中日新聞杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

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2019年12月7日、中京競馬場で中日新聞杯(GⅢ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるアイスバブル、サトノソルタス、タニノフランケル、マイネルサーパス、ラストドラフトらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

12月の開催となった2017年からのデータを参考に予想を進めていく。


目次

中日新聞杯の人気馬成績

1番人気はこの2年で、1勝2着1回と結果を残す。2番人気が1勝する他、開催が変わってから傾向はやや堅めな印象を受ける。

しかし、去年は12番人気ショウナンバッハの激走など伏兵馬がやってくるのも特徴であり、そう簡単に結論は出せない。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 中団でレースを

直線が長くなった2012年以降の中日新聞杯、後方から飛び込んできた馬は意外と少なく、10番手、11番手でなんとかという感じだ。

逃げはたまに残るが、3着が精一杯なので、そこまでの逃げ残りは期待できない。前目で決着することもなく、どこかで中団待機の馬が飛び込んでくる。

どうしても前に行きたいような馬はあまりいないので、ペースはそこまで速くならないだろう。そうなるとより中団待機からの追い込みが効果的かもしれない。

予想参考データ② 人気で惨敗した馬の巻き返し

あくまでもサンプル数がこの2年のものなのであれだが、この2年間、馬券圏内に入った6頭すべて前走2ケタ着順だった。特に去年は人気を背負って惨敗した馬ばかり。

6頭中2頭は天皇賞秋からの参戦、3頭は夏競馬や9月の秋競馬以来の参戦と、おおよその傾向が見られる。中日新聞杯に向けて立て直した馬に注目だ。

タニノフランケルは小倉記念からの休み明けだが、このときは4着。極めて微妙な立場であり、傾向から外れているといえなくもない。

予想参考データ③ トップハンデの取り扱い

2017年と2018年、2年だけではあるが、斤量の傾向を見ると、トップハンデだった馬は各年度2頭おり、いずれかは2着3着に入るという傾向にある。

今回はトップハンデが55キロと低め、アイスバブル、タニノフランケル、マイネルサーパス、ラストドラフト、ロードヴァンドールの5頭だが、3歳馬は基本的に斤量が軽くなる。

3歳馬のマイネルサーパス、ラストドラフトは年齢による斤量減を考慮すれば、この2頭がトップハンデといってもいいだろう。

リステッド競走を勝ったマイネルサーパス、かたや3歳初頭に重賞を制覇するもその後はサッパリのラストドラフト。トップハンデにふさわしいのは果たしてどちらか。

2019年の危険な人気馬は?

ラストドラフトは人気になる見込みだが、前走が人気を大きく裏切る形。これが初遠征となるラストドラフト、上がりの脚も強調するほどではなく、マーフィー騎手とはいえ、ごまかしきれないか。中日新聞杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、タニノフランケルは2つ目の消しデータに合致している。左回りで結果を残せておらず、基本は右回り。逃げて残せればいいが、小回りですらなかなか馬券圏内に残せていない中、層が薄いとはいえ、いくらなんでもか。

反対にアイスバブルは危険なデータに一つも当てはまらない。前走は最後方からの競馬、目黒記念の時より後ろでの競馬では厳しい。中京でも勝っており、前走が1か月前という状況で3勝挙げており、この馬のベストの出走間隔。一発があっても何らおかしくはない。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、アイスバブルと言えそうだ。

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