ワークフォースを侮るな!過去の欧州系種牡馬との違いと配合から見る注目産駒とは?

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先週日曜日(12日)の函館5Rメイクデビュー函館でグローリーミストがデビュー勝ちを飾った。これは新種牡馬ワークフォースの記念すべき初勝利となった。

近年、欧州から輸入された種牡馬にはチチカステナンゴやハービンジャーなどがいるが、社台・ノーザン系の優秀な繁殖牝馬に種付けされながら、期待通りの成績を残したとはいえないだろう。同じようにワークフォースも欧州の「重々しい血統」で日本に合わないのではないかと思っている方もいるかもしれない。

そこで今回はワークフォースが日本で成功する可能性と、POGでも期待できる馬を3頭ピックアップしてみた。

基本的には小回りが合う

ワークフォースは2010年の英ダービーと凱旋門賞を勝った近年屈指の名馬で、凱旋門賞でのナカヤマフェスタとの一騎打ちは記憶に新しい。ワークフォースの父は日本のトップサイアー、キングカメハメハと同じキングマンボ産駒のキングズベスト。2011年のダービー馬エイシンフラッシュの父として知られている。キングズベストは牝馬ながら凱旋門賞を制し、母としてもガリレオやシーザスターズを産んだ名牝アーバンシーの半弟にあたる超の付く良血馬だ。

ワークフォースが属するミスタープロスペクター系は日本適性が高く、キングカメハメハ以外にもエンドスウィープ産駒のアドマイヤムーンやスイープトウショウなど、GI馬が多く出ている系統だ。

ワークフォースはヌレイエフ(父ノーザンダンサー、母スペシャル)≒サドラーズウェルズ(父ノーザンダンサー、母母スペシャル)4×2という3/4同血クロスを持っていて、母のスペシャルはその父フォルリ譲りのパワーや機動力を武器にする馬なのでワークフォースもこの2頭のパワーが前面に出ている。

だから産駒も基本的には小回り向きに出るだろう。夏の北海道開催はハービンジャーと同様に期待したい。また、母系にあるアレッジドの底力や、ワイルドリスクのスタミナも受け継いでいるからこそ欧州の大舞台で活躍することが出来たのだろう。

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この記事を書いた人

新潟県生まれ。中学2年で競馬に出会い、高校時代から競馬場へ通い始める。大学で競馬サークルを立ち上げ、大学の垣根を超えた競馬団体『うまカレ』にも所属。主に若い世代へ向けて「ギャンブルだけでない競馬の面白さ」を伝える活動を行っている。

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