JIN– Author –
-
“武豊血統”ポルトドートウィユに凝縮された競馬の魅力
競馬は人と馬が織りなす筋書きのないドラマだ。 名騎手と天才のコンビに人々は胸を躍らせ、名伯楽と個性派のタッグにファンは夢を見る。競馬の最大の魅力と言っても過言ではない。 今、またひとつ筋書きのないドラマが生まれようとしている。ポルトドート... -
レッツゴードンキはオークスでサニーブライアンになれるのか?
桜花賞馬レッツゴードンキがオークス(GI/芝2400m)で2冠へ挑む。 桜花賞は1000m通過1分02秒5の超スローペースに持ち込み、4馬身差の圧勝劇を演じた。ハナを切って押し切れる自在性と、岩田康誠騎手の判断力が光ったレースだった。 ただし、オークスにつ... -
なぜ2000万馬券は生まれたのか?大万馬券誕生の5つの真実/ヴィクトリアマイル
目を疑うような光景が目の前に広がった。 5月17日に行われたヴィクトリアマイル(GI/芝1600m)で馬券圏内に入ったのは5番人気のストレイトガール、12番人気のケイアイエレガント、そして18番人気のミナレットだった。 3連複の払い戻しは286万円。3連単に... -
エイシンヒカリと武豊騎手が刻んだ芸術的なラップとは?動き出した“夢の続き”
期待に違わない芸術的な逃げ切り勝ちだった。 5月16日に京都競馬場で行われたオープンの都大路ステークスに出走したエイシンヒカリ(牡4)と武豊騎手は、1番人気に応えて見せた。 13頭立てとメンバーは揃っていなかったが、マイルチャンピオンシップで3着... -
ハープスターがGI1勝に終わった4つの要因とは?背負った“十字架”に迫る
どうしてハープスターは桜花賞しか勝てなかったのか? 5月7日に現役を引退したディープインパクトの愛娘のキャリアに疑問を抱く方は多いはずだ。爆発的な末脚を繰り出し、他の馬にはない特別な才能を持っていることは明らかだった。それなのに、GIタイトル... -
モーリスは安田記念で除外の可能性も?4歳賞金問題の改善を!
ダービー卿チャレンジトロフィーを制し、「マイル界の新星」として注目を集めるスクリーンヒーロー産駒のモーリスが“ある問題”に直面している。 中央競馬のルールに基づき、日本ダービーの翌週、つまり安田記念の開催週に「クラス再編成」が行われる。現4... -
ハープスター引退までの軌跡!狂った歯車、子ども・産駒へ引き継がれる夢
再び末脚が爆発することはなかった。 5月7日、2014年の桜花賞馬ハープスターがターフを去った。右前脚繋靭帯を損傷し、種子骨靭帯炎を併発したため復帰が困難になったのだ。 ●詳細→桜花賞馬ハープスターが引退!父ディープインパクト、祖母ベガの良血馬 桜... -
ゴールドシップと横山典弘、天皇賞春のロングスパートに隠された“思惑”とは?
“3度目の正直”ということわざはゴールドシップのためにあった――。 少なくとも5月3日、淀の3200mに魅了された競馬ファンはそう考えたはずだ。 過去2回の天皇賞春では人気に支持されながら期待を裏切った。今回に関しても「2度あることは……」という声が少な... -
華麗なるレーヴドスカー一族!驚異の優秀さと垣間見える“呪い”
またも偉大な母が重賞ウィナーを産んだ。 5月2日に行われた日本ダービートライアルの青葉賞(GII/芝2400m)でレーヴミストラル(牡3)が勝利し、重賞初制覇を達成したのだ。 レーヴミストラルの強さについては別の機会で触れるとして、今回は“偉大な母”レ... -
悲運の名馬アグネスタキオンが産駒全世代で重賞制覇を達成!活躍を振り返る
アグネスタキオンが快挙を成し遂げた。 26日に行われたマイラーズカップ(GII/京都芝外回り1600m)をレッドアリオン(牡5)が制した。これで2003年の初年度産駒から数えて6世代連続で重賞を制覇。アグネスタキオンは2009年に死去し、レッドアリオンの世代... -
影の最強種牡馬ブラックタイド!ディープインパクトの兄は脇役じゃない
どの世界でも“天才”を兄弟に持った者は苦労する。 浅田真央さんを妹に持った浅田舞さんは「グレてしまった」(本人談。詳しくは『しくじり先生』をご覧あれ)ようだし、後藤真希さんを姉に持った祐樹さんもまぁすごいグレようだ。 今の種牡馬界における“兄...