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エプソムカップ(2015年)追い切り・調教診断!有力馬の状態は?

(C)masakin0712

今週は名物重賞の第32回エプソムカップ(GIII/東京芝1800m)が行われます。

昨年引退したジャスタウェイが2013年のこのレースで2着してから覚醒が始まったように、今年も名馬候補が登場するかもしれません。

出走予定馬の中から有力馬の調教診断と、調教内容が良かった伏兵の調教診断をお届けします。

有力馬としてピックアップしたのは、以下の4頭です。

エイシンヒカリ(都大路S1着)
フルーキー(東京新聞杯3着、読売マイラーズ5着)
サトノアラジン(モンゴル大統領賞1着)
ディサイファ(中日新聞杯1着)

デビュー5連勝で注目を集めたエイシンヒカリやマイル重賞の常連フルーキーなど例年以上の好メンバーが集まりました。

これら有力馬の調教を順に診断してみたいと思います。

そして、最後にはこれら有力馬にひけを取らない調教で光っていた未来の名馬候補の注目馬を紹介しますのでこちらもお楽しみに。

有力馬調教診断

※調教の評価は10点満点です。

エイシンヒカリ|評価【9】
栗東│CW│重│6ハロン│馬なり直線強め

単走で走っている隣に併せ馬がやってきて、結果的に変則併せ馬のようになりましたがラスト少し追っただけで鋭い伸び脚でした。他の馬が来ても動じず、しっかり伸びてきた調教は素晴らしいの一言。黒光りする馬体も好調さを物語っていました。

フルーキー|評価【7】
栗東│CW│重│6ハロン│馬なり

3頭合わせで終始楽な手ごたえでほぼ鞍上の手は動かず馬なりで同入。それでもラストはいい伸びをみせていましたし、追えばもっと伸びそうでした。馬体もこの馬なりにいい感じに見えます。迫力という点で驚くほどではありませんが、順調でしょう。

【次のページヘ】サトノアラジンとディサイファ、調教が光った注目の1頭は?

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ラブリーデイやマジェスティハーツの血統や将来性は?鳴尾記念上位馬を徹底分析

(C)Ogiyoshisan

6月6日に阪神競馬場で行われた鳴尾記念(GIII/芝内回り2000m)は、2番人気のラブリーデイが早めに抜け出して完勝を収めた。今年に入って早くも重賞3勝目。2着には、最後方から追い込んだマジェスティハーツが入った。

この2頭の血統背景や将来性はどんなものなのだろうか? 徹底分析を行っていこう。

ラブリーデイの血統評価は?

ラブリーデイは父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ、その父ダンスインザダークという血統。キングカメハメハ産駒は出走5頭目にして早くも鳴尾記念3勝目(12月開催時も含む)となった。

前2走では結果を残せなかったラブリーデイだが、キングカメハメハ産駒は3000m超のGIで(0-1-0-12)と距離が原因だったことは明白だった。得意の中距離に戻って存分に実力を発揮した形だ。

ラブリーデイの母系を遡ると、5代母ペルースポートから多くの活躍馬が輩出されていて、ある特徴を見出すことができる。それは小回り(内回り)中距離重賞への適性の高さだ。

以下は一族の内回り中距離重賞好走例 ※1人気以下の着順は除外 ※2中京は改修前、朝日チャレンジCは当時内回り2000m

インティライミ 06年中日新聞杯2着、07年金鯱賞3着、07年朝日チャレンジC1着、08年宝塚記念11人気3着
スマートギア 10年金鯱賞3着、12年小倉大賞典10人気2着
ワンモアチャッター 05年小倉記念2着、05年朝日チャレンジC1着、08年中京記念14人気4着
アロマティコ 12年秋華賞3着、14年クイーンS2着
サンバレンティン 06年福島記念1着、07年七夕賞1着
フォルテベリーニ 06年福島記念2着、07年中京記念3着
オーバーザウォール 98年福島記念1着
スピークリーズン 89年函館記念1着

ご覧の通り、直線の短い小回り、内回りコースの重賞に非常に高い適性を持つ母系なのだ。ラブリーデイ自身も、京都記念を勝っているが本質的には3歳時の小倉記念、レコード勝ちした今年の中山金杯、そして今回の鳴尾記念のように、内回りで機動力を活かす競馬が合うのではないだろうか。となれば当然、宝塚記念でも勝負になる。

繰り返しになるが天皇賞・春は明らかに距離が長く、決してGIで力負けしているわけではない。ただし、馬場は綺麗に越したことはなく、重い馬場になった場合は割引が必要だ。

【次のページヘ】マジェスティハーツの血統評価は?

