東海S2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

1月20日、中京競馬場で東海S(GⅡ/ダ1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはインティ、チュウワウィザード、アンジュデジール、スマハマ、クインズサターンらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、本レースにおける検討は距離が1800mに短縮された2013年以降の過去6年のデータを対象とする。


目次

東海Sの配当傾向

過去6年を見ると、三連単の高額配当は2017年の465,440円が最高であり、その他にも万馬券が4回出ている。万馬券に届かなかった2016年も8,200円と比較的荒れる傾向にある。

単勝オッズは昨年のテイエムジンソクに代表されるように1, 2倍台の本命が優勝することが多く、人気馬に逆らわないのが基本と言えよう。1番人気以外では4番人気のみが優勝しており、今年も人気馬の優勝が期待される。

その一方で馬連は2014年(680円)と2016年(1290円)を除くと4,260円〜12,560と高配当が続いており、対抗馬に穴馬を選定することが必須であると言える。実際にここ2年は2桁人気馬が2着に入っており、2桁人気といえど今年も侮れないだろう。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① GⅠ出走歴のある馬に注目

昨年のコスモカナディアンに代表されるように近走が不振で人気を落としているが、それ以前にGⅠ好走歴があった馬や近走がGⅠで凡走した馬が本レースにて激走するケースが多い。

2018年 コスモカナディアン(13人気:2017年川崎記念 2着)/ モルトベーネ(6人気:2017年チャンピオンズカップ 13着)
2015年 グランドシチー(9人気:2014年フェブラリーS 11着、2013年ジャパンCダート 6着)
2013年 ナムラタイタン(8人気:2012年東京大賞典 4着、2012年ジャパンCダート 7着)

今年もGⅠ出走経験のある馬が多数出走予定であり、その中からピックアップしたい。

予想参考データ② 好走騎手に注目

これまでの穴馬に騎乗した騎手に注目すると幸騎手(メイショウウタゲ)、松山騎手(マイネルバイカ)、太宰騎手(アスカノロマン)など同条件での成績が良い騎手が挙げられる。人気馬であるが昨年テイエムジンソクで優勝した古川騎手も成績は良い

幸騎手 ( 10- 8- 9-109)
勝率 7.4% │ 複勝率 19.9%

松山騎手 ( 9- 14- 22-135)
勝率 5.0% │ 複勝率 25.0%

太宰騎手 ( 10- 3- 4- 96)
勝率 8.8% │ 複勝率 15.0%

古川騎手 ( 10- 11- 6-55)
勝率 12.2% │ 複勝率 32.9%

現時点の想定でいくと、藤岡(康)騎手・福永騎手・丸山騎手も上記騎手に引けを取らない成績を残しており注目したい。

藤岡(康)騎手 ( 18- 14- 9- 98)
勝率 12.9% │ 複勝率 29.5%

福永騎手 ( 14- 8- 7- 40)
勝率 20.3% │ 複勝率 42.0%

丸山騎手 ( 8- 5- 6- 86)
勝率 7.6% │ 複勝率 18.1%

予想参考データ③ 高齢馬にも注目

同レースも明け4歳馬が多く出走して世代交代となるか注目されるが、穴馬に関しては5・6歳を中心に7・8歳馬の激走もある。逆に4歳馬の人気薄は好走歴がなく軽視して良いだろう。

2018年 コスモカナディアン(5歳:13人気)/ モルトベーネ(6歳:6人気)
2017年 モルトベーネ(5歳:12人気)/ メイショウウタゲ(6歳:10人気)
2015年 グランドシチー(8歳:9人気)
2014年 マイネルバイカ(5歳:8人気)
2013年 ナムラタイタン(7歳:8人気)

5・6歳を中心に7・8歳馬まで穴馬候補を探すのが良いだろう。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはグレンツェント、サルサディオーネ、ミツバだ。

グレンツェントは2走前が川崎記念でケイティブレイブの4着、休養明けの武蔵野Sは9着に終わっているが2017年の同レース勝ち馬でもあり、ここで久々の馬券圏内の活躍を期待したい。

サルサディオーネはJBCレディスクラシックは惨敗したが、前走の交流重賞では2着に入っておりここでは上位争いが期待できそうだ。丸山騎手の同コースでの実績も後押しとなる。

ミツバは今年で7歳だが、過去の傾向からは今回も好走してもおかしくはない。豊富なキャリア・コース相性の良い福永騎手・GⅠで揉まれた経験がここでも活きると期待したい。

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