ミスユニバースが日本人にモテるとは限らない
簡単に言うと、夏競馬(=ローカル競馬場)は春開催や秋開催(中央4場)とレースの質が異なるからです。
ディープインパクトは東京や京都のような直線が長くて芝が綺麗なコースを得意にしています。だから東京や京都で開催される5月は成績がいいんです。
一方で夏競馬は小回りのローカル競馬場で行われることが多く、芝も荒れているケースが多々あります。言い換えると、ディープインパクト産駒が得意とするシチュエーションとは異なる、というわけです。
どんなに才能があって能力が高い馬でも、自分の得意とする条件でないとパフォーマンスを100%発揮することは難しい。ディープインパクトが苦手な夏競馬でも最も勝ち星を挙げている点は驚くべきことで能力の高さを示しているとしか言いようがありません。ですが、相対的に数字を落としているのは、やはりディープインパクトが夏競馬の条件に合わない、と結論付けることができるんです。
分かりやすく我々の普段の生活に置き換えてみましょう。例えば女性の好みについて。
ミスユニバース日本代表の方々はお綺麗です。世界大会に行って優勝するほど、世界的に見ても美しく、気品があるのでしょう。
ただし、ミスユニバース日本代表に選ばれる女性はどちらかというと綺麗なタイプが多い。グローバルで見ると、そういったビジュアルが評価されるからです。
しかし、日本ではどうでしょうか? ミスユニバース出身の方が大スターになるようなケースはあまり大きくない。
理由はいくつかありますが、その中の一つに日本人の好みがあります。
日本人は綺麗さより可愛さを好む傾向にあります。
例えば今、大ブレイク中の広瀬すずさんはまさに小さくて可愛らしい女の子の典型ですね。十代の男子たちはきっと虜になっているはずです。
広瀬さんに限らず、新垣結衣さんも綾瀬はるかさんも有村架純さんも、可愛さを持ち合わせています。
つまり、何が言いたいかというと、世界というグローバルな舞台(=中央4場)ではモテる(=好走できる)ミスユニバース日本代表の方でも、日本というローカルな地域では必ずしもモテるとは限らない(=好走するとは限らない)わけなんですね。
まとめると、ディープインパクト産駒は強い。間違いなく高い能力を持っている。しかし、夏競馬でパフォーマンスを落とします。
だから夏競馬では「ディープインパクト産駒だから」という理由で買い続けるのは危険かもしれません。何卒、ご注意を!
【文】=北野祥太
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