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エプソムカップ(2015年)の注目血統は?予想の役に立つ人気馬2頭の取捨方法

(C) Yusuke Tsutaya

今年のエプソムカップはエイシンヒカリとサトノアラジンに人気が集中することが確実で、どのように馬券に組み込むかがテーマとなる。

両馬ともに父ディープインパクト(サンデーサイレンス系)×母父Storm Cat(ストームバード系)。同じく出走予定のヒラボクディープも全く同じで、同配合の3頭が激突する。

ただ、この3頭が同じ配合といっても少しだけ異なる部分がある。それは母母父の系統である。エイシンヒカリとヒラボクディープは母母父Caro(カロ系)であり、サトノアラジンの母母父はFappiano(ミスタープロスペクター系)である。またカロ系は元を辿ればナスルーラを含んだ系統で、ミスプロ系はネイティヴダンサーを含んだ系統だ。

要するに血統的に比較するなら、母母父の系統で優劣をつけていくしかない。

今回はニックスの他に父母父・母母父まで含めた考察していく。そして人気馬2頭と勝負になる馬はいるのか探していきたい。

エプソムカップの血統傾向

★エプソムカップ
2014年 良
1着 ディサイファ
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
父母父 リファール系
母父 Dubai Millennium(ミスタープロスペクター系)
母母父 ダンジグ系

2着 マイネルラクリマ
父 チーフベアハート(ダンジグ系)
父母父 ボールドルーラー系
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
母母父 ターントゥ系

3着 ダークシャドウ
父 ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)
父母父 ニジンスキー系
母父 Private Account(ダマスカス系)
母母父 ダンジグ系

2013年 良
1着 クラレント
父 ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)
父母父 ニジンスキー系
母父 ダンシングブレーヴ(リファール系)
母母父 テスコボーイ系

2着 ジャスタウェイ
父 ハーツクライ(サンデーサイレンス系)
父母父 グレイソヴリン系
母父 Wild Again(ニアークティック系)
母母父 ハイペリオン系

3着 サンレイレーザー
父 ラスカルスズカ(リファール系)
父母父 ミスタープロスペクター系
母父 Cozzene(カロ系)
母母父 ターントゥ系

2012年 良
1着 トーセンレーヴ
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
父母父 リファール系
母父 Caerleon(ニジンスキー系)
母母父 ターントゥ系

2着 ダノンシャーク
父 ディープインパクト(サンデーサイレンス系)
父母父 リファール系
母父 Caerleon(ニジンスキー系)
母母父 ミルリーフ系

3着 マイネルスターリー
父 スターオブコジーン(カロ系)
父母父 ハイペリオン系
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
母母父 ニジンスキー系

2011年 良
1着 ダークシャドウ
父 ダンスインザダーク(サンデーサイレンス系)
父母父 ニジンスキー系
母父 Private Account(ダマスカス系)
母母父 ダンジグ系

2着 エーブチェアマン
父 キングカメハメハ(ミスタープロスペクター系)
父母父 ノーザンダンサー系
母父 サンデーサイレンス(サンデーサイレンス系)
母母父 ノーザンテースト系

3着 セイクリッドバレー
父 タニノギムレット(ロベルト系)
父母父 カロ系
母父 フジキセキ(サンデーサイレンス系)
母母父 ノーザンテースト系

過去4年の傾向をみても芝の中距離重賞ということもあり、父サンデーサイレンス系が7回馬券圏内にきている(他にサンデーサイレンスと同じロイヤルチャージャーを含む系統のロベルト系も1頭いる)。

配合としては父サンデーサイレンス系×母父ニアークティックを含んだ系統が4回(クラレント、ジャスタウェイ、トーセンレーヴ、ダノンシャーク)、父サンデーサイレンス系×母父ダマスカス系が2回(ダークシャドウが2回)、父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系が1回(ディサイファ)馬券圏内に絡んでいる。これらの3つの配合には注意したい。

★父サンデーサイレンス系×母父ニアークティックを含んだ系統
エイシンヒカリ(サンデーサイレンス系×ストームバード系)
サトノアラジン(サンデーサイレンス系×ストームバード系)
ダノンジェラート(サンデーサイレンス系×ヌレイエフ系)
ヒラボクディープ(サンデーサイレンス系×ストームバード系)
マイネルホウオウ(サンデーサイレンス系×ヴァイスリージェント系)

★父サンデーサイレンス系×母父ダマスカス系
該当馬なし

★父サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系
ゲシュタルト
ディサイファ

【次のページヘ】父サンデー系と相性の良い父母父・母母父って?

