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2019年1月20日、中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(GⅡ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるフィエールマン、ジェネラーレウーノ、ダンビュライト、サクラアンプルール、シャケトラらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とする。


AJCCの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気が勝ったのは2回、2着2回で3着0回となっており、信頼度はあまり高いとは言えない。

ただ、2番人気の信頼度が高く、3番人気や4番人気もそれなりなので、人気は人気で信用しつつ、危険な人気馬は存在するということを頭に入れておきたい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 長く使える末脚がベスト!

最後の末脚が非常に重要なデータがあるのでご紹介したい。

上がり3F 1位 ( 4- 2- 2-5)
勝率 30.8% │ 複勝率 61.5%

この数字を見ると、最後の上がりだけで勝負になりそうだと思うかもしれない。しかし、別の数字を見ると、おや?と思うはずだ。

脚質・後方 ( 0- 0- 0-36)
勝率 0.0% │ 複勝率 0.0%

4コーナーの時点で10番手にいた馬が3着以内に入ったケースはこの10年でただの1頭もいない。3コーナーまでに10番手以下にいた馬はいるが、いずれも位置を上げている。

つまり、3ハロンで長く使える脚を持つ馬が狙いとなる。最後の310メートルの直線で差し切ろうなんて考えは通用しないだろう。

予想参考データ② 中山巧者はまるで印籠のようなもの

前走中山競馬場 ( 6- 5- 6-61)
勝率 7.7% │ 複勝率 21.8%

前走が中山だった馬は過去10年で6勝しており、無視できない。内訳は有馬記念が4勝、中山金杯とステイヤーズステークスがそれぞれ1勝だ。ディセンバーステークス組も未勝利ではあるが、着をよく拾う。

有馬記念組は基本的には買いでいいが、有馬記念で惨敗したような馬もここではよく来る。ネヴァブションやシャドウゲイトがそうだが、過去に中山の重賞で好走した馬は不問でいい。

予想参考データ③ 前走は出来れば1秒以内で

前走からの巻き返しが起こりやすいレースではあるが、1秒以上の負けでひっくり返せたのは中山で勝ち負けを経験した馬が目立つ。

それ以外だと前走1秒以内の負けにとどめておきたい。GⅠ以外の重賞ではコンマ6秒以内、オープン特別では前走勝利が望ましく、最低でもコンマ2秒以内がいい。

有馬記念組が幅を利かせるということは、別路線組はそれなりの成績が求められる。格の低い重賞で惨敗してここで巻き返そうなんてそんなに甘くはない。

2019年の危険な人気馬は?

ダンビュライトは去年の勝ち馬なので人気に支持される見込みだが、前走はGⅢでコンマ7秒負けで、行きっぷりが去年より悪い。差し届かない可能性が高い。AJCCの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、シャケトラは1年1か月の休み明けがどうか。日経賞を勝つなど中山実績はあるが、さすがに1年以上の休みでは割り引かざるを得ない。あとは行きっぷりがどうか。戸崎圭太騎手がテン乗りでどこまでやれるかも未知数だ。

一方、サクラアンプルールは危険なデータに一つも当てはまらなかった。冬の中山や洋芝など重い馬場に強いことや久しぶりに蛯名正義騎手に戻るので、積極的なレースが期待できる。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、サクラアンプルールと言えそうだ。

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