スプリングS2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率7割超、回収率約150

2018年3月18日、中山競馬場でスプリングS(GⅡ/芝1800m)が行われる。ステルヴィオ、ルーカス、エポカドーロ、ゴーフォザサミット、ハッピーグリン、カフジバンガードらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 人気薄は消し!

近年、この時期の3歳限定重賞ではクラシック本番へ向けて、有力馬が前哨戦として調整に使うレースを以前よりも分散させる傾向が強まっているが、スプリングSでは単勝1番人気の複勝率が90%もあるなど上位人気が人気にこたえるレースとなっている。

人気着別度数
7-16人気0- 2- 1- 67/ 70
人気勝率複勝率単回値複回値
7-16人気0.0%6.5%044

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

過去10年の結果から見ると、直近4年では馬券圏内に入ってきた馬はおらず、2013年に単勝11番人気で3着に入ったマイネルホウオウが最後となっていて基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、6番人気以内を対象に集計

ポイント2 母父・ネイティブダンサー系・セントサイモン系は消し!

血統からポイントを探すと母父・ネイティブダンサー系・セントサイモン系の出走馬の成績が奮わない。

ネイティブダンサー系の代表種牡馬はキングカメハメハで、本来競馬場・距離問わず比較的成績を残す万能型ではあるもののスプリングSでは結果を残せていない。

なお、今年の出走予定馬に母父・セントサイモン系の馬はいない。

母父系統着別度数
上記1- 0- 1- 6/ 8
母父系統勝率複勝率単回値複回値
上記12.5%25.0%10041

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

ちなみに2016年に単勝4番人気で勝利したマウントロブソンと2015年に単勝2番人気で3着に入ったダノンプラチナが母父・ネイティブダンサー系で馬券圏内に入った馬となっている。

ポイント3 キャリア3~6戦以外は消し!

クラシック本番直前に行われるスプリングSでは、デビューからレース経験が浅い馬が活躍することは少なく、また、使われる続けた馬が活躍することもない。

キャリア着別度数
3~6戦以外1- 1- 0- 9/11
キャリア勝率複勝率単回値複回値
3~6戦以外9.1%18.2%11130

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

なお、2015年の勝馬キタサンブラックと2着馬リアルスティールが該当馬だが、どちらもデビューから2連勝での3戦目がスプリングSであったが、今年の顔ぶれを見ると該当馬はいない。

ポイント4 前走後方馬は消し!

脚質がまだまだ定まりきれない時期であるとは言え、前走で後方からの競馬を進めた馬はスプリングSで活躍できない傾向にある。

前走脚質着別度数
後方0- 0- 0- 7/ 7
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
後方0.0%0.0%00

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

昨年2017年に出走した単勝4番人気のモンドキャンノはスプリングSでは前よりの競馬に切り替えたものの10着と敗退している。

ポイント5 前走4着以下は消し!

勝ち抜き戦の様相が強い3歳クラシック戦線において前走も馬券圏内に入ってクラシック街道の先頭集団を形成しようとしている馬がスプリングSでは結果を残せており、前走4着以下に敗れた馬の成績は伴ってこない。

前走着順着別度数
4着以下0- 0- 1- 8/ 9
前走着順勝率複勝率単回値複回値
4着以下0.0%11.1%048

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

昨年2017年の3着馬プラチナヴォイスが前走GⅢ・きさらぎ賞4着から食い込んできた唯一の該当馬となっている。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
8- 6- 6- 8/28
勝率複勝率単回値複回値
28.6%71.4%170127

集計期間:2007. 3.18 ~ 2017. 3.19

なんと、好走率は7割超、回収率も約150%を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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