安田記念2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬
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2021年6月6日、東京競馬場で安田記念(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるグランアレグリア、インディチャンプ、サリオス、ケイデンスコール、シュネルマイスターらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


安田記念の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は3勝、2着は2回、3着も2回。アーモンドアイやモーリスが敗れるのが安田記念、意外な鬼門があるものだ。

伏兵馬の一発も大きく人気サイドで決まるケースはそこまでない。去年のグランアレグリアはアーモンドアイを倒したが、さて今年はどうか。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走トライアル組の取捨選択

前走京王杯SC組(2- 3- 1-30)
勝率 5.6% │ 複勝率 16.7%

前走マイラーズC組(1- 0- 6-32)
勝率 2.6% │ 複勝率 17.9%

トライアル組の成績としてはあまりにも寂しく、トライアルとして機能しているとは少々思いにくい。取捨選択がとても大事になってくる。

傾向を見ると、京王杯組は5番人気以内もしくは掲示板まで、加えてコンマ5秒負けまで。マイラーズカップ組は3番人気以内もしくは3着以内、加えてコンマ6秒負けまで。

これをクリアするのはケイデンスコールとラウダシオンのトライアル勝ち馬のみ。もしトライアル組を買うのであればこの2頭を買うのがいいだろう。

予想参考データ② 前走GⅠ組の取捨選択

高松宮記念、ヴィクトリアマイル、大阪杯と前走GⅠだった馬が退去として参戦し、中には前走海外だった馬も含まれる。その傾向はどうなっているのか。

高松宮記念に関しては2番人気以内かつ2着以内、ヴィクトリアマイルは3番人気以内で掲示板まで、そしてコンマ4秒の負けまで。大阪杯やNHKマイルカップはサンプルが少ないが、大阪杯は1番人気1着、NHKマイルカップは3着以内。面白いことにここ5年は前走1着馬が優勝できていない。2人気以内か2着以内か、これが条件となるか。

グランアレグリアはヴィクトリアマイルを勝っているが、中2週の参戦はアーモンドアイですら克服できなかった。インディチャンプは微妙に足りず、サリオスは大敗、シュネルマイスターも面白いが、使い詰めの影響は否定できない。どの馬にも不安要素が見え隠れする。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

グランアレグリアの前走はヴィクトリアマイルだった。クリスティが逃げ、スマイルカナが追走し、ペースは速くなる一方。さすがにこれでは前の馬は厳しい。中団待機のグランアレグリアには最高の流れだったと言える。そして次元の違う脚を出されたらどうしようもなかった。しかし、ヴィクトリアマイルで圧勝したアーモンドアイは負けており、2年連続2着のアエロリットはヴィクトリアマイルで掲示板までだった馬。ヴィクトリアマイルでのあの勝ち方で過信するのは危険である。

インディチャンプの前走は高松宮記念だった。重馬場だったが、モズスーパーフレアはお構いなしに逃げる。馬場的にハイペースに見えたが、意外と残りそうな中で、実力馬3頭が末脚を発揮する。インディチャンプは初の1200だったが、十分実力を見せた。2年前の覇者で時計も持っているが、叩き2戦目から勝負の馬。休み明けでいきなりは走りにくく、そこがどうか。

サリオスの前走は大阪杯だった。レイパパレの逃げが圧巻だったが、その後ろにサリオスはいた。重馬場適性によるものに思えるし、実力不足で負けたと断じるのは酷だと思うが、稍重の毎日王冠を楽勝しており、重馬場適性が全くなかったとも言い難い。いまだに序列不透明な4歳馬、そこまで信用していいのか。

ケイデンスコールの前走はマイラーズカップだった。岩田康誠騎手が藤懸騎手への恫喝をきっかけに騎乗停止となり、不安視されたが、鞍上が変わってもなんら問題はなかった。岩田騎手の力量だけとは言い切れないまでにケイデンスコールが成長したと言える。タイムも阪神開催を思えば十分だろう。問題は初めての58キロ。

シュネルマイスターの前走はNHKマイルカップだった。バスラットレオンの落馬、ピクシーナイトの暴走に近い逃げなど想定とは程遠い流れの中で、中団待機のシュネルマイスターが、ソングラインをわずかに退けた。皐月賞をパスした甲斐があったと言える。しかし、安田記念が大目標だったとは思えない。大事に使ってきた中で、ここに来て間隔を詰めてきた。それがどのように影響するか。54キロは魅力でも、馬の疲労がどうか。

2021年の危険な人気馬は?

サリオスは人気になる見込みだが、前走の大阪杯が少し力が足りないように思えた。競馬も安定せず、意外と速い時計がない。1分31秒台の決着に対応できるかは疑問だ。安田記念の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、シュネルマイスターは3つ目の消しデータに合致している。勝っても何ら不思議ではないのだが、すべては間隔を詰めたのがどう出るか。

反対にインディチャンプは危険なデータに一つも当てはまらない。どの距離を走らせても堅実であると同時に、2年前の春秋マイル制覇の実績がある。去年のマイルチャンピオンシップもグランアレグリアにコンマ1秒負けと、ちょっとの差で逆転可能である。面白いのはラウダシオンだ。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、インディチャンプと言えそうだ。

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