ステイヤーズS2017の予想データ分析…前走距離やレース・人気から浮上する激走馬は?


(C)Ko-Mei

2017年12月2日、中山競馬場でスポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ/芝3600m)が行われる。

冬の中山開催初日の風物詩ともいえるステイヤーズステークス。年間およそ3400レースが開催されている中央競馬の中でも平地だけで3600m、コーナーを8回も回るレースは、このレースのみという名物レースだ。

今年は最終登録の段階でアルバート、フェイムゲーム、プレストウィック、シルクドリーマーら10頭と例年と比べて少頭数が出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか? アルバートが3連覇を果たすのか? それとも台頭する可能性を秘めた伏兵はいるのか?

枠順別や脚質、年齢別の成績には比較的傾向がなく、特に年齢では2012年に当時10歳のトウカイトリックが制するなど高齢馬でも十分活躍できている。

そのような傾向が出にくい中でも、今回は、前走距離と前走レース・人気から導き出される激走馬候補を探っていく。


前走距離

11月に東京競馬場芝2500mで行われたGⅡアルゼンチン共和国杯をステップとして挑む馬が元々多いレースだが、それ以外のレースを含めた前走距離の傾向はどうだろうか。

◆前走距離別集計(過去10年)
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前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率
——————————————————-
1600m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
1800m 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%
1900m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
2000m 0- 4- 3- 20/ 27 0.0% 14.8% 25.9%
2100m 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%
2200m 0- 0- 0- 9/ 9 0.0% 0.0% 0.0%
2400m 2- 3- 1- 16/ 22 9.1% 22.7% 27.3%
2500m 7- 2- 5- 48/ 62 11.3% 14.5% 22.6%
2600m 0- 0- 0- 8/ 8 0.0% 0.0% 0.0%
3000m 1- 1- 0- 5/ 7 14.3% 28.6% 28.6%
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勝利実績があるのが芝2400m・芝2500m・芝3000mのみと極端な傾向が出ている。

該当するのは前走が京都大賞典もしくはアルゼンチン共和国杯からの次の6頭。


アルバート    前走 芝2500m アルゼンチン共和国杯  GⅡ  4着
カムフィー    前走 芝2500m アルゼンチン共和国杯  GⅡ 13着
シホウ      前走 芝2500m アルゼンチン共和国杯  GⅡ  7着
フェイムゲーム  前走 芝2400m 京都大賞典       GⅡ 10着
プレストウィック 前走 芝2500m アルゼンチン共和国杯  GⅡ  9着
プロレタリアト  前走 芝2400m 京都大賞典       GⅡ 11着

京都大賞典組

京都大賞典からステイヤーズステークスに挑んだ馬は過去10年でわずかに5頭。

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着別度数 勝率 連対率 複勝率
————————————-
1- 1- 0- 3/ 5 20.0% 40.0% 40.0%
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2010年 フォゲッタブル  京都大賞典 6着→ステイヤーズステークス 5着
2011年 マイネルキッツ  京都大賞典 7着→ステイヤーズステークス 1着
2012年 グラスゴッド   京都大賞典 11着→ステイヤーズステークス 14着
2016年 タマモベストプレイ京都大賞典 10着→ステイヤーズステークス 5着
2016年 ファタモルガーナ 京都大賞典 9着→ステイヤーズステークス 2着

合計データのみを早見した段階では、好成績と思いがちだがそうではない。

馬券圏内にきた2頭の内、マイネルキッツは6歳時にはGⅠ天皇賞(春)を制した実績があり、ファタモルガーナは2014年2着・2015年7着とステイヤーズステークスに挑戦した経験があった。

該当する2頭のうちプロレタリアトは過去10年でオープン勝ちの実績すらなく、さらにこれまで馬券圏内に入ったことのない牝馬であることから穴馬候補からは除外される。

フェイムゲームはGⅠ勝利がなく、ステイヤーズステークスも初挑戦となるが、これまで重賞5勝のステイヤー。

京都大賞典組から狙うのであればフェイムゲームを抑えたいが上位人気に支持されそうである。

アルゼンチン共和国杯組

アルゼンチン共和国杯から挑んだ馬は過去10年で58頭と多頭数。


————————————-
着別度数 勝率 連対率 複勝率
————————————-
7- 2- 5-44/58 12.1% 15.5% 24.1%
————————————-

この中でさらに絞り込む条件として前走の人気順に着目した。

◆前走人気別集計(アルゼンチン共和国杯・過去10年)
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人気  着別度数 勝率 連対率 複勝率
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1~5人気  4- 2- 3-14/23 17.4% 26.1% 39.1%
6~10人気 3- 0- 1-13/17 17.6% 17.6% 23.5%
11~人気  0- 0- 1-17/18 0.0% 0.0% 5.6%
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アルゼンチン共和国杯で11番人気以下で馬券圏内に到達できたのは2011年のトウカイトリックのみだが、すでに2006年以降何度もステイヤーズステークスに挑戦した実績があった。

上記をもとに今回の該当馬4頭を確認してみる。

アルバート    前走  2番人気
カムフィー    前走 16番人気
シホウ      前走 12番人気
プレストウィック 前走  6番人気

4頭の中で、アルバートはこのレース2連覇中でおそらく断トツの1番人気に支持されるであろう。

カムフィーは2015年のこのレースで7番人気ながら2着にきており(2016年は8着)、近走2桁着順が続いていて人気を落としそうな今回が狙い目と言える。

シホウはここがオープン入りして3戦目、ステイヤーズステークス初挑戦ということや前走人気を元にすると穴馬候補からは除外される。

プレストウィックは昨年2016年のこのレースで7番人気4着となっていることもあるし、データからも候補になりそうだが、今回の比較的手薄な少頭数の中では上位人気に支持されてしまう可能性が十分にある。


まとめ

アルバート、フェイムゲーム、プレストウィックの人気順になりそうな今年のステイヤーズステークス。

過去のデータから本来はプレストウィックを激走馬として推奨したいが、先に触れた理由から今年はこの一頭が推奨できる。

カムフィー

今回の激走馬候補は1頭。馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


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