競走になった朱鷺ステークスなど数多くのところから参戦する新潟組だが、この2つのレースから参戦する組ははっきり言って相性が悪い。

関屋記念組は45頭参戦し未勝利。前走レース別で一番多いところで未勝利は、どう考えても相性が悪い。朱鷺ステークス組は20頭参戦し、1頭だけ勝ち、あとは着外。

中山の小回り急坂右回り、新潟の平坦左回り、外回りならかなり余裕な直線。相性がいいわけがないが、関屋記念組から狙うならコンマ5秒の負けまで。そのほかの新潟組は勝利のみ。これが傾向である。

予想参考データ③ 馬場がいい分、前だと厳しい?

9月の秋開催は野芝オンリーなのでそもそも時計が速いが、まして開幕週となるとマイルで1分30秒台と驚異的なタイムになる。

ここ数年は馬場改修の影響や芝の改良もあってより逃げにくく、差しが決まりやすい。上がり3ハロン1位の馬がここ数年馬券圏内にやたら絡むのもそれ。

逃げ馬は壊滅的とは言わないまでも、馬券に絡めない。ここ数年は4コーナー3番手までの馬も絡みにくい状況。先行馬は全体的に疑い、中団で競馬をする馬が狙いだ。

2019年の危険な人気馬は?

プールヴィルは人気になる見込みだが、そもそもマイルが長く、先行する馬なのできつい面がある。斤量もあって人気になるだろうが、勢いがあるわけでもないので、危険かもしれない。京成杯オータムハンデの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ロードクエストは2つ目の消しデータに合致している。サマーマイルシリーズ皆勤賞だが、結果は出せず。大きく負けるわけではないんだが、脚質的にもここでは買いにくい。

反対にプロディガルサンは危険なデータに一つも当てはまらない。勝ち味に遅く、相手なりなところがあるものの、リステッド競走では2着を連続させるなど、一定の成績は出している。今回実に4年ぶりの斤量55キロ、休み明けでもすぐ走ることを考えれば、3歳馬に目線が向かう今がおいしく馬券を狙えるチャンスだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、プロディガルサンと言えそうだ。

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