東スポ杯2歳S2017の予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2017年11月18日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳ステークス(東スポ杯2歳S│GIII/芝1800m)が行われる。

ワグネリアン、ルーカス、シャルルマーニュ、コスモイグナーツらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
2バトルプランタニノギムレット
4ハーツクライUnbridled's Song
1ディープインパクトSadler's Wells
4ダノンシャンティAlzao
2ディープインパクトStorm Cat
6ジャングルポケットダンスインザダーク
4MarjuRossini
1ディープインパクトフレンチデピュティ
9ディープインパクトExchange Rate
2フジキセキCozzene
4デュランダルティンバーカントリー
5キングカメハメハスペシャルウィーク
1キングカメハメハサンデーサイレンス
3Smart StrikeSilver Hawk
7ウォーエンブレムサンデーサイレンス
1ディープインパクトLoup Sauvage
10シンボリクリスエスサンデーサイレンス
12ダンスインザダークトニービン
1フジキセキエリシオ
3ハーツクライCozzene
7ステイゴールドメジロマックイーン
1キングカメハメハサンデーサイレンス
3ネオユニヴァーストニービン
9ニューイングランドヘクタープロテクター
9ステイゴールドタイトスポット
1Smart StrikeFrench Deputy
4シンボリクリスエスCrafty Prospector
9トワイニングサンデーサイレンス
3タニノギムレットサンデーサイレンス
5タニノギムレットサンデーサイレンス

解説・分析:注目血統は?

出世レースと言われる東スポ杯2歳Sだが、いわゆるベタなクラシック血統より非クラシック血統の台頭が目立つ。

昨年はバトルプラン産駒のブレスジャーニーが勝利し、その前にしてもダノンシャンティ、マルジューの産駒が勝っている。彼らの産駒はいずれも日本のクラシックでは未勝利。他にもデュランダル、スマートストライク、ウォーエンブレムなど、リーディング上位ではない種牡馬の産駒が活躍している。

ディープインパクト産駒も出てきているが、ディープブリランテ以外は期待を裏切っているのだから面白い傾向といえるだろう。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数
ディープインパクト9- 7- 17-113/146
ハーツクライ6- 10- 5- 70/ 91
ダイワメジャー3- 1- 1- 39/ 44
ハービンジャー2- 2- 4- 41/ 49
スクリーンヒーロー0- 1- 0- 8/ 9
ヴィクトワールピサ0- 0- 3- 9/ 12
エイシンフラッシュ0- 0- 0- 2/ 2
種牡馬勝率複勝率単回値複回値
ディープインパクト6.2%22.6%5679
ハーツクライ6.6%23.1%4758
ダイワメジャー6.8%11.4%4926
ハービンジャー4.1%16.3%2463
スクリーンヒーロー0.0%11.1%021
ヴィクトワールピサ0.0%25.0%0102
エイシンフラッシュ0.0%0.0%00

集計期間:2013. 1.27 ~ 2017.11.12

※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

解説・分析:注目血統は?

サンプル数は少ないが、ヴィクトワールピサ産駒が高い回収率を誇る。他には特筆すべき成績を残している馬はいない。

ディープインパクトやハーツクライは好走率こそ高いが、回収率は並。ダイワメジャー産駒に至っては複勝率わずか11%と低調だ。

人気のクラシック血統は抑えつつ、クラシックに馴染みのない血統を攻めていくのが東スポ杯2歳Sのセオリーといえるだろう。

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