藤田伸二騎手の苦境!成績低迷の原因と現在地とは?チラつく引退の二文字

近年の藤田騎手の成績は?

騎乗馬の質が落ちていることは間違いない。ただ、成績が落ちている理由はそれだけではない。

例えば人気馬(1〜3番人気)に騎乗した時の騎乗成績を比較してみよう。植木氏がご存命だった10年の成績と今年の成績を比較してみると……

2010年
(74−46−57−136)
勝率24%
複勝率57%
単勝回収値80
複勝回収値85

2015年
(6−3−3−24)
勝率17%
複勝率33%
単勝回収値61
複勝回収値53

10年は人気馬に騎乗した場合、半数以上を馬券圏内に持ってきているのに対し、15年は3回に1回程度しか好走に導けていない。回収率の差も歴然である。

このデータを見る限り、騎手としての力、影響力が落ちていると言わざるをえないだろう。

まとめ

競馬ファンとしてはまだまだ競馬界の“番長”には頑張ってほしいところ。

ただし、かつて「北海道シリーズといえば藤田伸二」と言われた男も、今年の函館開催は(0−2−3−39)で、なんと勝ち鞍ゼロという結果になってしまっている。

果たして、番長の巻き返しがあるのだろうか? 少なくとも今の成績が続くようなら、否が応でも“引退”の二文字がチラついてしまうところだ。

【関連記事】
武豊復活の根拠とは?強い馬を勝たせる技術は全盛期と遜色なし?
池添謙一騎手を追え!オルフェーヴルの相棒は最も買える穴ジョッキー?
横山典弘騎手の“ポツン騎乗”は本当に多いのか?天才の気まぐれの真相
乗り遅れると損するよ?柴山雄一という“2015年で一番買える騎手”
福永祐一騎手はダービージョッキーになれるのか?苦戦の歴史を紐解く

おすすめの記事