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2014年のダービー馬は世界に1頭だけ、唯一無二の存在——。

2017年11月28日、東京競馬場で行われたジャパンカップ(GI/芝 2400m)を最後にワンアンドオンリーの引退、種牡馬入りが発表された。2014年の日本ダービーを制した後は厳しいレースが続いたが、大きな怪我なくここまで出走できた同馬を讃える声が上がっている。


横山典弘騎手の“粋な図らない”

先のジャパンカップでは、日本ダービーでコンビを組んだ横山典弘騎手に導かれ、33戦のキャリアを締めくくるラストランを迎えた。他馬を尻目に2000mのポケットから10万人の観衆の前を通ってゲートへと向かった返し馬、日本ダービーのウイニングランと重ねたファンも少なくないのではないか。

これがラストランとは知らないはずの観衆も、割れんばかりの拍手でワンアンドオンリーにエールを送った。28日に同馬の引退と種牡馬入りが橋口師から発表されるたことで、あの行動の意味が改めて思い返される。彼らだけの特別な時間、何を話しながらゲートへと向かったのだろうか。

府中の2400mという舞台で一線級の強豪相手に懸命に走り切ったワンアンドオンリー、そして最後に粋な計らいを見せてくれた横山典騎手。

古馬となってからは勝ち星に恵まれなかったが、あのウイニングランで人々に与えた感動は永遠に消えることはない。そして彼の輝きは次の世代へと受け継がれる。

先日、日本ダービーでワンアンドオンリーと見事な叩き合いを見せたイスラボニータも同じく種牡馬入りを表明した。

名馬の引退は人々に時代の変遷を感じさせるものだ。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

ハーツクライ
ヴァーチュ
母の父タイキシャトル
母の母サンタムール
性別
馬齢6 歳
生年月日2011年2月23日
毛色黒鹿毛
馬主
(株)ノースヒルズ
調教師橋口慎介(栗東)
生産牧場
(株)ノースヒルズ
産地新冠町
馬名意味唯一無二の
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