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モーリスが絶対王者になる理由とは?四重苦を跳ね除けた安田記念馬の未来予想図

(C)masakin0712

不安説を一蹴する王道の競馬で新マイル王の座についた。

6月7日に行われた安田記念(GI/東京芝1600m)で1番人気に支持されたモーリス(牡4)は、追いすがるヴァンセンヌを振り切り、GI初制覇を達成した。

このGI制覇、新たな時代の幕開けになるかもしれない。というのも、安田記念におけるモーリスは数々の不安要素を抱えていた。決して弱くない追い風の中でGIを勝ち切ってみせたのだから、相当力が抜けていたと判断できる。

なぜ、そこまでモーリスを評価できるのか。その理由に迫っていこう。

四重苦を跳ね除けた圧倒的な力

レース前、モーリスが明確な不安要素を抱えていることは記事で触れていた。

●詳細→圧勝か惨敗か?モーリスという馬が安田記念で危険視される4つのワケ

・血統
・斤量
・出遅れグセ
・騎手

まずは血統面だ。スクリーンヒーロー産駒は東京の芝コースでわずか1勝しか挙げていなかった。

(1−5−7−41)
勝率2%
複勝率24%
単勝回収値6
複勝回収値217
※2015年5月末時点

モーリスが勝ってやっと2勝目を挙げたことになる。安田記念は消耗戦になりやすいため、父非サンデー系に向いているという側面はある。実際、今年も消耗戦になったことはモーリスにとって好都合だった。

もっとも、産駒全体の傾向として決して向いた舞台ではなかったわけだから、力がなければ勝ち切ることは不可能だった。

また、斤量の問題も見事にクリアしてみせた。前走55キロから一気に3キロ増えて58キロというのは、大きな試練だった。事実、過去10年の安田記念で斤量がプラス2キロ以上だった馬の成績は(0−0−3−21)。並大抵の実力では乗り越えられないハードルだったといえる。

さらにレースを振り返ると、懸念されていたスタートに成功し、東京マイルの成績が芳しくない川田将雅騎手が素晴らしい騎乗を披露した。モーリスがしっかりとスタートを切って4コーナーで3番手につける展開を想像した方は少なかったのではないだろうか。

以上のように“4つの逆風”をもろともせずに勝ち切った姿は“新マイル王”にふさわしかった。

【次のページヘ】“怪物”の将来性と今後の課題とは?

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HBAトレーニングセールに潜入!カジノドライヴやワークフォースら新種牡馬で好評なのは?


【鈴木一郎のトレーニングセール潜入記】

少し前の話になりますが、北海道の札幌競馬場へトレーニングセールに参加してきました。そこから、今年の期待種牡馬や産駒を紹介します。

アサクサキングス(父ホワイトマズル)
ヴィクトワールピサ(父ネオユニヴァース)
カジノドライヴ(Mineshaft)
キャプテントゥーレ(父アグネスタキオン)
ダノンシャンティ(父フジキセキ)
ナカヤマフェスタ(父ステイゴールド)
ビービーガルダン(父チーフベアハート)
ベーカバド(父Cape Cross)
ワークフォース(父キングズベスト)

以上が新種牡馬で今年セールに上場されていたリストです。

中でも人気はワークフォース。前評判ではスピードが足らない印象が強かったのですが、調教していくにつれ意外なほど瞬発力があり、トレセンでも

「今年はワークフォースが良いぞ!」

と評判が上がるほど良い産駒が出ているようです。

セールでも3頭中全頭が売れ、その内2頭が1800万、3050万というセール上位の値段で購買されました。

確かに、下見では非常に好馬体で体の柔らかみがありましたし、公開調教でも破格時計を出していましたから妥当な結果だと思われます。

他気になったのがカジノドライブ。ダート馬らしいカチッとした体格の子が多く、3/2が売れていました。

大体この時期のこのセールは、成長早めでダートの短距離馬が抜けて見えますから売れるのは当然ですね。デビュー後活躍するかどうかはわからないですが。

新種牡馬以外では、スウェプトオーヴァーボードの評価が高く…ってこれも早熟ダート短距離じゃないですか!?

と言うことで将来性を見据えた上での期待は、アドマイヤオーラ産駒でした。(王道種牡馬は外しています)

アドマイヤオーラ産駒は、今年残念ながら本馬は亡くなりましたが、産駒が異常な勝ち上がり率!肌馬の質が良くない中45%以上が勝ち上がっているのは尋常ではないです!と言うことで今年の期待度No.1はこの馬。

シルクシャープネス2013

こちらは今年3歳ダートでブレイク中のクロスクリーガーと4/3同配合。シルクシャープネス自身も3勝を上げてていて、初子は地方ながらも6勝と活躍しています。

公開調教での時計こそそこそこでしたが、動きも悪く無く、バランスも整っていました。落札額は1160万で、これはかなり期待です!

と言うことで、トレーニングセールから見た今年期待の産駒は……

アドマイヤオーラ
ワークフォース

の産駒でした。

【文】=鈴木一郎
乗馬や牧場での調教経験などから、馬主側または管理側からの目線で馬を考察。現在は馬主側の立場として活動している

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