GI完全制覇ヘ向けたパートナーはどの馬に?
今年は優秀なお手馬を2頭抱えている。
1頭はデイリー杯2歳ステークスを勝ったエアスピネルだ。
父はリーディングサイアーのキングカメハメハ、母は秋華賞馬エアメサイアという超良血馬としてデビュー前から注目される存在だった。エアメサイアは競走馬時代、キャリアのすべてで武豊騎手とコンビを組んだ縁の馬でもある。
9月、阪神のマイル戦でデビュー勝ちを果たすと、2戦目となったデイリー杯でも才能の一端を披露する。無敗の重賞ウィナーであるシュウジが引っ張る流れを4角2番手で追走すると、直線では34秒フラットの末脚でシュウジを置き去りにした。上がり2位のシュウジが34秒8だったのだから、いかに優秀な末脚だったかが窺い知れる。
もう1頭の素質馬は東京スポーツ杯2歳ステークスを勝ったスマートオーディンだ。出世レースとして知られる東スポ杯では上がり32秒9の豪脚を披露し、周囲を驚かせている。ファンの間では早くも「どっちに乗るのか?」という論争が起きているほどだ。
東スポ杯後、スマートオーディンを管理する松田国英調教師は「走りすぎないように大事に育てていけば、来年が楽しみ」とコメント。次走は未定としているため、朝日杯をパスする可能性もありそうだ。
一方、デイリー杯のインタビューで武豊騎手は「僕は朝日杯、うまいジョッキーじゃないので(笑)」と朝日杯を意識したコメントを出している。また、自身のブログで「朝日杯フューチュリティSに進む予定が立っているとのことですから、個人的にも(ここは改めて説明しません)大いに期待しています」とつづっているため、故障などのアクシデントがない限り、エアスピネルに騎乗する可能性が濃厚なようだ。
どちらにしてもエアスピネルとスマートオーディンはともに出走してくれば3番人気以内に支持されるであろう素質馬である。
順調にレースへ臨むことができたなら、前人未到の大記録が確実に見えてくるはずだ。
武豊騎手がどの馬に騎乗するのか、どのようなレース運びをするのか?
今からワクワクし、暮れの阪神に思いを馳せる方も、多いのではないだろうか。
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